東京駅名所「銀の鈴」のもなか
東京駅の待ち合わせ場所と言えば、「銀の鈴」。
地下中央通路の八重洲口寄りの場所にあり、その周辺は和洋菓子の老舗などが店舗を並べる賑やかなショッピングストリート「グランスタ」になっている。
そんな中、銀の鈴からも近い横浜元町の和菓子店「香炉庵」で面白いものを見つけた。
「東京鈴もなか」だ。
パッケージには銀色とえんじ色2色の鈴の柄がデザインされている。このままタオルや手ぬぐいになっていたら欲しくなるような洗練されたパッケージだ。
1袋の中に2個、もなかが入っているそう。
東京鈴もなか
東京駅の待ち合わせ場所。時をかたちに。
ふくよかな求肥餅入りこし餡を香ばしい
鈴型最中種に閉じ込めました。価格:
2袋入り 556円(+税)
4袋入り 1000円(+税)
8袋入り 2000円(+税)
さらに、箱入りではなく1袋(税込270円)でも購入可能。プチプラギフトにもぴったりだし、甘い物ちょっとだけ食べたいなんて人にも。
そんなわけで、次回のお土産候補の味見用に1袋だけ買ってみた。
ただ問題が発生。
小さなセカンドバッグに入れていたのだが、途中で「もなかが入っている」ことを完全に失念してしまい、重くて硬いものをその上からぐいぐい突っ込んでしまったのだ。ビール瓶とか。
そんなわけで、鈴は影も形もなくこなごなになっているかと思い、恐る恐る開けたのだが、意外にも無事だった。
いやそうでもないか・・・。
やはりこれは、ちゃんと箱入りで買ったほうがいい。
中は上品でなめらかなこし餡に、かなりボリュームもある求肥餅。
軽やかな最中と、やわらかいこし餡、ずっしりの求肥餅。
三層の異なる食感の重なり合いがなかなか。
食べやすいし、量もちょうどいい。
「銀の鈴=東京駅名所(?)」という認識が、東京圏外の人にどれだけあるか不明だが、お土産として、このかわいらしさは魅力的だ。今度使ってみようと思う。
ちなみにこれが「銀の鈴」。
待ち合わせ場所用に作られた割に、実はわざわざ地下まで降りてきて待ち合わせをする人と言うのはそれほどいないのかもしれない。
この背後にはイスがずらり並んでいるので、もちろん待ち合わせする人の多くはそこに座っているのだが、実際は「単なる新幹線待ち」といったような人が多い気がする。
現在の鈴は4代目で、2007年10月の「グランスタ」開業の際に新設されたものだ。
直径約80cm、重量約70kgのアルミ合金製。
毎時0分に鈴の音メロディーが鳴るそうなのだが、実はまだ聞いたことがない。
今度東京駅を訪れたら、0分にこの場所で待機して聞いてみたい。