<小型バイクでツーリング>九州一周沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>九州一周沿岸ツーリング記

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バイク歴2年半の初心者ライダー(♀46歳)が、赤いクロスカブ(110㏄)に乗って九州へ!総距離3,000キロ以上。2016年4月の大震災&豪雨で被害を受けた熊本・南阿蘇へも足を伸ばし、海岸線を時計回りにぐるり一周してきました。
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平戸島ツーリング

鹿町を出発した後はしばし山の中を走る。最初に登場したのが平戸街道沿いにある道の駅「昆虫の里たびら」。

最近は道の駅の名前で、その土地の名物や特徴を知ることも多い。しかし昆虫?なぜ?

たびら昆虫自然園公式サイト|平戸市田平町

どうやらこの昆虫自然園があるからのようだ。

昆虫は小さく、隠れているものが多いので、解説員が常時開設案内しています。年間を通じて1時間程度のご案内で30〜60種類ほど観察できます。

公式サイトにはこうあるが、確かに動物園などと違い、「いると言われても」な感じだろうなあ。ただ動物園や水族館、植物園は何度も訪れているが、昆虫だけを見るために1時間じっくり歩いたことなんてない。行ってみたらかなり面白いのかもしれない。

平戸も教会の多い場所だ。これは田平天主堂。

周りに何もないところに突如現れる。駐車場から建物に向かって歩いていくと、事務所のような建物から男性が出てきて、中もどうぞお入りくださいと。

教会守という役職の信者さんだそう。

田平天主堂|教会を訪れる|長崎の教会群とキリスト教関連遺産

国の重要文化財となっているこの教会、レンガを積み上げた外観も素晴らしいが、中も荘厳だった。

そして平戸大橋をわたり、平戸島へ。最初に訪れたのが鄭成功児誕石。

中国人の母親と日本人の父親の間に生まれ、子供の頃に明へわたり、清と戦った東アジアの英雄の1人で、高校の世界史に登場する。

日本で生まれたことは知っていたが、平戸だったことは知らなかった(あるいは読んですぐ忘れていたか)。

なぜこんな場所で?と思ったけど、あとで調べたらたまたま満潮で海に沈んでいるだけで、干潮時には砂浜だそう。たまたま海辺にいた時に産気づき、ここで生まれたという言い伝えがあるそう。

鄭成功廟。

鄭成功は6歳の時に明へ渡ったそうなので、ギリギリ幼少期を過ごしたこの小さな集落の記憶は残っていたのではないだろうか。

今ものどかな、でも歴史の長さ感じさせる街だ。

鄭成功記念館も訪れた。

日本に残った母親はどうなったんだろうと思っていたところだったのだが、展示があった。1645年に息子、鄭成功の招きで中国に渡ったものの、その翌年、清の攻撃で城が陥落し、城内で自決していた。

呼び寄せたこと、どんなに後悔したことだろう。その後父親は清に服従するが、鄭成功は最後まで抵抗し、そして拠点を台湾に移している。母親を死なせたことも影響しているのかなと思った。

紐差教会。

大型トラックに道を阻まれ、山道に抜けたところこんな絶景に出会うなど。

平戸島西側の根獅子の浜。砂浜と海の色の美しさたるや!

絶景続きなので、調子に乗って生月島へも渡ってみた。

塩俵の断崖。

空腹に耐えかね、そのすぐ近くにあったカフェレストランに入ってみると、ミュージシャンのマスターが1人で切り盛りするお店。奥にはライブスペースもあった。

ニンニクがよく聞いたパスタも美味しい。

最北端にある大バエ灯台。こここらは壱岐島も見える。

平戸市内には観光スポットが多数。オランダ商館では・・・

初めて見たよ、朱印船の朱印状!!!

平戸の街並み。

再び平戸大橋を越えて本土に戻り、最西端の駅へ。

ここは鉄道博物館にもなっていて、鉄道のこと聞いたらなんでも回答戻ってきそうな雰囲気漂わせた駅員さんが、子供のために模型を走らせてくれていた。

この日泊まる宿を決めていなかったので、ここで波戸岬のキャンプ場に電話して予約。ただよくよく考えたら、すでにその時点で夕方4時を過ぎているのに、キャンプ場まで74キロもあった。

何か感覚麻痺していたのかもしれない。

そこから1時間40分、珍しく飛ばしまくり・・・

ギリギリ日没前にキャンプ場に着いた。暗くなったら設営はもちろん、そもそもどこにテント張っていいかすらわからなくなる可能性があるので。

オートキャンプ場エリアには数組人がいたものの、一般サイトはまたしても私だけ。でも目の前の海に太陽が沈むこの立地は最高だ。

テント設営後、バイクで近くの国民宿舎へ。ついでにレストランで夕食でもと思ったら宿泊者オンリーとのこと。コンビニも全く近くになかったしなあ。

やむなく国民宿舎の売店でお腹にたまりそうなお土産とお菓子を。こんなテント晩酌もたまにはいいかな。これが今回最後のテント泊になるしね。

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