多良間島のヤギ<その1>

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多良間島は「牛の島」と聞いていた。
牛の数は島民の数よりはるかに多く、セリが行われるときには宮古島と多良間島間を結ぶフェリーの運行スケジュールも変更になるほどだ。

そして確かに空港から集落に行く途中でも多くの牛を見かける。

ところがなんということか、帰宅途中の飛行機内で写真整理していて驚いたのだが、自分、あろうことか牛の写真を一枚も撮っていなかった!!!

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そのかわり、ヤギ写真は何枚もあった。

じっと立ちすくみ、ミステリアスな眼差しでこちらを見据えるヤギたち。

警戒しているのか、餌がほしいのか、特に意味はないのか。

普段ヤギなんて見ていないせいもあるが、全くわからない。
見つめられて人間側がこんなにも当惑を覚えるのも珍しい気がする。

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自転車で走っていたら、道の真中にヤギがうずくまっていることも。
近づいても動かないので足を怪我したのかな?と思い、ぐるっと一周して見てみたが怪我かどうかの確認はできなかった。

おそらく野生化したヤギではなく、近隣で紐でつながれたヤギの子どもなのだろう。近くに家もなかったので放置してきてしまったが、夜、車にひかれてないといいなあ。

ちなみに場所によっては野生化&増殖しているヤギもいるそう。

夜の懇親会では、「ヤギとりにいくぞ」と言われ、船ですぐ北側にある水納島にわたった人の話を聞いた。疾走するヤギを次々追い込んでは両腕でがしっと抱えこんで捕獲する強者すぎる多良間島民の武勇伝だ。

ヤギは野生化すると害獣にもなる。
中国北部からモンゴルにかけての草原の砂漠化も放牧が大きな要因になっているのだが、島でも野生ヤギが増えすぎて、草や木の皮を食べ尽くしてしまう被害があるんだとか。

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島の南側、旧空港の近くにはかなり広大なヤギの放牧場があった。

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その中で目を引いたのが、岩の上にたつライオン・・・ならぬ一匹のヤギ。

見張り役なのだろうか。
それとも高いところが単純に好きなのだろうか。

ピンとたつ角にも威厳を感じる、そんなヤギだった。