沿岸ツーリングの装備一式
ツーリング装備は過不足が生じないよう、事前にリストを作成してから荷造りをしています。帰宅後は「持参したけど使わなかったもの」「足りなくて現地調達したもの」をリストに書込み。こうすることで、回を重ねるにつれブラッシュアップされ、荷造り作業自体も効率的にできるようになります。
ちなみに前提は以下の通り。
- 期間は2~3週間
- 宿泊は格安ホテル・民宿中心で、キャンプ場泊も数回
- キャンプでは自炊はしない
- 衣類は夜洗濯をするので最小限
- なるべく軽く
- 撮影漏れがないようアクションカメラ予備バッテリーは多め持参
過去の沿岸ツーリングの装備一覧はこちらでご覧ください。
●東北太平洋側沿岸ツーリング(2014/9/8~18)・・・キャンプせず
●北海道一周沿岸ツーリング(2015/8/4~19)・・・気温差が大
●九州一周沿岸ツーリング(2016/8/4~25)・・・猛暑/キャンプ多め
●東海道沿岸ツーリング(2017/8/29~9/15)・・・都市部が多かった
●四国・瀬戸内海沿岸ツーリング(2018/10/01~20)・・・初めて秋実施
●日本海沿岸ツーリング(2019/7/27~8/22)・・・最長日数&距離
衣服
<出発時着用>
- プロテクター入り薄手ジャケット
- Tシャツ
- 膝プロテクター入り厚手パンツ
- 靴下(厚手)
- UVフェイスマスク
- 運動靴
<着替え&寝間着>
- Tシャツ×1
- 薄手パンツ(宿用)
- タンクトップ&短パン(寝間着用)
- 下着替え×1
- 靴下×2
- レインスーツ上下
- 帽子×2(サマーニット帽&つばあり帽)
- ビーチサンダル
最適なジャケットは時期と場所によって変わります。また3週間も走っていると途中から涼しさ・暑さが増してくることもあり、毎回悩ましいものです。
基本的には、プロテクター入りの夏用薄手コットンジャケットを着用し、寒い場合にはウインドジャケットを重ね着するスタイルです。10月に実施した2018年の四国・瀬戸内海沿岸ツーリングでは、ワークマンで購入した防水・防寒ジャケット上下「イージスオーシャン」が大活躍しました。
宿で頻繁に洗濯をするので、Tシャツや下着の替えは最小限です。靴下だけは走行中雨で濡れてしまった時に履き替えられるよう替えを2足分持参しています。最近は疲れにくく丈夫な「ガッツマン」を愛用しています。
サマーニット帽は、ランチ時などヘルメットを脱いでぺしゃんこの髪を隠すために持参しています。手ぬぐいも重宝しました。
YAKeNU(ヤケーヌ) UV CUT MASK UVカットフェイスカバー
フェイスマスクは、日焼け対策と虫・埃除けを兼ねて毎回着用しています。「暑いのでは」と言われますが、通気性のいい作りになっているので実際には熱もこもりませんし、陽が直接当たるよりはずっと快適です。
バイク関連用品
- ヘルメット・ヘルメット用スピーカー
- スピーカー用Bluetoothアダプタ&充電器
- 予備のスピーカーAVケーブル
- ヘルメットロックチェーン
- ヘルメット袋
- グローブ
- ビニール手袋(雨天時かさねて着用)
- 荷台用ネット×1(中)
- 荷台用ネットの予備S字フック
- カラビナ×4
- 荷台用ロープ×1
- バイク電源取り出し用ケーブル(USB・ミニUSB)
- タイヤパンク修理キット
- シールド撥水材(携帯用のミニボトル)
- インナーバッグ×2(サイドバッグ用・リアボックス用)
- バイク&ボックス&チェーン鍵の予備
- ガソリン携行缶(600ml)
- 夜間走行用反射板バンド
- 自賠責補償のコピー
- バイク拭き用タオル
- チェーンオイル
- チェーンロック/U字ロック
- ケース留め具の予備ナット・ワッシャー
- 工具(8、10、12、14mmのレンチ、ドライバ、モンキー)19mmレンチはモンキーで代用
- 結束バンド(予備)
- 養生テープ(小さく切ってプラスティックファイルに貼り付け)
SYGN HOUSE(サインハウス) ヘルメットスピーカー NEO. B+COM(ビーコム) Φ3.5ミニプラグ 00073378
ヘルメット内にサインハウスの薄型スピーカーを貼り付け、Bluetoothでスマホの音声を飛ばして聞いています。ツーリング中のナビがGoogleマップなので、画面を見なくても音声指示が聞こえるのは便利です。また音楽を聴くこともあり、これは必須アイテムです。
断線しやすく、Bluetoothレシーバーも割と壊れやすいので、一定期間ごとに買換えは必要になってしまいますが。
SYGN HOUSE(サインハウス) ブルートゥースコミュニケーションシステム B+COM ONE
現在(2022年時点)はインカムを使っています。
やはり高いだけあってこれはいいですね!音も非常によくスマホとの接続も一瞬で手間がかかりません。
スマホ充電やアクションカメラ給電用に、このキットを使ってバイク本体から電源を取り出しています(私はひとつ前のモデル)。
SYGN HOUSE(サインハウス) バイク用電源供給 パワーシステム 5V6A パワーケーブルキット2
説明書を読み実際に同じバイクで電源取り出し作業をした人のブログやYouTube動画を見れば、初心者でもひとりで設置可能だと思います(その時のレポートはこちら)。
ホルツ パンク修理剤 タイヤウェルド 中~大型バイク用 Holts MH724
幸いまだ使ったことはありませんが、タイヤパンク修理材はこれを常に持参しています。一度使うと結構大変なことになってしまうらしいので、近くに引き取りにきてくれるバイクショップがない山の中など本当の緊急時用です。
携行缶には、これまで何度となく助けられました。
沿岸ルートを走っていると、小さな入り江集落のガソリンスタンドなどは土日お休みのことも。携行缶はヘッドライト上のツールバッグに入れています。
長らく使っていたU字ロックが壊れてしまったので、最近買ったのがこれです。
場所によっては大地ロックもできます。
オージーケーカブト(OGK KABUTO) ワイドバブルシールドグラデーションフラッシュミラー スモークグラデーション
ヘルメットのシールドは、オージーケーカブトの「ワイドバブルシールド」を愛用しています。透明のものからミラータイプまでいろいろ種類あり、いくつか試しましたが、自分は「フラッシュミラー スモークグラデーション」が一番気に入っています。
デジタル機器
- パソコン+ACアダプタ
- スマホ・スマホ充電ケーブル(長短)
- アクションカメラ「GoPRO」、予備バッテリー4個、充電器、ヘルメット固定具
- 有線LANアダプタ
- 予備SDカード
- 携帯用マウス
- ドラレコ用アクションカメラ
- 360度カメラ「THETA S」、自撮り棒兼超小型三脚
- 外付けバッテリー(大)+充電ケーブル
- 二又
- USB充電アダプタ
- イヤフォン
- USBメモリ
- スマホ防水ビニール袋
ヘルメットにGoPROを取り付け、沿岸ツーリング中の風景を5秒に一回のコマ撮りをしています。初期は走行中に充電もしていましたが、バッテリーをけちりながら走り撮り漏らしが発生すると悲しいので、走行中は充電をしなくても十分足りるよう予備バッテリーを多めに持参するようになりました。
あと三脚を兼ねた自撮り棒が一個あると便利です。「バイクと自分と風景」をタイマーでスマホ撮影することもできますし、バイクと風景を撮影する場合も、少し上位置からとったり、逆に地面すれすれから撮るとまた違う新鮮な写真になるはずです。。
日用品&洗面用品
<日用品>
- 手帳&筆記具
- ツーリングマップル
- 名刺
- A4用紙
- ビニール袋(大、中、ジップロック袋)
- ビニール紐・タコ糸
- 絆創膏
- 爪切り&耳かき棒
- ウエストポーチ(バイク前かごに入れておく)
- 折り畳み傘
- マスク
- ウエットティッシュ
- 保温ボトル
- 家の鍵
ライダー必携の地図「ツーリングマップル」は、毎回一冊丸ごとではなく、必要なページだけ切り抜いてジップロックに入れて持参しています。沿岸ツーリングの場合、必要なページが割と限られるのが理由です。またその日走る予定の分だけA5サイズのハードクリアファイルに入れてバイクの前かごに突っ込んでおけば、確認必要になった際、いちいちリアケースから取り出さなくても、路肩やコンビニ駐車場に停めてすぐ取り出すことができます。
タイガー 水筒 600ml 直飲み ステンレス ミニ ボトル なめらか 飲み口 サハラ マグ 軽量 夢重力 アイス ホワイト MMZ-A601-WS Tiger
保温ボトルは日常的に持ち歩いているものです。ドリンクは途中のコンビニで買っていますが、夏はすぐぬるくなってしまうのでこれに移し替えます。また涼しい時期はホテルの部屋の電気ケトルでお湯を沸かし、紅茶やお茶などを作っています。インスタントコーヒーがあれば眠気覚ましのコーヒーを作って持ち歩くこともできます。ジップロックの袋に使う分だけのインスタントコーヒーを入れて持っていったり、アウトドア用の折り畳み珈琲ドリッパーがあるとさらに美味しい珈琲を淹れることもできます。
<洗面用品>
- 身体洗い用タオル
- 衣類用洗剤(粉末)×1パック
- 衣類用洗剤(液体)
- 化粧水
- 日焼け止め
- BBクリーム
- 洗顔料
- 歯ブラシ&歯磨き粉
- お風呂用バッグ
- フェイスタオル×2
キャンプ用品
- テント&グラウンドシート
- マット(空気自動吸入式)
- 寝袋 or 寝袋インナーシーツ
- 折りたたみ椅子
- 小型ライト
- ヘッドライト
- 防寒シート
- 虫除けスプレー
- 予備電池(単三)×2
- アーミーナイフ
- 簡易調理器具(メスティン+固形燃料)
- 携帯用珈琲ドリッパー、フィルター、珈琲豆
- カップ
テントは2011年に購入したモンベルの軽量小型テントです。既に10年以上愛用しており、長く使えるものを選んでよかったなと思います。
モンベル(mont-bell) テント クロノスドーム2型 [2人用] スカイブルー 1122491-SKB
重さは2.4キロ。シンプルな構造で慣れれば5分程で設営できます。一応「2人用」となっていますが、快適に利用できるのは1人まででしょう。
モンベル(mont-bell) シート クロノスドーム2型用 グラウンドシート ブルーブラック 1122494-BLBK
グラウンドシートもメーカー純正です。以前はブルーシートで代用していましたが、小さく折り畳むことができ洗うのもラクチンです。
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) アウトドア 防水ドライバッグ付属 ライダーズエアマット 【ツーリング仕様】 CM1-288
以前は蛇腹式ウレタンマットでしたが、東海道沿岸ツーリング以降、空気自動吸入式のいわゆるインフレーターマットを持参しました。それにより、リアケースの上に蛇腹マットを装着する必要がなくなりすっきり。
DOD(ディーオーディー) バッグインベッド バッグに入る軽量ベッド ツーリングにも CB1-510K / CB1-510T
2019年6月にDODのコット(アウトドア用ベッド)を購入したところ寝心地が非常によかったので、次どちらを持参するかちょっと悩んでいます。
モンベル(mont-bell) 寝袋 ダウンハガー800 ウィメンズ#5 [最低使用温度4度] ヘリオトロープ 1121179-HERO
寝袋はモンベルのダウンハガーの旧版を愛用しています。「ダウンハガー800」は非常に軽量で、「#5」はコンフォート温度9度・リミット温度5度なので、春秋口の肌寒い夜にちょうどいい温度。
インナーシーツ シュラフ 寝袋 ライナー 封筒型 丸洗い 軽量 210 * 115cm キャップ アウトドア 車中泊 防災緊急用品 収納袋付き
真夏の沿岸ツーリングでは、シーツを筒状にし、通常は寝袋の中に入れて使ったりする「インナーシュラフ」と呼ばれるものを持参しています。これはコットと組み合わせて使っても便利です。
折り畳みいすは、登山用品をだしているグリベルというメーカーの重さ400gのトレッキングチェアーです。今はもう販売していないようですが、非常に耐久性もあり気に入っています。
KVASS アウトドアチェア 折りたたみ椅子 コンパクトイス キャンプ 耐荷重80-100kg 超軽量 収納バッグ付き お釣り バーベキュー 登山
同様のスタイルのチェアとしては、このあたりが人気のようです。
Ubetter LEDランタン USB充電式 五つ調光モード IP65 防水&防塵認証 マグネット式 吊り下げフック付き アウトドア&停電応急&防災用品 【196ルーメン/連続点灯50時間】
アウトドア用LEDランタンで最近気に入っているのはこれです。同様のスタイルのものがAmazonでは多数販売されています。充電式ですが、連続点灯50時間なので結構長く利用できます。吊るしたり床置きしたりいろいろな使い方ができますし、上部マグネットで金属部分につけることもできます。またモバイルバッテリー替わりにも利用でき、モバイルバッテリーからの充電も可能です。
Esbit(エスビット) ポケットストーブミリタリー(固形燃料14g×6個付)
キャンプ場泊でも時間確保優先で自炊はしていませんが、お湯を沸かして珈琲を飲んだりできるよう、メスティンとエスビットのポケットストーブだけ持参しています。これはひとつあると本当に便利!固形燃料はエスビットを使い切った後は100円ショップで一人鍋用のものを調達しています(3個100円)。
mont-bell(モンベル) O.D.コンパクトドリッパー 4
珈琲を淹れて飲む用に、アウトドア用のドリッパーを持参しています。以前はユニフレームの折り畳めるものを使っていましたが、紙フィルターを用意するのが面倒になり、モンベルのこれになりました。
カップはスノーピークのチタンダブルマグ。
自宅でも毎日これを愛用しているのですが、日常的に使っているものが沿岸ツーリングでも1個あると、割と落ち着くものです。
以上