<6日目>札幌→初山別村~増毛の歴史的建造物群を散策し、岬で今回初テントキャンプ!
予定をちょっと変え内陸・札幌にやってきたが、再び海沿いに復帰するためホテルを出発!
・・・したのはいいが、後でよく考えたらもっと早くに出るべきだった。
▼北海道一周ツーリング<6日目>札幌→初山別村(9分07秒)
完全に通勤ラッシュ。
三車線もある幹線道路は、遅々としてなかなか進めず。
小型バイクなのですり抜けてもできるんだけど、うっかり車に接触して傷つけてもいけないし、何よりバイクのすり抜けは事故の大きな原因。やむを得ない時以外、基本的にはすり抜けはしないマイルールを決めている。
市街地を出るのにかなりの時間がかかってしまった。
車がびゅんびゅん流れるようになり、海が見えてきた時の嬉しさったら!
そこからは再び右に山・左に海というおなじみの風景だ。
「何もなくて結構退屈だよ」
なんて言われもしたけど、実は自分、こういう風景が大好きなんだよね。
生まれ育ったのは海辺の小さな町なんだけど、茨城の最東端なもので山はなし。
なので海と山がつながっているという風景がすごく新鮮なのだ。
途中どこだったか忘れちゃったけど、巨大な海水浴場を見た。
このあたりでは貴重な砂浜なのだろう。消波ブロックと防波堤でほとんど封鎖されてしまっていて、個人的にはちょっと物足りなさを感じてしまうんだけど、こうしていないと砂浜自体を守れないのかもしれない。
テントやタープいっぱいで驚いた。
2キロ以上の長いトンネルも相変わらず多いが、松前・積丹半島間の暗くて細くてカーブだらけのトンネルと違い、広くて明るい。これなら全く怖くもない。
トンネル内で工事のため片側通行なんて場所もあった。
海沿いなんだけど、まるで山の中のような道も。
そして到着したのは「増毛」。
「ぞうもう」ではなく「ましけ」と読む。
今回ツーリング計画するまで知らなかったんだけど、ニシン漁で栄えたこの街には、その時代の古い立派な商家や造り酒屋の建物が残っていて、観光名所になっている。
内部を見学できる建物も多い。
実はガイドブックにも大人気と書かれていた寿司屋でランチを考えていたのだが、何度覗いても店の前の列が短くなることはなかったのであきらめた。
その代わりここで甘エビのから揚げを購入。
店主はスーパーカブで本州あちこち旅している人で、「本当に欲しいのはハンターカブなんだ」とおっしゃるので、帰りにバイクで立ち寄って、自分の赤いクロスカブを見てもらった。
「いいねえ!」
増毛駅は留萌本線の終着駅。
映画の舞台にもなっている。
三階建ての旅館もかなりの年季もの。
増毛の蔵の中のカフェでアイスコーヒーを飲み、再び北上。
留萌をすぎるとなんとも気持ちのいい道になった。
国道232号線、天売国道。
ガイドブックではこのあたりから「日本海オロロンライン」と書かれていた。
右側は山というよりは丘陵。
電柱も電線もなく、降雪時に道幅を指し示す標識があるだけ。夜は真っ暗なんだろうなあ。
道の駅おびら鰊番屋。
風力発電の大きな風車も回っていた。
初山別村で入ったガソリンスタンドはホクレン。
夏はライダー用の旗を販売しているガソリンスタンドだ。全部で4色あるそうで、旗をなびかせながら走っているライダーも多い。
全色集めようとは思わなかったが、せっかくなので記念に1本購入した。
そして初山別村の「みさき台公園」に到着。
切り立った崖の上の高台で、その先の弧を描いた海岸線が一望できる、夕日スポットとしても人気の場所。
かなり広い敷地面積の公園なんだけど、中には道の駅あり、温泉あり、天文台あり、そしてキャンプ場があるという複合施設だ。
温泉向かいの道の駅。
今ツーリング初登場のテント。
モンベルのクロノスドーム2型というやつで、設営がとっても簡単で10分もかからない。
ひとりで寝るには十分なスペースだ。
キャンプ道具はひととおり持っていたが、今回新たに蛇腹式のマットだけ買い足した。
日没まで時間もあったので隣接する温泉施設に下見がてら行ってみると、なんと一日限りのビアガーデンが開催されていた。地元の人たちで大賑わい。
テーブルがたまたまひとつ空いており、一人でもOKということだったので、夕食がわりに焼きそばと枝豆&ポテトフライ、そして冷たくよく冷えたビールを一杯いただいた。
ツーリング後のビールは胃にしみる!!!
余ったつまみをテイクアウトし、道の駅で缶ビールを一本購入して、夕陽タイムの準備完了!
肝心の夕陽は分厚い雲に阻まれてしまったけど、ココロの目で海が真っ赤に染まった風景を見ることができたのでよしとする。
▼北海道一周ツーリング<6日目>札幌→初山別村(9分07秒)