ベランダで鳩が卵を産んだ

これは8月10日の二羽の様子。
それぞれ、背中の模様もはっきりして、どこから見ても立派な鳩だ。

ただ一点。

「飛べない」という点を覗いて。

気付けば、バサバサと翼を動かしてはばたく動作をしている。
しかし飛ぶことはなかった。

そして途中で気付いた。

私が彼らの行動範囲を激しく制限しちゃっているんだよなと。

こんな狭いスペースじゃ、練習のしようがない。
飛ぼうと思ったら、それこそベランダから直接、外の電線に向かって飛ぶしかなくなる。いきなりベランダ外に飛ぶのは冒険すぎる。

悩んだ末、巣立ち間近ということで、ベランダを彼らのために全面開放することを決めた。

プランタやブロック、ネットをすべて取っ払った。
彼らの巣周辺から、直線距離で４～５メートル近くはあるはずだ。

恐らく飛行台になるだろう、冷房の室外機上部はちらしでカバーした。この夏はほとんど使っていないので問題ない。プランタなども全部重ねて、上にシートをかぶせた。

さあ、どうだ！

（ここまで妥協したので、できればフンは新聞紙敷いてある上でやってほしいんだけど・・・そんな大家さん心わかってくれないかなあ）

封鎖線を撤去してすぐ、兄弟がよちよち歩いてでてきた。
翌朝ベランダにでてみたら、室外機の上にもフンがあったので、きっとその高さまで飛び乗ったり飛び降りたりできるようになったのだろう。

室内にいても、ばさばさという無駄に大きな羽ばたきの音が何度も聞こえたので、真面目に飛行練習をしていたようだ。

▼録画映像（2012年8月10日）