座間味島ホエールウォッチング~ザトウクジラに会えるか!?
「冬こそ南の島へ!」
は人だけでなくザトウクジラも一緒のようだ。冬の沖縄離島名物は、「島マラソン」そして座間味島の「ホエールウォッチング」。ザトウクジラは、夏は北極の近くで暮らし、冬になると温かい南の海にやってきて出産&子育てし、子連れでまた北極に戻っていくのだという。
そんな回遊するザトウクジラたちの”冬のお気に入りスポット”のひとつが座間味島だ。
既に今シーズン88頭が確認されており、荒天で中止にさえならなければほぼクジラに出会えるそう。
協会公式サイトを見ると、毎日どのくらいの頭数のクジラを見ることができたかが記録されている。
ページ一番下にある1月カレンダーを見てほしい。中止になったのは9日間。その他の日は必ず見えており、最も多かったのは1月31日の36頭だ。とりわけ1月後半は頭数も多く、16日以降の実施された日で見えた頭数が10頭未満なのはたった2日間。
しかし問題がひとつ!
私たちが座間味島に到着した2月中旬は、ホエール・ウォッチングどころか、那覇からの高速艇・フェリーまで全便欠航の日が続く荒天続きの時。果たして船をだすことはできるのか?
前夜の協会の人の話では、やはり海況が非常に悪いため、島内の高台から観測し、島のすぐ近くの海域にクジラが出没した場合のみ、ホエール・ウォッチングを行うとのこと。
2泊3日座間味島ツアーの2日目は、午前中に全員が港に集合した。
その時点ではまだ、高台からクジラ出没の報はなく、クジラ講義の最中にもしクジラが現れたら、10時半に船をだすことになった。
現れてくれ、クジラくん!
座間味ホエール・ウォッチング協会の大坪氏。
非常に長い間クジラに関わっていらっしゃる方で、クイズ交えての話も面白い!
ザトウクジラの生態から、沖縄での捕鯨の歴史、どう回遊しているのかといった話まで。「なぜクジラは大きいのか」など質問もたくさん飛び出した。
イルカウォッチングには参加したことあるが、クジラは初めて。
この講座内容も知らなかったことだらけで非常に勉強になった。
たとえばザトウクジラがなぜ「座頭」という名前がついているのかとか。
クジラの♂♀の見分け方とか。
今度水族館に行ったら、水槽に貼りついてクジラのおっぱい探してみよう。
途中で、クジラの歯やひげ、あとクジラにくっつく寄生虫(いや貝だったかな)などの標本もまわってきて、実際に触ったり見たりできる。
ホエール・ウォッチングでは、
・ブロウ(クジラが呼吸する際の潮吹き)
・テールスラップ(尾びれで海面をたたく)
・ベックスラップ(胸びれで海面をたたく)
など、クジラのいろいろなアクションを見ることができるらしい。
見たいなあ、実物!
でも残念なことに、この日結局海は荒れたままで外洋には船をだせず、島のすぐ近くでクジラの姿を確認することもできず、講座だけ受けてホエール・ウォッチングイベントは終了となってしまった。
協会公式サイトを見ると、翌16日は波が落ち着き20頭ものクジラを見ることができたそう。あああと1日だったか。惜しい!!!
まあいいです。
また座間味島にクジラ・リベンジで行くので!
●[N]座間味島旅行・・・同じ座間味島2泊3日ツアーに参加した方のレポート記事です
●楽園・離島便~2泊3日沖縄島旅