<小型バイクでツーリング>九州一周沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>九州一周沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>九州一周沿岸ツーリング記

バイク歴2年半の初心者ライダー(♀46歳)が、赤いクロスカブ(110㏄)に乗って九州へ!総距離3,000キロ以上。2016年4月の大震災&豪雨で被害を受けた熊本・南阿蘇へも足を伸ばし、海岸線を時計回りにぐるり一周してきました。
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ツーリング目的&ルート計画

写真(バイクとフェリー)

東北太平洋岸、北海道一周に続く3年目・3回目の沿岸ツーリング。過去2回の体験がベースになっているため今回はそれほど悩まず計画を立てることができました。ただ思いのほか九州一周の走行距離が長かったため、どんなペースで走るかそこが課題となりました。


クロスカブで日本一周!そして九州観光復活を応援


写真(バイク)

基本目標は前回・前々回とも同じ、「クロスカブで日本一周」です。
一周というからには沿岸をということで、今回も沿岸ルートを時計回りにぐるり一周走りました。

真夏の日程もかかわらず九州を選んだ背景には、4月の熊本・大分大震災があります。東北ボランティアで知り合った人達が何人も、関東から飛行機で九州へ飛び、熊本市内や南阿蘇でボランティア活動に参加をしていました。中には休みのたび何度も繰り返し活動参加している熱心な方もいて、頭の下がる思いでした。

どうせツーリングに行くなら九州にしよう。
そして熊本で復興に向けて頑張っている友人に会いに行き、短期でいいので南阿蘇でのボランティア活動に参加させてもらおう。

またツーリング中あるいはその後に、Facebookやこのサイトで情報発信をすることも、ごくささやかながら観光復興の支援につながるんじゃないだろうか。

そう考えました。


ルート計画~九州沿岸は約3,000キロ

写真(本)

今回のツーリングのために購入したのはこの2冊と、電子書籍(Kindle)で1冊。
他に各県ごとのガイドブックは、図書館でざっと目を通した程度です。


ツーリングマップル 九州 沖縄 2016 1,944円


るるぶ熊本 応援版 907円


るるぶドライブ九州ベストコース'16~'17(Kindle版) Kindle版 840円 紙版 972円

「ツーリングマップル」は、全ページを裁断し、その日使う分のルートだけをクリアフォルダに入れ、バイクの前かごに突っ込んで利用しました。

写真(本)

立ち寄り先はもちろん、温泉やキャンプ場の場所もこれを参考に。絶景ロード情報や灯台からの眺めなどもしっかり書きこまれているのでツーリングには必須です。

「るるぶ熊本 応援版」は8月のお盆直前に急きょ発売されたもので、ツーリング途上で購入しました。

写真(本)

現在、南阿蘇を中心に幹線道路が通行止めになっていたり、営業していない観光施設もあります。一方やっていないと思い込んでいたらそうではないところも。熊本城の情報なども詳しく掲載されており、観光で訪れるなら必須の一冊です。

「るるぶドライブ九州ベストコース」は電子書籍版を購入し、現地ではスマホで読んでいました。こうしたムック本はスマホ画面では少々読みづらいのですが、荷物をなるべく増やしたくない場合には便利です。

具体的なルート計画は、Googleマップの「マイマップ機能」を使って行い、一日当たりの走行距離もこれで見積もりました。

計画段階でもっとも驚いたのはその距離です。

九州は北海道の半分の大きさ。
それにもかかわらず、沿岸と橋でつながった離島いくつかを走るコースを設定して計算したところ、北海道一周よりも長い・・・

約3,000キロに!


●出発前に立てたルート計画

00日目(8/02火)19:30東京発フェリーにバイク積込み
00日目(8/03水)羽田22:55発北九州24:35着

01日目(8/04木)177キロ 北九州~別府
02日目(8/05金)160キロ 別府~阿蘇~別府
03日目(8/06土)142キロ 別府~佐伯市波当津
04日目(8/07日)122キロ 佐伯市波当津~宮崎市
05日目(8/08月)162キロ 宮崎市~肝付町
06日目(8/09火)174キロ 肝付町~桜島
07日目(8/10水)175キロ 桜島~枕崎市火之神岬町
08日目(8/11木)175キロ 枕崎市火之神岬町~水俣市
09日目(8/12金)100キロ 水俣市~上天草市
10日目(8/13土)139キロ 上天草~天草下島
11日目(8/14日)157キロ 天草下島~熊本
12日目(8/15月)     熊本市内→南阿蘇
13日目(8/16火)     南阿蘇(ボラ参加)
14日目(8/17水)     南阿蘇(ボラ参加)→熊本市内
15日目(8/18木)174キロ 熊本~島原
16日目(8/19金)165キロ 島原~長崎
17日目(8/20土)114キロ 長崎~佐世保
18日目(8/21日)179キロ 佐世保~平戸
19日目(8/22月)174キロ 平戸~福岡
20日目(8/23火)130キロ 福岡~北九州 
19:00北九州発フェリー乗船
XX日目(8/25木)5:40東京着

合計     2,619キロ


ちなみにこのキロ数は、Googleマップでの計測です。
過去のツーリング経験から、実際にはもう少し細かい道を走るなどして、だいたい見積もりの2割増しになります。なのでGoogleマップ上の計画では合計2,619キロですが、3,100キロは越えることが予想されます。

最遅で8月27日朝までに東京に戻れれば大丈夫だったので、予備日は2日間。
台風到来や大雨、体調不良があればそれでスケジュールを調整する予定にしました。

「九州は北海道と違いスピード出せない」
「立ち寄りたい先だらけなので、一日の走行距離は縮めたほうがいい」

九州にも詳しい先輩ライダーの方々からのアドバイスです。
それを踏まえ、本当は種子島や屋久島にもフェリーで渡って走りたかったのですが、今回は橋でつながっている離島以外は行かないことにしました。

実際に走ってみて、「もっと一日の距離を短くするべきだった」と思っています。前回までは宿についてから写真整理し、ブログ記事を作成し、さらにはコマ撮り写真で動画を作成しYouTubeにアップするところまでできていたのに、そのどれも余裕がなくてやれなかったからです。


毎日の宿は直前に予約~九州ふっこう割クーポンも利用

今回も宿は前泊分・初日分くらいしか予約せず、後は直前に電話やネットで予約をしました。ただ実際には計画時点で第一候補のホテル・旅館・キャンプ場はリストアップして、その電話番号も書き出していました。

8月かつ九州ふっこう割クーポンの影響もあり、急激に混みあうことも予想されたためです。

実際には、お盆中の天草そして長崎市内・福岡市内を除けば、当日でも問題なく手頃な宿を予約することができました。熊本市内も今非常にホテル需要が高まって予約しにくいそうですが、自分が訪れたのがお盆中だったため、特に問題ありませんでした。

別府と宮崎市では、九州ふっこう割クーポンも利用しました。
別府は1万円以上の宿に宿泊すると7,000円引きになるクーポンを、宮崎市では1万円以上で5,000円引きのクーポンです。

●【公式】九州ふっこう割お知らせサイト

第二期(2016年10月~12月分)もこれから発売開始となるので、秋・冬の旅行を考えている人はぜひチェックしてみてください。


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実際の走行ルート・距離・宿泊場所の一覧は、レポート総括をご覧ください。