東海道沿岸ツーリングの宿泊先
過去4回の沿岸ツーリングの中で、今回ほど宿泊先探しが容易だったことはありません。初回は東日本大震災で津波被害を受けたエリアが大半を占めたため、営業しているホテル・旅館は限られ、キャンプ場はほぼなく、主要都市のビジネスホテルは復興関連事業で満室状態でした。北海道・九州は8月の夏休みシーズンだったため直前では予約とれないことも多く、キャンプ泊の回数もかなり増えました。
今回は8月末スタートだったこと、東海道沿いは宿も多く、半島も都市部からの海水浴客や釣り客向けの宿泊施設がたくさんあり、当日の予約でも全く問題はありませんでした。
宿候補は出発前にある程度リストアップ
一応、出発前のルート検討の際に、手頃な宿も探し、Googleマップ上で「保存」しておきました。今回は特に旅行ガイドなども買わなかったので、楽天トラベルやGoogleマップで場所と価格だけで探しています。
宿の予約はその日の昼頃~夕方に
前もって宿を予約しないのは、その日どこまで行けるかわからないためです。面白そうなところがあれば予定外でも立ち寄りますし、雨がひどければ暗くなる前に走り終えたほうが安全です。宿泊予定地に縛られ、無理な距離を走ってしまうことを避ける意図もありました。
直前予約ゆえのメリットもあります。
淡路島南端にあるリゾートホテル「南淡路ロイヤルホテル」。
地下に大きな温泉が、そして庭にはプールもある大きなホテルでしたが、家族4人で泊まれる広いお部屋が「20時以降チェックイン」という条件で5,800円でした。実際には19時過ぎについてしまい、「荷物だけ預かってもらっていいですか?」とフロントで聞いたところ、「もうお部屋ご利用いただいていいですよ」とチェックインさせてくれました。
今回は直前予約ゆえの特別割引プランを使ったのはここくらいでしたが、他にも当日予約限定の特別価格プランを提供している宿泊施設は結構あると思います。
一押しは伊豆半島・下田の「千人風呂」の旅館
今回もっとも宿泊料金が高額だったのが、伊豆半島・下田の金谷旅館(といっても素泊まり7,690円ですが)。巨大な湯船の温泉「千人風呂」で有名な和風旅館です。
部屋も離れ風なところで、建物自体も風情ありました。
あと、伊勢の「宿屋五十鈴」も、次また行く機会あったら必ず泊まりたい宿。泊った日の夜には宿泊者を対象とした「伊勢参り講座」が開催され、宿のオーナーさんからじっくりお話を聞くことができました。さらに翌朝は火打石を切って送り出してもらい、忘れられない体験に。
急増するゲストハウス~シングルルームも安い
今回「ゲストハウス」にも三回泊まりました。私は海外旅行などでもゲストハウスを利用することは多いのですが、今回はツーリングということで寝不足を避けたかったので、一回を除きゲストハウス内ではありますが、ドミトリー(相部屋)ではなくシングルルームを選択しました。
部屋は質素なものですが、寝るには十分ですし、インターネット環境もよく、共有リビングがあったりキッチンを自由に使えたり洗濯機の利用が無料だったりと、普通のビジネスホテルより利便性がいい側面もあります。
キャンプ場は利用料金が高め
今回は18泊のうち、3泊だけキャンプ場を利用しました。
本当は、せっかくテント持参したのだから、あと2泊くらいテント泊したかったのですが、雨続きだったことに加え、オートキャンプ場がメインでキャンプ場利用料がそれほど安くなかったことから断念しました。
今回利用したキャンプ場は、千葉県富津岬のキャンプ場(800円)、静岡県浜名湖の渚園(410円)は安かったのですが、それ以外は1サイト2000円以上+大人一人につきいくらというオートキャンプ場が多かったです。
紀伊半島の「キャンプ inn 海山」もそのひとつで、設備は非常に整っており家族や仲間と複数人で利用するなら本当に理想的な場所ですが、やはり一人だとちょっと高くついてしまいます。
一泊あたりの宿泊料金は3,755円
実際に泊まった宿泊施設の一覧は「総括」にまとめてあります。
ホテル・旅館等(シングル) 13泊
ゲストハウス(ドミトリー) 1泊
温浴施設 1泊
キャンプ場 3泊
計18泊 67,595円(一泊あたり3,755円)
キャンプ泊も混ぜると一泊あたり3,755円。
どこも価格から考えて妥当以上の場所ばかりだったので、満足しています。