計画&情報
目的&ルート計画
人生初ツーリングの目的は、2011年以降何度か訪れた東北沿岸部が「今」どうなっているのか自分の目で見ること、そして三陸の海岸線&海の幸を堪能すること。初心者なので無理のないルートを計画しました。
宿泊施設
津波被害が大きかった街は宿泊施設が限られ、復興事業関連で長期滞在している人も多く予約取りにくい場所も。一方で廃校になった小学校に泊まれる場所や、“仮設ホテル”などちょっと変わった宿泊施設も。
ツーリング装備
バイクは半年前に買ったばかりの110ccのクロスカブ。ツーリング自体初めてなので、先輩ライダーにアドバイスもらいながら防寒グッズやツーリングマップを購入し、後ろに30Lの箱を取り付けて準備しました。
GoPRO撮影
せっかくのツーリング。特に復興にむけ大掛かりな工事が進む津波被災地の風景は今だけのものなので走りながら見た景色を記録したい!と思い、ヘルメットにアクションカメラ「GoPRO」を取付け走りました。
列車・バス旅行なら
まだ鉄道復旧していないエリアもありますが、線路があった場所を専用レーンとしバスを走らせる「BRT」もあり、また三陸鉄道も復旧しており、列車&バス利用でもこのエリアを縦断旅行することができます。
関連サイト
東北沿岸部の旅行に役立つサイト(観光情報・宿泊・交通・グルメなど)や、実際に旅行した人のレポート、また旅行会社やボランティア団体等が主催するスタディツアーの情報などをご紹介します。
ツーリング日記
管理人の個人ブログ「WADA-blog」記事にリンクしています
フェリー乗継ぎ青森八戸港へ
茨城・大洗港から北海道・苫小牧でフェリーを乗継、青森・八戸まで。乗船時間は計26時間半に!
緊張の初日~八戸から岩手へ
海にあがる太陽に向かって八戸港を出発、左に海・右に山を眺めながら緊張のツーリング初日です。
大槌町へリアス式海岸の道
これがリアス式海岸か!アップダウンも厳しい連続カーブの山道に冷や汗かきまくりました。
復興工事ラッシュ陸前高田市
津波で市街地全体が流されてしまった大槌町や陸前高田は、かさ上げ工事が急ピッチで進行中。
気仙沼港そして南三陸町へ
峠道を走り気仙沼港へ、さらに南三陸町へ。津波遺構には多くの人が訪れ手を合わせていました。
語り部バス~雄勝・女川
南三陸町のホテルが主催する語り部バスに参加、その後雄勝町・女川町を走り石巻市へ。
石巻でツール・ド・東北ボラ
石巻市には三泊し、ツール・ド・東北にボランティアスタッフとして参加してきました。
塩釜で巨大カキ!南相馬市へ
塩釜の仲卸市場では巨大な生牡蠣を堪能、枯野原のような津波被害地域を走り南相馬へ。
国道6号バイクでどこまで?
9月15日から一般車も走れるようになった国道6号の制限区域、残念ながらバイクは・・・。
制限区域迂回していわきまで
福島原発事故により今なお広範囲に及ぶ居住・立入制限エリアを迂回しいわき市に(前編)。
いわきから茨城縦断し帰宅
いわき市を観光した後、茨城を縦断し13日間のツーリングはゴールとなりました!
総括:東北沿岸1281km走行
青森から千葉まで東北沿岸部をクロスカブでくねくね走る旅、燃費はなんと65km/Lでした。
ビューポイント
美しいリアス式海岸
山と谷と海が複雑に絡み合う三陸の雄々しく美しい海岸線。入江には小さな漁港が作られ、波一つない静かな湾内に帆立やカキ・ホヤ等の養殖イカダが整然と並んでいます。
美味!三陸グルメ
黒潮と親潮がぶつかり栄養豊富な漁場が広がる三陸沖。養殖カキも巨大で思わずびっくり、スーパーでは他地域には流通していない魚も並びます。三陸でグルメも満喫!
津波被害と復興
2011年、津波で多くの街・集落が甚大な被害を受けました。自然脅威を実感する遺構、復興を掲げ新しい街づくりに取組む風景を実際に見ることには意味があります。
その他いろいろ
東北沿岸ツーリングでは一日の走行距離を少なめにし、温泉や観光にも時間を使いました。途中の石巻市では2日だけのボランティア活動にも参加。貴重な思い出です。