<小型バイクでツーリング>東北太平洋側沿岸ツーリング記録

<小型バイクでツーリング>東北太平洋側沿岸ツーリング記録

<小型バイクでツーリング>東北太平洋側沿岸ツーリング記録

免許取りたて&バイク買ったばかりの超・初心者ライダー(♀44歳)が、赤いクロスカブ(110㏄)に乗って青森・八戸から千葉の自宅まで一般道を1200キロ、海沿い中心に走ってきました。
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目的

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2014年3月に初めてのバイク、クロスカブを買いました。

「さあ、記念すべき最初のツーリングどこに行くか?」

最初に浮かんできたのが今回走った東北の太平洋側沿岸部です。

きっかけは2011年5月に参加した、宮城県石巻市でのボランティア活動。

●復興支援ボランティア体験@石巻(1)はじめに

テント持参し石巻専修大学のグラウンドに7泊し、炊き出しの運搬や物資配布、がれき処理などの活動に参加させてもらいました。

その時同じチームだった女性がバイク乗りで、夜テントの中で、三陸の海岸線をツーリンつした時の話をしてくれたのです。もうひとり若い男の子は自転車でツーリングをしたことがあったそうです。本当に美しく、旅の途中で出会った地元の人達との交流も忘れられない、それがこんなにも破壊され多くの人が亡くなりショックだと悲しい顔を浮かべていました。

話を聞きながら、自分は何故今までここに来なかったんだろう・・・と後悔したものです。

その後は、岩手県遠野市に作られたボランティア用の無料宿泊施設を拠点に、沿岸部の陸前高田市や大槌町に通ってボランティア活動に参加させてもらい、2012年からは地元のボランティアチームに加わり、カキ養殖の作業体験などさせてもらいました。

●遠野まごころネットを拠点にボランティア活動
●上尾ボランティアバスで広田湾のカキ養殖イカダ作り体験!

最初訪れた時には、押し流され破壊された建物やぐしゃぐしゃに潰れた車が転がっている悲惨な風景も目にしました。それらも次第に片付けられ、漁港の修復も進み、土地のかさ上げのための土砂運び込みが行われ新しい道路が作られ、行くたびに復興が一歩ずつ進んでいることを感じました。

2013年は中国に一年間行ってしまっていたため東北には足を運べず、「その後どうなっただろう」とずっと気になっていました。


復興に向け変わり続ける東北沿岸部の"今"を見る

前置きが長くなってしまいましたが、今回のツーリングのひとつめの目的は、復興を目指し刻々と変化してきた東北沿岸部の街の「今」の様子を自分の目で見ることです。工事現場で建物の基礎を見る機会はありますが、「街づくりの基礎」を目にすることは今後もう二度とないでしょう。2011年以降何度か足を運んだひとりとして、今だけの風景をしっかり目に焼き付けておきたいと思いました。


三陸リアス式海岸の自然美を堪能する

もうひとつの目的、それはボランティア活動で訪れた街や半島の海岸線の美しい風景を、存分に味わうことです。海と山がぴったり寄り添いながら入り組んだ地形をなす三陸のリアス式海岸。深くて濃いエメラルドグリーンの海の色には引き込まれそうになります。

ボランティア活動で来ている時には勝手に好きな場所に行くことは許されません。なので今まで気になっていた場所をひとりで自由にまわりたいと考えました。

静かな湾内を横目に見ながらのツーリングはとても気持ちよく、念願かなって、通算10回以上訪れている陸前高田市で、初めて奇跡の一本松のふもとにも行くことができました。福島第一原発事故による規制区域の様子も初めて目にし、いろいろ考えさせられました。


東北沿岸ツーリングに関する情報をネットでシェアする

目的はもうひとつあります。
私はサイト制作・運営を仕事としており、ネットを通じての情報発信を自分のライフワークとしています。

なので、今回ツーリングを通して見た風景、特に数年後には全く別物になっているだろう津波被災地の現在の風景をしっかり記録し、ネット上でシェアしたいと思いました。そして現地を訪れたいと考えている人にとって役立つ情報があれば、それも発信していきたいと。そのため、ツーリングにはパソコンを持参し現地からブログ記事を書き続け、さらに総集編としての当サイト作りに今着手しています。

以上簡単ではありますが、東北沿岸ツーリングを計画するにあたっての個人的な目的3点です。