素朴な味わい芋ようかん&あんこ玉
昔ながらの東京土産もいろいろありますが、私が一番好きなのはやはり浅草の老舗「舟和」の芋ようかん、そしてあんこ玉です。
舟和公式サイトにはこう書かれています。
浅草寿町で、芋問屋を営んでいた創業者小林和助が、同じく浅草の和菓子職人だった石川定吉さんと共に、当時は高価で庶民の口に入らなかった煉ようかんの代わりに、身近なさつま芋を使い、芋の研究から始まって、蒸し方や、砂糖の量など研鑽し、完成したのが芋ようかんです。
平成14年に創業100周年を迎えた舟和。
今も昔ながらの素朴な芋ようかんとあんこ玉の詰め合わせが一番人気です。
場所は、東京駅八重洲北口(1F)改札をでた斜め前にある「東京一番街」の「おみやげプラザ」。
定番商品の他、こんなものもあります。
久しぶりに一番小さい詰め合わせを買っちゃいました。
こんな箱に入っています。
保存料などを一切使っていない証拠なんですが、お土産に買っていくのにちょっとためらうのは、賞味期限が短いこと。
一番小さな詰め合わせは、芋ようかん4本にあんこ玉10個。
芋ようかんは、吟味された原材料の甘藷を一本一本手で皮をむき、着色料・保存料・香料は一切使わず、甘藷と砂糖と少量の食塩で造り上げています。
・・・と書かれていますが、まさにサツマイモそのままの色!
年末にきんとんを作ろうとして裏ごしした直後とまったく一緒です(くちなしや照りを出すための水あめなども使わない場合)
カラフルなあんこ玉には、色ごとにいろいろな材料が使われています。
たとえば黄色いのはみかん。
食べるとふわっと柑橘の味がします。
一応砂糖入っているそうですが、さつまいもの甘さだけなんじゃないかと思うくらい控えめ。素材の味を楽しむそんなようかんです。
なので、量的には一本で結構おなか一杯になってしまいますが、甘すぎて飽きるというようなことは全くないです。
実はあんこが大好きな私にとっては、こちらのほうが本命。
寒天状の薄い膜の中はあんこぎっしり。
まわりはぷりっと。中は滑らか。
舌触りもいいあんは癖になります。
そして今回初めて、同梱されていた商品説明をちゃんと読んだら、「オーブンで焼いて香ばしい焼き芋の味」「バターやマーガリンで焼いて洋風の味」にしてもいいとの提案。
そんな食べ方が!
さっそくやってみました。
ちょっと焼きすぎてしまいましたが、確かにまた違った味わいです。かりっとしてマーガリンの味もよく染み込み、こってり感が増します。スイートポテトのようでもあり、生クリームをちょっと添えてもよさそげ。
東京土産は、洋菓子・和菓子ともに新しいものがどんどんでていますが、昔ながらの素朴な老舗和菓子はやはり喜ばれますね。