自己紹介

あらためて“えだまめ”です。

こうした個人体験ベースの読み物、特に住まい探し・仕事探し的なものは、書き手と読み手の間にある程度共通の「ライフスタイル」「好み」「考え方」が存在して初めて役立つものかなと思います。

そんなわけで簡単に自己紹介を。
目指しているライフスタイルの話もちょろっと混ざります。

【プロパティ】

  • 40代女性
  • 独身/未婚
  • 茨城&千葉(チバラキ)出身
  • 18歳で大学進学のため上京しそのまま東京一人暮らしウン十年
  • 現在はフリーランス/WEBサイト制作・運営がメイン
  • 40代で免許取った小型バイクでのツーリングが趣味
  • ライフスタイル=「自由」重視

【最初は二拠点生活用のシェアハウスだった】

人生初のシェアハウスを借りたのは2015年6月のこと。当時は千葉の実家で70代の両親と暮らしていました。その前年に一年間の中国生活をしていて、家具や家電製品などほとんど処分してしまっていたこと、帰国後一時的に実家で暮らしていたら親が妙に喜んでしまい、「また東京で暮らし始めるよ」と言い出しにくくなってしまったのです。そりゃそうですよね、18歳で上京した後は、ごくたまの帰省で数日一緒に過ごすだけの娘だったんですから。そして一緒に暮らし始めて気付いたのですが、親はかなり老いていました。

仕事はパソコンとネット環境さえあればどこでもできるのですが、とある運営サイトの関係で、夏の間は東京都内で夜、頻繁に取材仕事が入ります。当初は安いビジネスホテルを利用していましたが、ウイークリーマンション的に使えるかなと思い、人生初のシェアハウスを契約しました。

人間関係の煩わしさは避けたかったので、選んだのは数十名が入居する大型シェアハウス。ベッドや机、冷蔵庫などは部屋に備え付けで、持参必要なのは洋服と文房具類など、あとお布団だけ。風呂やトイレ、キッチンなどの共有設備は清掃スタッフが週に数回入り、いつもきれい。居住者とはキッチンなどで一緒になった時に軽くお話しする程度でしたが、それでもいろいろな方との交流は新鮮で刺激もあり、「普通の賃貸一人暮らしより面白いかも」と、シェアハウスでの暮らしが気に入ってしまいました。

2015年以降、入居したシェアハウスは5件。すべて同じオークハウスの「ソーシャルレジデンス」という大型シェアハウスシリーズです。

●ソーシャルレジデンス物件一覧(オークハウス)

【ライフスタイルの「自由度」をあげてくれるミニマムな生活】

持ち家か賃貸かと言われれば、自分は賃貸派。
独身で子育てもなく、家を保有することにそれほど興味がないというのに加え、やはり自分自身の「自由」度を維持するには、賃貸のほうがいいのかなと思うからです。

自分のライフスタイルにとって大事なものは「自由」。何かやりたいことができた時、その実行を妨げるハードルはなるべく潰しておきたい。

当たり前ですが、完全に「自由」な生活などはありません。それでも工夫次第では、自由度を最大限あげることは可能です。例えば会社員生活をやめてフリーランスになったのもそのひとつ。正直、自分程度の能力とスキルだと、会社勤めのほうが収入も安定していて年収も高くなるのですが、時間を自由に使えるのはフリーランスです。

そしてシェアハウスを体験し、居住の自由度もアップしました。

これまでも比較的引越しが多かった自分ですが、それでもやはり一か所に5年は暮らしています。それがシェアハウスで暮らすようになってからはかなりの高頻度で住む場所を変えています。短い時は半年以内、長くても1年半ほど。

家具や家電製品を保有していないミニマムな生活なので、引越し自体が心理的にも金銭的にもマンパワー的にも重たくないのです。大きめの段ボール5つ入手すれば、半日ほどで荷造りできてしまいますし、ヤマト便に運んでもらえば料金も大したことありません。

おかげで今、東京・埼玉の興味ある街のシェアハウスを数か月単位で移動し、新たな居住地でグルメ探索し、観光し、近隣在住の友人と飲み会をし・・・と近隣開拓を楽しんでいます。よく「旅しながら暮らす」なんて人の話が登場しますが、それと定住生活の中間地点にいるような感じかもしれません。

シェアハウスを引き払って荷物を詰めた段ボールだけ実家に送り、長期間、小型バイクでツーリングや海外旅行なんてこともするようになりました。そんな生活をFacebook越しに見ている友人にはよくこんな質問を受けます。

「で、今は一体どこで何してるの?」と

【世代・国籍さまざまな人たちとの共同生活】

シェアハウス内での生活については、また後で詳細を書きますが、一人暮らしであっても、同じ居住空間に誰かがいて、毎日挨拶を交わしたり、ちょっとした会話をし、夜は「おやすみなさい」といって自室に入り寝るという生活は、やってみると悪くないものです。

ながらく賃貸アパートでの一人暮らしをしてきて、仕事もフリーランスだと、時に一週間もの間誰とも会話をしないなんてこともざらでした。結婚願望もないので、そんな生活に特に問題を感じたことはなかったのですが、今こうしてシェアハウスに暮らしてみると、「一日誰とも会話しない引き籠り生活」というのは不健康だったなと思います。

数十人が暮らす大型シェアハウスなので、特に居住している全員と仲良くしなくてはいけななんていうプレッシャーはありません。もちろん毎晩のようにラウンジで他の居住者たちと楽しく飲み、一緒にゲームをし、休みの日に遊びに行ったりしている人達もたくさんいますが、建物内ですれ違った時の挨拶など軽い交流程度という人もいます。私もキッチンで一緒になった人や、ラウンジで頻繁に会う人と会話をする程度ではありますが、それでも年代も業種もまったく異なる人たちとの接点はいい刺激になります。

今いるシェアハウスは半数近くが外国人ということもあり、共有スペースでは外国語が飛び交い、さまざまなカルチャーを垣間見る機会もあります。若い居住者から最近のトレンドなど教えてもらうこともあります。就活中の大学生の企業訪問話、20代の居住者の転職事情など、シェアハウスで生活していなければ接することもなかった人たちからたくさんの新しい情報を受け取っています。

「シェアハウス暮らし始めてから、ちょっと若返った感じするよ」

と言われますが、多少そんなことも影響しているのかもしれません。

【この後もずっとシェアハウス?】

シェアハウス生活は非常に気に入っていますが、若い人中心のシェアハウスに中高年が紛れ込んでいる感じにはなっているのも確か。40代であればそれほど浮きませんが、流石に50代以降は微妙で、いつまでも・・・というわけにはいかないかなと思っています。いつか年齢制限にひっかかる時もくるでしょう。

もし中高年も多く居住するシェアハウスが見つかれば、そこに移動したいなとも思っていますし、実家で再び親の介護どっぷり生活が始まる可能性も大ですし、あるいはどこか終の棲家になるところを探して・・・という選択肢もあります。

ただまだあと数年は、可能ならシェアハウス生活を楽しもうと思ってます。