練馬区は、東京23区の中で最も農地面積が広い区なんだとか。
さらに唯一、牧場がある区でもある。
その牧場があるのは大泉学園駅から少し北のあたりの・・・
もろ住宅街のど真ん中。
バイクで行って、少し道に迷ったのだが、かなり離れたところからでもヘルメットのシールド越しに香りが漂ってきた。
この牛さんたちの。
いやー、まさかこんな住宅密集地で牛を育てているとは思わなかった。決して敷地が広いわけではないのだが、牛舎はかなり長く伸びており、牛の数も多ければ、そこで働いている人の数も結構なもの。
小さな家族経営の牧場かと思いこんでいたのでちょっとびっくり。
で、特に見学コース申込みなどしていたわけでもないし、たった一人の人間が忙しく働いている人達の邪魔をしてもいけないので、牛さんたちは遠くからお尻を見ただけで満足とし、メイン目的の「アイス」を食べに。
牧場の敷地から細い道路をはさんで反対側にプレハブ小屋のようなものが建てられていて、そこでアイスが売られている。
従業員の休憩所も兼ねているようで、アイスを売ってくれた年配男性以外に、若い男性も2人ほど中でくつろいでいた。
アジは何種類かあったが、人気そうだったので「ソルト」にしてみた。
開けてびっくり。
メロンの容器に入っていたあのアイスを彷彿とするミントカラー。
ややシャーベット的な食感もあるアイスで、甘すぎないその味もなかなか。
ちなみにどこで食べているかというと、道路からちょっと牧場に入った場所に木のテーブルと長いベンチが置かれていた。聞いたらそこで食べてOKということだったので、他に誰もいなかったがひとり座ってアイスを。
眼の前にはもちろん牛さんたちのお尻。
人間、順応力って結構高いもので、10分ほどの滞在で香りには慣れてしまった。
ちなみにアイスはここ以外だと、すぐ近くにある農産物直売所「JA東京あおば こぐれ村」でも販売されている。
ここだ。大泉学園駅から北に向かって伸びる、割と太めの道沿いにある。
牧場の香りがちょっと苦手かなという人は、こっちで買ったらいいだろう。ちゃんとは確認できなかったが、味もそれなり種類あったと思う。