<小型バイクでツーリング>日本海沿岸ツーリング

<小型バイクでツーリング>日本海沿岸ツーリング

<小型バイクでツーリング>日本海沿岸ツーリング

沿岸ツーリングもこれがラストステージ!小型バイク「クロスカブ」に乗って山口県下関市を出発し、日本海側の沿岸を東進北上し青森県八戸市まで23日間で3,714キロを走りました。
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日本海沿岸ツーリングの宿泊施設

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沿岸ツーリングでは、基本的に「当日」宿泊施設の予約をしています。
距離も長く日数も多いこと、天候・体調によっては走行自体を見送ったほうがいいケースもあることから、事前に宿泊施設を予約して予定変更がしにくくなったり、無理して走ったりしないようにするためです。

「でも宿がなくなる可能性もあるのでは?」

確かにそれはありえます。
特に今回のように8月に実施すると、お盆前後は場所によって直前での宿予約が非常に厳しくなります。

なので自分はキャンプ道具一式も持参しています。
そうすれば、最悪どの宿も空きがなかったとしても、キャンプ場のフリーサイト(区画で区切られていない広場的な所で好きな場所に自由にテントが張れる)を利用できます。


ざっくり計画を立てた際に宿候補もリストアップ

とは言え、ツーリング途中にゼロからの宿探しをするのは効率的ではありません。
どうせ泊まるのであれば、旅館でもゲストハウスでもキャンプ場でも、評判のいいところや、面白い体験ができそうなところを選びたいところですが、その口コミまでチェックするとなると、やはりそれなりの時間がかかってしまうからです。

なので自分は、出発前に自宅で簡単な宿候補リストを作成しています。

毎日どこからどこまで、何キロくらいを走る予定かという行程表をEXCELで作っているので、そこに宿候補の名前と電話番号を書きこんでいます。

それとは別に、Googleマップでも「マイマップ機能」を使い、泊まってみたいゲストハウスやキャンプ場の情報をまとめました。
Googleマップはナビ替わりに使っていますので、大幅な行程変更などが発生した際、どこまで走れば泊まれそうな宿があるのか、一目でわかるのが便利なところです。


22泊で宿泊料金は62,274円

泊まった宿・キャンプ場の一覧は「総括」をご覧いただけたらと思いますが、まとめるとこんな感じです。

・ホテル・旅館 4泊
・ゲストハウス・ユースホステル 9泊
・キャンプ場 9泊(うち3泊無料)

計22泊 62,274円(一泊あたり2,830円/無料宿泊分除くと3,277円)

22泊中9泊がキャンプ場というのは、過去の沿岸ツーリングの中でも非常に高い比率でした。またユースホステルにも3泊。これが古き良き時代のユースホステル独特の雰囲気が残った、非常に魅力的なところ揃いでした。


居心地いいゲストハウスが多数

今回の日本海沿岸ツーリングの宿泊に関してもっとも驚いたのは、個性的かつ快適なゲストハウスにたくさん巡り合えたことです。その多くが、まだオープンして数年以内という新しいもので、かつ8月にも関わらずそれほど宿泊者は多くなかったため、一回を除き、どこもゲストハウスといいながら、実際は「個室」利用となりました。

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●島根県大田市温泉津町のゲストハウス&カフェ|メグルヤ【廻屋】

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●「旅の宿家」鳥取境港"縁"(コミュニティ重視型ゲストハウス様式の宿) - 「旅の宿家」鳥取境港"縁"

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●古民家ゲストハウス燻家~KUSUBURUHOUSE~

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●ゲストハウス城崎若代 ~城崎温泉の女性限定の素泊まりのお宿

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●Guesthouse OBAMA21:00 小浜弐拾壱時・Hostel・福井若狭ゲストハウス

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●ゲストハウス アンゴ荘|新潟市の格安宿

特によかったのは、女性限定宿ではありますが、城崎温泉の古い温泉旅館をゲストハウスにした「ゲストハウス城崎若代」です。
城崎温泉は、基本的にどの旅館もかなりのお値段がする場所ですが、ここは素泊まりで3,800円。なのに浴衣・下駄の無料レンタルもついていて、浴衣で温泉街を散策し、歴史ある温泉施設をはしごすることができます。


昔ながらのこだわりユースホステル

数はかなり減ってきてしまっているユースホステルですが、今回はそのうち3か所に泊まりました(「秋田県青少年交流センター」も一応ユースホステルとはなっていますが、実体としては青少年交流センター併設のビジネスホテルライクな宿泊施設)。

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最初に泊まったのが能登半島九十九湾の「能登漁火ユースホステル」。漁師さんがオーナーで、目の前が海。その日釣ってきた魚が夕食テーブルに並び、自らもユースホステル旅が大好きだという女性がヘルパー(ユースホステルのスタッフ)をしていて、本当に「家庭的な暖かさがある」ユースでした。

●能登漁火ユースホステル

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山形県の「つるおかユースホステル」は、ユース全盛期に著名な設計家が手掛けた建物で、森の中の高級ペンションのよう。ただ運営は厳しいそうで、施設そのものはかなり老朽化をしていました。夜はこだわり素材で、肉類を一切使わないヴィーガン料理。いろいろ貴重な体験ができるところで、好みでわかれるかもしれませんが、個人的にはおススメです。

●つるおかユースホステル [日本ユースホステル協会公式]

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そして本州最北端・下北半島のさらに先っぽのほうにある「脇野沢ユースホステル」。部屋も快適でお料理も美味しく、オーナーさんご夫婦もとっても感じのいい宿でした。なかなかここまでいく機会がないかもしれませんが、泊まる価値ありです。近隣の自然や、バイク・自転車での下北半島ツーリングのおススメコースなども教えてもらえます。

●脇野沢ユースホステル/


海辺のキャンプ場

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キャンプ場も、目の前が海できれいに整備された芝生エリアの、非常に快適な場所が多かったです。鳥取砂丘隣接のキャンプ場など、無料で利用できるキャンプ場もいくつかあり、今回もうち3回は無料キャンプ場です。

数が多いので詳細はツーリング記のほうでご確認ください。