GoPRO撮影
ヘルメット正面中央に取り付けてあるのが、アクションカメラ「GoPRO」です。TVバラエティ番組で芸人さんがバンジージャンプなどをする際に使われているのもたいてい、これと同じカメラなので、見たことある方もいるでしょう。
その名の通り、スキーやサーフィンなどのスポーツ、あとバイクや自転車などで使われることが多く、非常に広角で撮影ができ、カメラを保護するための防水ケース(ハウジング)が最初からついています。
今回はツーリング中ずっと、このカメラをヘルメットに取付け、5秒に1回自動的にシャッターを切るタイムラプス撮影を行いました。タイムラプスはまだ耳慣れない単語ですが、コマ撮りあるいインターバル撮影といったところでしょうか。
利用したのはGoPRO HERO3 ブラックエディション
毎年のように新モデルが発売され、性能はどんどんよくなっていますが、私が使っているのは2014年に購入した数世代前の「GoPRO HERO3」です。撮影録画開始などをリモートで行えるリモコンや、スキー板などにカメラを固定するためのアダプタがついてきます。
<追記(2021年12月)>現時点での最新モデルは、上記の「GoPRO HERO10」です。
今回はそれに、別売りのヘッドストラップマウントを着けました。
かなりしっかりした太めのバンドで、裏は滑り止めのためタイヤ模様のようなゴムがついています。万が一落ちても大丈夫なよう、カメラ下部に糸をつけ、その先端につけたカラビナをヘルメットのあご紐に取り付けていましたが、一度もずれたり落ちたりしたことはなかったです。
頭頂部を通る縦のバンドは不要な場合外せます。
私も今回外して使いました。
動画にするかタイムラプスにするか
ツーリング途中の風景を記録する目的でGoPROを使うことにしたのですが、悩んだのは「動画」か「静止画(タイムラプス撮影)」か、です。悩んだ末、動画はやめ静止画のタイムラプス撮影にしました。
理由はいくつかあります。
- ファイル容量が非常に大きくなってしまう
- 見たい部分だけをすぐ見ることができない
- 編集が少々大変
5秒に1回のタイムラプス撮影も、5時間走れば5×60×12=3600枚の静止画になってしまうのですが、動画よりは容量もはるかに少なく、「橋を渡った時の写真が見たい」と思えば、サムネイルで並べた中から見つけ出すことも用意です。
また全部つなげて動画にするのも比較的簡単。
要らない部分を削除するのも、動画でいちいちカット編集すると手間がかかりますが、静止画なら不要な部分の写真数枚を捨てるだけでいいので簡単です。
結果としてこんな感じの動画ができあがります。
全部で2,634枚(約3時間半分)の写真をつなぎ、7分22秒の動画にしたものです。編集はGoPRO専用ソフトでも可能ですが、私はAdobe Premier Elementsを使いました。
最初から映像として撮ったものとはまた違う味わいがある気がします。
実際、なかなか楽しいものです。
手持ちのカメラでは撮れない、バイク走行中の写真を後から見ることができるというのは。
原発事故の制限区域でお巡りさんに停められるシーンなどもばっちり残っていました。
純正バッテリー2個+モバイルバッテリー
撮影したのは走行中だけなので、バッテリーは4~5時間程度必要なのですが、GoPRO純正バッテリーは1個2時間保つか保たないか・・・です。
そのため今回、純正バッテリーをもうひとつ購入しました。
純正ではないバッテリーもAmazonなどで購入できますが、発熱してしまうというレビューもあり、本体を痛めてしまっては元も子もないので純正にしました。
<追記(2018年11月)>その後、純正ではないバッテリーもいくつか購入して使いました。Amazonレビューで好評価が多数集まっているものを選べば問題ないと思います。私もノートラブルでした。
さらに、昼食時・観光中などはモバイルバッテリーとUSBケーブルで充電を行いました。これで最長で200キロ走った南相馬─いわき間の撮影も、ほぼすべて撮ることができました。
枚数にして約3,900枚なので、3,900×5=19,500秒=325分=5時間25分です。
ただ、いちいち本体をハウジングから取り出して充電をするのが手間だったので、ツーリング後にバッテリーを直接充電できるチャージャーを購入しました。これは同時に2個の充電ができるので、夜に宿で充電する際も楽です。
GoPROはどこに装着するのがベスト?
今回自分はヘルメットに装着しました。
でも他の選択肢もあります。
- ヘルメットに装着
- 胸に装着
- バイクのハンドルに装着
実はこんなアクセサリーも持っているので、胸に装着することも可能です。バイクのハンドルパイプ部分に装着するアダプタも持っています。
おそらくバイクに取り付けて使っている人のほうが多いと思います。
というのも、ヘルメット装着は少々目立って恥ずかしいからです。ガソリンスタンドに入る時はもちろん、信号待ちでとなり車線の車やバイクの人にじろじろ見られ赤面しそうになったことも数知れず。
ただ動画を撮る場合だと、バイクに取り付けるよりヘルメットにつけたほうが、バイク震動が伝わりにくく安定した映像になる気がします。
また、こんな感じでバックミラーやメーターなどが画面下部に少し入っていたほうが、ツーリングの雰囲気が伝わる気もしました。自分の実際の目線にも近くなりますし、少し斜め前の風景を撮っておきたいなあと思ったら、首だけそちらを向け、目だけ正面を見るという姿勢を5秒以上維持できれば、いちいちバイクを停めなくても写真が残ります。
ツーリングで実際に撮影した写真から作った動画
ツーリング中、毎晩宿でGoPRO撮影写真を整理し、動画を作りYouTubeにアップしていました。タイムラプス動画でも、三陸ならではのカーブ道の様子が伝わってきます。
もしよかったらご覧ください。