エアアジア(AirAsia)情報館

エアアジア(AirAsia)情報館

利用メリット&デメリット

写真エアアジアはじめ、格安航空会社(LCC)が各国で勢いを伸ばしている。日本への乗り入れも2007年から始まり、2010年には春秋航空・エアアジアXの定期便就航とその激安航空券キャンペーンがテレビ等でも取り上げられ、注目を集めた。



日系の航空会社も、子会社設立によってこの市場に参入してゆく計画を発表しており、国内も海外も、飛行機が手軽に利用できる交通手段になる日は遠くなさそうだ。

「でも安すぎるのはちょっと心配・・・」

と思う方も多いと思うので、利用メリット・デメリットについて個人的感想をまとめてみたい。

§こちらも是非ご覧ください→「エアアジア利用体験(35)エアアジアに満足した5つの理由


利用メリット

1.価格が安い

やはりこれが一番。
キャンペーン価格ではない正規料金でも、例えばマレーシアのクアラルンプールまで片道17,000円などで購入できる。国内線並みだ。日によって大きく異なり、3万円以上の日も結構あるが、旅行代理店の格安航空券と比べても安く購入できるケースは結構ある。

またネット直販で「料金が一律・明瞭」というのも嬉しい。
公式サイトでフライト日と行き先を指定すれば、すぐに空き状況も料金もわかる。空港使用料なども加算された合計金額で非常にわかりやすい。

これが旅行代理店で買おうとすると、同じ航空会社の同じ便でも買う場所によって価格は異なるし、そもそも格安航空券だとどのどの航空会社の何時発のフライトだか教えてもらえないというケースや、価格は乗っているが実は買おうとすると在庫はなかったなどあり、「わかりにくい」「手間がかかる」のが実情だ。


2.便を指定して購入可能

羽田発は週3便・深夜発だが、もしクアラルンプールから乗り継いで他の国・都市に行く場合にも、自分で乗り継ぎ便の便を指定して購入することができる。複数都市を周遊する場合にも、好きなように出発時間決めてスケジューリングできるので、短期間の旅行の際など特に助かる。

もちろん他の一般の航空会社でも、ネット直販などで買えば同じことだが、実際には、旅行代理店が販売しているいわゆる「格安航空券」の何倍もの価格の正規料金のチケットを買う人は少ないだろう。

そういう点で、ネット直販で価格も一律の格安航空会社ならではの「買い勝手の良さ」がある気がする。


3.コスト削減で無駄なサービスが減る

エアアジアでは機内食が有料になっている。これが実際に体験してみると意外に快適。というのも、深夜便で寝ていたいのに、変な時間に朝食がでてくるため起きざるを得なくなるということがない。そして事前注文もしくは機内のメニューを見て、食べたいものを自由にチョイス&注文できる。これは嬉しい。

パスタにチキンなどのボリュームある機内食の他、サンドイッチやカップ麺まであるので、お腹の空き具合に応じて食べられるのもいいだろう。

枕や毛布の無料貸し出しサービスもないが、逆に自分で自分に最適なものを持参すればいいだけ。不要なサービスの分まで一律で料金が加算されるより、そのほうがずっとフェアだろう。

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利用デメリット

1.キャンセルができない

一度購入してしまうと、キャンセルがきかない。実際自分も旅程変更があり、行きのチケットを捨てることになった。ただ公式サイトに特に明記はされていないが、個別に問い合わせたところ、日程変更には応じてくれると返事がきた(これも常に対応してくれるかどうかは不明)。

キャンセル・日程変更などの可能性がある場合には、このことも慎重に考慮したほうがいい。


2.座席間が狭い/有料もしくはない機内サービスがある

よく「座席が狭いのでは」という話があがっているが、自分が登場したエアアジア機は、割と他のアジア系航空会社でもこのくらいの座席幅かな?という程度で、それほど気にはならなかった。ただやはり日系の航空会社などに比べて狭いのは確かなので、背の高い人などは、長時間座っているとつらいと思う。

一般的な航空会社ではついてくる、「無料の機内食」「無料の枕・毛布貸し出し」「映画/音楽」などがなく、機内食も快適キット(ネックピローや毛布など)も有料となっている。片道5時間以上になると結構暇してしまうので、本やDVDプレーヤーなど何か時間つぶしできるものを自分で持っていかないといけない。

機内食が有料な点については、それほど高くもなく、逆にいろいろ選べるのでむしろメリットかなと思う(通常の航空会社でも、決して無料なのではなく、選択の自由なく最初から料金に含まれているだけの話)

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3.飛行機大丈夫?という不安

格安航空会社では、コストを抑えるために中古の機体を利用している。飛行機自体は、日常&定期的な整備がしっかりなされていれば、かなり長期にわたって飛ばせるものだと聞くが、素人的にはやはり「コスト抑えている会社だし、整備とか他の一般的な航空会社より手抜きになっていたりしないのかなあ」と不安になるものだ。

実際には、一般の航空会社でも人為的ミスによる事故を多発させたりしているし、特に格安航空会社だから落ちる率が高いというようなデータはないようだし、自分が乗る便が事故にあう確率なんて確認しようもないのだが、誰かと旅行に行く際、相手に「私は不安だからLCCは嫌」と拒否られることもあるだろう。

不安抱えて飛行機に乗るのは実際本当にしんどいと思うので、そういう場合には絶対にごり押しせず、ちゃんと同行者全員が納得・安心する航空券を買うべきだと思う。

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この記事内容は、作成時点の情報をもとにしています。料金やシステムが変更されている可能性もありますので、最新・正確な情報はかならず公式サイトにてご確認ください。


作成 2011年2月 9日 14:12  | 情報収集&計画
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