歩くシュノーケリング
到着した日に夕陽を見にいった島の北側の海。
多良間島の人に泳ぐならどこがベストか聞いたところ、やはり北側のふるさと海浜公園の向かい側あたりがいいだろうとのこと。
確かにかなり遠浅で、沖に見える黒いまんまるの岩あたりまで行っても足がつきそうだった。サンゴ礁もあるかもしれない。
・・・そう思い、宿で服の下に水着を仕込み、借りた自転車に乗って海に続くトンネル道をワクワクしながら走っていった。・・・のだが、いやーびっくり。
海が消えてる!!!
真ん中のまん丸い岩は、昨日沖に見えたものだ。
あそこまで泳げるかな?危ないかな?なんて考えていたのだが、泳ぐどころじゃない。足首まで海水に浸かるかどうかだ。
これが隆起珊瑚礁の島なのか。
私も海沿い育ちなので、もちろん干潮・満潮あるのはよく知っているが、自分が育った鹿島灘は斜めにどんどん深くなっていく海なので、砂浜の幅が広がったり狭まったりするだけで、こんな風景には絶対ならない。
他でも遠浅の海は経験しているが、海がこんなにも遠のいてしまうのは初めてだ。遠くに見える「海」は、その色からして間違いなくがくっと深くなっている地形の場所で、泳ぐのはムリだろう。
・・・水着まで着てきたのに(涙)。
でもせっかくなので、歩けるところまで行ってみることにした。
前日砂浜から眺めた時には下1/4くらいが海面下にあった丸い岩。伊良部島の黒い巨岩同様、大津波で打ち上げられたものなのだろうか。
寄りかかったら転がり出すんじゃないかとすら思うが、きっとちょっとやそっとじゃ動かないのだろう。
黒岩を越えてさらに先に。
砂浜が遠くに見えるが、まだところどころに潮だまりがあるだけで海には辿りついていない。
まさかこれだけの幅、干上がるとは。
よく見ると、他にも黒い巨岩がごろごろと。
このあたりまでくると、割と広めの潮だまりも増えてきた。青く輝く魚がちょろちょろと泳いでいる。
雨がいつ降ってもおかしくない天気だったが、それでも太陽に照らされて潮だまりの水温はあがっている。
「ちっ、しくじったぜ」とか思っていたりするのだろうか。
そしてこのあたりから、驚きの光景が広がり始めた。
見渡す限りのサンゴ!!!
浅い潮だまりと完全に地表になっているところは、サンゴびっしり。
もはやサンゴを傷つけずに歩ける場所は非常に限られ、先に進むことはできなくなった(うっかり転んだら自分自身も大怪我するし)。
小さな青い魚もたくさん泳いでいる。
シュノーケルセットもなしで、こんな風景を間近に楽しめる場所があるとは思わなかった。
まるで
「歩くシュノーケリング」
だ。
つい写真撮りまくり。
泳ぐことはかなわなかったけど、感動風景見れたのでOK。
次は満潮の時にここで泳ぎたい。














