<小型バイクでツーリング>四国・瀬戸内海沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>四国・瀬戸内海沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>四国・瀬戸内海沿岸ツーリング記

110ccの小型バイク「クロスカブ」で海沿いの道をただひたすら走る「沿岸ツーリング」を続け、気付けば5年目&5回目。今回は四国一周そして瀬戸内の北側・山陽地方の海岸ルートをぐるり走ります!
はじめに目的ルート計画宿泊装備GoPRO撮影絶景スポット●ツーリング記録●総括●動画
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はじめに

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こんにちは。
管理人の和田です。
 
 

このサイトについて

当サイトは、管理人が2018年10月1日~19日までの19日間(うち走行15日)に行った四国・山陽地方の海沿いを110㏄の小型バイク「クロスカブ」で走った体験レポートをまとめたものです。

毎年1回実施している「沿岸ツーリング」の第5回目となります。

内容の中心は管理人の日々のレポートですが、事前計画やツーリング装備、快走ルートや絶景スポットなどテーマごとにもまとめていますので、今後同じようなコース・スタイルの沿岸ツーリングを企画する人の参考となれば幸いです。

なお、当サイト上に記載している料金などの情報はすべて2018年時点のものです。変更となっている可能性もありますので、最新かつ正確な情報は必ず公式サイト等にてご確認ください。


管理人&ツーリングスタイル

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名前 和田 亜希子
年齢 48歳
居住地 千葉県香取市/東京練馬区の二拠点生活
好きな飲み物 ビール
好きな場所 心地よい風が吹く場所

●詳細プロフィールはこちら(WADA-blog)

元々バイクには全く(本当に微塵も)興味がなかった車も免許とっただけのペーパードライバー。ある時旅先の沖縄離島で原付バイクをレンタルして乗ったら楽しい島巡りができ、「東京でも買い物用にあれば便利かな」と何の気なしにFacebookに書き込んだところ、それを目にしたバイク乗りの友人達複数から一斉にコメントが入ったのです。

「都市部で原付はむしろ危険。ちゃんと二輪免許を取得して乗りなさい!」

そんないきさつから普通二輪の免許を取ったのが2013年1月、42歳の時でした(レポートはこちら)。その後一年間の海外滞在から帰国した2014年3月にホンダ・クロスカブ(原付二種/110㏄)を購入。

同年9月に東北太平洋側沿岸のツーリングをひとりで企画実施したのを起点に、2015年に北海道一周沿岸ツーリング、2016年に九州一周沿岸ツーリング、そして2017年には茨城鹿島市(初回沿岸ツーリングの終点)からスタートし房総半島・伊豆半島・紀伊半島を経て四国の徳島まで走る東海道沿岸ツーリングを実行しました。

最終目標は、この赤いクロスカブで離島を除く日本沿岸一周を行うことです。

ツーリングの基本スタイルは「沿岸」「ソロ」「のんびり安全」です。年一回に3週間ほどの沿岸ツーリングをする以外は、近所のスーパー買い物の足として乗るだけでツーリングもほぼしていません。40代で免許を取った自分は経験値も少なければそもそも運動神経もよくはないので、スピードは出さずのんびり安全第一で。ソロツーリングを好むのは、他の人のペースに合わせずに済むという理由も大きいのです。

過去4回の沿岸ツーリングは8~9月に実施しており、北海道以降はテント泊も行いながらのツーリングでしたが、今回は初の秋ということで、テントは持参したものの実際にキャンプすることはありませんでした。

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一方今回は、和歌山そしてしまなみ海道で二回もカブミーティング(「スーパーカブ」はじめとするホンダのカブを愛する人達の集まり)に参加させてもらいました。バイクの免許を取り、そして沿岸ツーリングを行うようになり、世界がちょっと変わりました。未知だった景色の中に身を置き、いろいろな地域の人達と知り合うことができました。きっとこの後もまだ広がっていくでしょう、安全運転・無事故で走り続けることができれば。


雑誌で紹介されました!

ちょうど今回の沿岸ツーリング途中で発売された雑誌「モノ・マガジン」の2018年11月2日特集号で、当サイトと管理人が紹介されました。

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●続・オートバイをもう一度

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モノ・マガジンでは珍しいバイク特集で、「出発したモン勝ち!日本一周ライダー日記」という見開き2ページの中で、他の4人の方のサイト・ブログとともに紹介されています。ちなみにうち2人がカブ。マイペースで日本一周するのには最強の一台だと思います。荷物もたっぷり詰めますし♪


なぜ沿岸ツーリング?

沿岸ツーリングにこだわっている理由は主に3つあります。

<1.海辺が好き>

ひとつは、海辺で生まれ育ったため、海が視界のどこかに入っている風景というのはとても落ち着くのです。入り江風景も広い砂浜も美しく、そして風が止まることなく吹き続ける海岸線は、バイクで走っていても気持ちのいいものです。

<2.線で旅する>

「観光スポットではない場所も訪れる」ということにも意味を感じています。普段はどうしても観光地や絶景スポットを渡り歩く「点」の旅にしてしまいがちですが、せっかく「バイク」という自由自在な移動を可能にしてくれるパートナーがいるのだから、点ではなく「線」のツーリングにしたい。ちいさな漁港もあり入り江の集落もあり、地元の人に愛される海水浴場もあり、かと思うと大きな川の河口では突如大都市に突入する。日本において海岸線は、外の広い世界との接点でもあります。沿岸を無条件に一方向に走っていると、まったく異なる風景が次々に展開しワクワクさせられます。ガイドブックには載っていないマイナーな場所も多く訪れることができます。

<3.ルートで悩まない>

「よし、ツーリングに行こう!」と思っても、どう走るかには無限のパターンがあります。比較的長い日数のツーリングなら、ざっくり計画で走り出すことになりますが、そうすると今度、毎朝「今日どう走ろう」と地図を開きながら考えることになります。もちろんそれこそが自由な旅の醍醐味でもあるのですが、逆もまたありです。つまり「どこへ行こう」と考える必要がない旅です。私がそれを最初に体験したのは、東京から京都までの約500キロを歩いた東海道53次ウォークでした。

すべての半島・岬をまわるわけではないので、毎日プランをたてながら走っていますが、「沿岸を時計回りにまわる」という所与のコアルートがあるので、それほど悩むことはありません。後で「あの場所も行っておけばよかった」と悔いることもまずありません。基本ひと筆書きのルートなので、同じ道を重複して走ることもなく、日々目にする風景は一期一会のものとなります。

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なにより、達成感があります。


今後のツーリング計画

110㏄では高速を走れないため、東京・有明港もしくは茨城・大洗港からのフェリー便がある「苫小牧」「徳島」「北九州」を起点・終点にしたルートとなります。
既に5年で5回の沿岸ツーリングを実施しており・・・

2014年 東北太平洋側沿岸ツーリング
2015年 北海道一周沿岸ツーリング
2016年 九州一周沿岸ツーリング
2017年 東海道沿岸ツーリング
2018年 四国・瀬戸内海沿岸ツーリング(今回)

この後残るは・・・

・日本海沿岸

今の計画では2019年に日本海沿岸を一気に走り抜け、「日本沿岸一周」という目標をコンプリートする予定です。

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ちなみにそんな管理人のバイクのナンバープレートは・・・

ご当地ナンバープレート

50歳にして測量や天文学を学び始め、全国を17年かけて歩き沿岸測量を行い『大日本沿海輿地全図』を完成させた郷土の偉人であり中高年の星、伊能忠敬です。