シェアハウス生活の費用

シェアハウスでは、多くの物件で共益費に電気光熱費が含まれています。そしてインターネットも特に個人でプロバイダ契約などせず利用できるところがほとんどです。

シェアハウス生活の費用について見ていきたいと思います。

■入居時にかかるお金

まず入居時にかかる初期費用です。
物件によって大きく変わりますので、ひとつ具体例を見ていきましょう。

●ソーシャルレジデンス蒲田

日本最大級のシェアハウスとして、メディアにもよく登場する「ソーシャルレジデンス蒲田」。オークハウスの運営で、東京都大田区にあります。京急雑色駅から徒歩3分と近く交通の便もいい物件です。

初期にかかる費用は、契約料の50,000円。
またその月の賃貸料の日割り分(21日以降入居の場合は翌月の賃貸料も)を一緒に支払います。

生活に必要なものは、基本的には揃っており、ベッド・机・冷蔵庫・エアコン・カーテン・照明器具など備え付けです。また掃除機・洗濯機は共用のものがあり、キッチンには共用の食器・鍋・調理器具などがあります。なので最低限、自分で揃える必要があるものとしては・・・

  • 寝具
  • 洗面・バス用品(シャンプー・ボディソープ等)
  • タオル・バスタオル
  • 館内で履くスリッパ
  • 洗濯用洗剤
  • 衣服

こんなあたりでしょうか。
インターネット回線が有線LANだけの物件もあるので、その場合はWi-Fi利用したいという場合、自分で無線LANルーターなど購入して設置する必要があります。

■毎月の賃貸料

同じくソーシャルレジデンス蒲田の場合です。

部屋の向き・広さによって、部屋ごとに賃貸料は変わり、65,000円~68,000円となっています。それに共益費15,000円が加わり、合計80,000円~83,000円となります。

電気光熱費・インターネット利用料などは共益費に含まれます。物件によっては、電気料金は別というところや、電気利用量などに上限があり、それを越える場合には請求されるというところもあります。また駐車場を利用する場合や、バイク駐輪の場合など、別途数千円の利用料がかかるのが一般的です。

オークハウスでは、保証金を預けることで家賃割引となる「スマート会員制度」があり、私もこれを利用して、毎月2万円の家賃割引を適用してもらっています。

■退去時の費用

多くのところは、一定日数前までに退去連絡・手続きを済ませることとなっています。おそらく通常の賃貸物件同様、一か月前と定められているところが多いと思います。

退去時には管理スタッフ立会で部屋の状況をチェックし、備付け家具や家電製品、壁紙や床などを損傷している場合には、その分の費用を請求されます。シェアハウスでは自室以外はキッチンもバス・トイレ・洗面所なども共有なので、その費用を請求される可能性は一般の賃貸物件より少ないと思います。私も過去4回シェアハウス退去していますが、特に費用請求されたことはありません(壁紙を多少傷つけてしまったりなどはありましたが)。

■一般的な賃貸生活と比べてどのくらい違う?

シェアハウスの賃貸料もピンキリです。安いところであれば、個人で独占利用できる自室がなく1部屋の中に複数の居住者のベッドを並べたドミトリー形式の部屋で東京都内なら2万円台からあります。高いところだと都心のデザイナーズ物件で10万円以上のところも。

賃貸料の他、共有の施設が利用できるという点で、特に初期の費用を抑える事ができる部分も大きいと思います。冷蔵庫やエアコン、掃除機に洗濯機、調理器具などすべて揃っていますので、それらを買う必要がなく、壊れての買い替えも当然ありません。

新たに引越しをすれば、カーテンやカーペット、その他家具もいろいろ購入するものですが、シェアハウスであれば、そのあたりも特に必要ありません。引越しの際にも荷物自体が少ないので、引越しにかかる経費はかなり少なくて済みます。私の場合、クロネコヤマトの「ヤマト便」というものを毎回使っており、都内移動であれば5000円ちょっとです。

大型シェアハウスであれば、トレーニングルームやシアタールーム、ワーキングスペースなどが共有施設として用意されている場合があります。もし外部のジムやコワーキングスペースを使った場合には・・・と考えると、その分もお得といえるかもしれません。