<小型バイクでツーリング>九州一周沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>九州一周沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>九州一周沿岸ツーリング記

バイク歴2年半の初心者ライダー(♀46歳)が、赤いクロスカブ(110㏄)に乗って九州へ!総距離3,000キロ以上。2016年4月の大震災&豪雨で被害を受けた熊本・南阿蘇へも足を伸ばし、海岸線を時計回りにぐるり一周してきました。
はじめに目的&計画宿泊施設装備アクションカム関連サイト絶景スポット●ツーリング記録●映像
トップページツーリング記録

長崎市内〜原爆資料館・出島ワーフ・稲佐山の夜景

長崎半島の西に浮かぶ、通称「軍艦島」こと端島(はしま)。
海沿いの国道からは距離もありシルエットしか見えないが、そのシルエットは明らかに人工の建造物と思われる直線が多く、確かに海に浮かぶ軍艦のよう。

ここも、見学で訪れた三池炭鉱同様の海底炭坑で、島内の施設から坑道に降り、実際の坑道は海底下という過酷な状況だったようだ。第二次世界大戦がはじまった後は朝鮮半島から強制連行された朝鮮人・中国人が使役され、長い裁判になっていたところでもある。

細長い長崎半島の西岸を北上し、長崎港に近づいたところで突如現れた巨大な建物!と思いきや、これ実は船。

コスタ・アトランチカという総トン数85,000トンの巨大クルーズ船だ。

●Costa Atlantica Cruises, Atlantica Cruise, Atlantica Cruise Vacation

高さは20階建てビル相当。
バルコニー付きの部屋が660室。

バイクで走りながらちらっと見た時、完全に巨大なホテルと勘違いしたのも仕方がない。

長崎港の寄港カレンダーを見ると、月2回程度はきているようで、前港は済州島、次港は天津。どうも中国からの4泊5日クルーズのようだ。

●歌诗达邮轮官方网站

そして長崎市内に到着。
長崎駅の駅ビル商業施設内にある、洋服のお直し専門店で、熊本で購入したデニムの丈詰めを依頼し・・・

原爆資料館へ。

決して繰り返してはいけない歴史。

本当に言葉もでてこない。
原爆はその最たるものだが、人を殺し街を破壊する兵器が飽和状態と言ってもいいほどに存在する世界に私たちは今も生きている。日本自身も今、軍需大国への道を歩き始めている。

眼鏡橋。

港のお洒落な商業施設、長崎出島ワーフ。

長崎の中華街へも。

かなり塩分濃い目の長崎ちゃんぽん。

少々苦労したのが、長崎市内で数少ない被曝遺構のひとつ、山王神社への道。バイクで近づこうとすれど、どう向かっても階段で行き止まりになってしまう。やっと停められる場所を見つけ、そこから階段を下りて向かうことに。

半分が吹き飛ばされた状態のままたつ、山王神社の二の鳥居。
爆風に対し平行に立っていたため、倒されずに済んだのだという。
柱がないほうが爆心地側だ。

もう一本の足もすぐ近くに横たえて展示されていた。

被ばくしたクスノキも。

被爆当時の鳥居の写真が、山王神社の公式サイトに掲載されていた。

●山王神社(山王日吉神社/浦上皇大神宮)公式ウェブサイト

そしてこの日の宿はここ。
浦上天主堂から道を挟んで反対側にある、長崎カトリックセンター。巡礼で訪れる人以外に一般の観光客も泊まることができる。

空飛ぶ教皇ことヨハネ・パウロ二世も泊まられた場所だ。

ちなみにドミトリーこんな感じ。
ベッドはしっかりカーテンで閉め切ることができるので、人目は気にならない。
受付けのスタッフも本当に驚くほど感じよく、翌朝はコーヒーとクロワッサンまで無料でいただける。

執筆中の本の初稿チェックがなんとか終わり、データも送信できたので、ぎりぎりの時間になってしまったが、長崎の夜景を見にロープウェイで稲佐山へ。その夜景写真はまた後でアップする予定。