<小型バイクでツーリング>四国・瀬戸内海沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>四国・瀬戸内海沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>四国・瀬戸内海沿岸ツーリング記

110ccの小型バイク「クロスカブ」で海沿いの道をただひたすら走る「沿岸ツーリング」を続け、気付けば5年目&5回目。今回は四国一周そして瀬戸内の北側・山陽地方の海岸ルートをぐるり走ります!
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ツーリング目的

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管理人は2014年に人生初のバイクとして「クロスカブ(ホンダ/110㏄原付二種)」を購入して以来、毎年一回「沿岸ツーリング」を実施しています。これは海沿いだけを走るというもの。

初回は、震災復興ボランティアでも何度となく訪れていた東北沿岸被災地のその後の状況を見に行こうと始めただけだったのですが、海沿いをただ走るというツーリングスタイルにはまり、翌年以降もずっと続けています。

●東北太平洋側沿岸ツーリング(2014年)
●北海道一周沿岸ツーリング(2015年)
●九州一周沿岸ツーリング(2016年)
●東海道沿岸ツーリング(2017年)

今年は5年目・5回目。
昨年の沿岸ツーリングで帰途についた「徳島港」まで再びフェリーで行き、そこから四国を時計回りに一周した後、徳島から対岸の和歌山に渡り、そこから大阪・神戸を走り、瀬戸内海の北側、いわゆる山陽地方の海沿いを下関まで走り、最後は関門海峡を越えて新門司港からフェリーに乗って東京に戻ってくるコースです(小型バイクで高速道路や自動車道は走れないのでフェリー多用してます)。


四国をぐるり一周!

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面積18,800平方キロメートル、内陸には険しい山も多く清流も残る四国は、その豊かで多彩な自然ゆえライダーにも人気のツーリング地です。大学時代に合宿で佐田岬半島に行ったことがあり、社会人になってからは高松に二度ほど行きましたが、それ以外はほぼ未踏の地。

八十八ヶ所の霊場を巡拝するお遍路さんも多いという四国は、自分にとってはどこか神秘的な香りも漂う土地で、「四国をぐるり一周」はかなりワクワクする企画です。

ちなみに今回高知県を訪れると、日本の47都道府県はすべて訪れたことになります(バイク以外も含む)。


沿岸ツーリングは「線」のツーリング

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ツーリングでは多くの場合、景勝地や絶景ロードなどの目的地が設定されます。そこに至るまでの道を走ることも楽しみではありますが、ツーリング目的としては「サブ」かもしれません。

沿岸ツーリングでも観光スポットや岬などには立ち寄りますが、メインはむしろ沿岸ルートそのものです。

地元の人しか知らない地名の連続。車とすれ違うこともほとんどない道、繰り返される入り江とトンネル、小さな漁港、海水浴場。時折大都市の埋め立て工業地帯や巨大な港湾エリアも。決して派手ではないのですが、視界に次々飛び込んでくる初めて出会う風景群は新鮮です。茨城の端っこの海辺の町で育った自分には、懐かしい記憶も呼び戻してくれる体験でもあります。

沿岸ツーリングは「線」のツーリング。しかも一筆書きなので、その多くは二度と走らない可能性の高い一期一会の道。風景を目に焼き付け、かつヘルメットに装着したアクションカメラで撮影もしながら、日本の外周の今の景色を記憶・記録していきたいと思っています。


2018年7月西日本豪雨の被災地

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2018年は災害が非常に多い年となってしまいました。
中でも非常に広範囲で浸水被害・土砂崩れが発生した7月の西日本豪雨。

自分も8月下旬に、倉敷市真備町で10日ほどボランティア活動に参加し、ボランティアセンターの運営や被災家屋の泥だし作業に従事しました。

今回のツーリングで訪れる県のうち、愛媛県・岡山県・広島県は特に被害が大きかった地域です。長い間交通遮断が起こったこともあり、観光にも大きな影響がでてしまいました。

「13府県ふっこう周遊割」はそんな状況下で、ボランティアや観光客にもっとたくさん来てもらおうと始まった制度です。該当する県に連泊をするなど一定条件を満たすと、宿泊費のうち4,000円/6,000円があとから交付金として戻ってきます(最初から割引された料金で泊まれるプランもあり)。

今回のツーリングでは、その制度も使わせてもらいながら、各地の観光・グルメ情報などをTwitterで発信し、認知度がいまひとつの「13府県ふっこう周遊割」についても宣伝しながら、お土産企画などを実施します。

また途中、倉敷市真備町でピースボート災害ボランティアセンターのボランティア拠点に宿泊し、短期ではありますがボランティア活動に参加をする予定です。