<小型バイクでツーリング>北海道一周沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>北海道一周沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>北海道一周沿岸ツーリング記

赤いクロスカブ(110㏄)に乗って残暑の関東を脱出し真夏の北海道へ!バイク歴1年半の初心者ライダー(♀45歳)が、北海道沿岸ルート約3,000キロを2週間かけてのんびり走ってきました。
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<16日目>様似→苫小牧~遂に最終日!門別競馬場でラーメンプリンを食べ、お土産は干物

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8月4日に北海道上陸してから16日目。苫小牧フェリーターミナルまで走ればゴール、長いようで短かった北海道一周ツーリングは遂に最終日だ。

▼北海道一周ツーリング<16日目・最終日>様似町→苫小牧(9分57秒)

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そんな感慨にふけりながら駅前民宿で朝食。やっとソフトカツゲンを飲むことができた。部屋の窓を開けるとそこに駅というのもなかなか。

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ただこの日も雨。
前日襟裳岬で雨用の白いビニール手袋をオイルまみれにしてしまったので、コンビニで新たに炊事用ゴム手袋を買った。

真っ赤なレインスーツに黄色いゴム手袋。
なんか、こんなアニメキャラっていなかったっけ。

途中、対向ライダーとすれ違う時手をあげて挨拶するんだけど、向こうから見て自分、一体どう映っているんだろう?

気になって自撮りしてみた。

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思わず赤面・・・

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でも雨でもいい。
強風に揉まれながら走った前日の襟裳岬を思い出せば、まるで天国だ。

黄色い花もたくさん咲いている。

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右が斜面、左が海という16日間見続けていた風景も今日が最後。
そう思うとなんとも名残惜しく、切ない気持ちになる。

まだまだ走り続けたい気持ちが沸き起こってくる。

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漁船ではなく、海に直接入って昆布採集することもあるんだ!

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昆布乾かし場(正式な名前は知らない)には、採ったばかりの昆布を並べている女性がいた。

これまで、ある程度乾いた状態で並べられている昆布を見ることは何度もあったが、柔らかい昆布を見たのは初めて。

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広い広い砂利スペース、一体どこまで並べていくのか。
腰が痛くなりそう。

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静内には自衛隊駐屯地があり、路肩には「対空射撃上 射撃音注意」の看板。このあたりは競走馬を育てている牧場も多く、「サラブレット街道」と呼ばれているそう。

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そんな牧場が集まる静内ではちょっと内陸に入り、二十間道路桜並木を走った。ツーリングマップルによると1万本の桜の木が8キロにわたって植えられているとのこと。開花はGW明け。咲いたら見事だろう。

いつの間にか雨もやみ、青空が広がっていた。

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道端にはコスモスの花も。

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あまりにきれいな海の色に惹きつけられ、手前の砂利道をバイクで走れないかと近付いてみると、実は線路だった。様似が終点の日高本線は、陸地ギリギリを線路が走っているところも多い。

車窓風景を楽しみながらの鉄道の旅も楽しそう。

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新冠の道の駅に入った時のこと。
入口付近にたくさんの警官が立っていたので、ちょっと離れた木の陰にバイクを停車させた。

と、いきなりひとりが「あそこだ!」と私を指さし、いきなり5,6人の制服姿が小走りでこっちにやってきた。

しかもうち2人は、カメラを構え写真をぱしゃぱしゃ撮っている。

なんだなんだ、私が何をした?
停めちゃいけないところなのか!?

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あっという間に囲まれてしまい、どぎまぎする自分。
半分は交通安全協会的なところの人っぽかった。

「今日はバイクの日なので」

そっか、8月19日でバイクか。

「安全運転でお願いしますね」

そう言ってパンフレットと記念品のまな板が入ったビニールの袋をくれた。

「写真を撮ってもいいですか?」

いやいや、もう既にさんざんシャッター押しちゃってるじゃないですか!と喉まで出かけたけどもちろん口には出さず。

許可撮る前にあんな写真撮るなんて失礼だよなと思ったけど、よく考えたら自分も、ヘルメットに装着したGoPROで全く同じことをしているのでお互い様だ。

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道の駅ではピーマンソフトクリーム。
味は・・・忘れた。

多分途中でピーマン味なこと自体忘れて食べていたと思うので、それほど強烈な個性はなかったんだと思う。

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最終日のクロスカブ。
帰ったらすぐバイクショップに行くから、あともうちょっと頑張ってね。

転倒衝撃もあったのか、チェーンはさらに伸びてしまったようで、エンジンブレーキでカラカラ音がした。

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富川で「ラーメンプリン」のパティスリー・パサパに。
146円の「チビプリン・正油風カラメル味」を買った。

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どこか座ってプリン食べられるところないかな・・・と探した結果、ちょうどいいところにあった「門別競馬場」。

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ちょうど14時半からのレースが始まる直前だった。

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北海道で初めて訪れる競馬場。
第一レース前ということで人は少ない。

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せっかくなので馬券お買い上げ。
自分のファッションと同じ赤と黄色で。

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木製テーブルも置かれた観戦ブースを見つけ、さっそくラーメンプリン。卵やネギはすべてチョコレート。角煮的なものはババロアのようなものだった。ネギの散らばり方などもリアルだ。

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そして本体は、カラメルのちょっとほろ苦なゼリーとその下にプリン。面白いだけでなく美味しい。

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かすりもせず。
もし勝ったら、最後に苫小牧で豪華ウニ丼でも食べちゃおうかなと目論んでいたのだが残念。

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そうして遂に苫小牧に。

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最後のお土産を、初日に立ち寄って生ほっき丼を食べた「ぷらっとみなと市場」で買う予定だったのだが、なんとお盆休み!!!

新鮮な魚介類を大量に買って、クール宅急便で送ろうと思っていたのに(涙)

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仕方がないので急きょ、国道沿いの巨大イオンに。

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新鮮な魚介類予定が、なぜか乾きモノに・・・(再涙

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そんなハプニングはありつつ遂に出発地点でありゴール地点でもある苫小牧フェリーターミナルに帰還。

16日間で訪れた場所、泊まったところ、そして走った道を思い出す。ライダーハウスで出会った人達やキャンプ場でお話しした人などの笑顔も浮かんでくる。焼いた馬糞ウニに生サンマ丼。

礼文島ダート急坂や強風襟裳岬での転倒も、振り返れば貴重な体験。

北海道は本当に素晴らしかった。

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そしてフェリー乗船。

苫小牧を起点とした北海道内での走行距離は、2,931キロ。
もちろん人生最長ツーリングだ。

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さようなら、北海道。

▼北海道一周ツーリング<16日目・最終日>様似町→苫小牧(9分57秒)

 
 
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北海道一周ツーリング記録は以上です。
読んでいただき、本当にありがとうございました。