【4日目】強風の三浦半島~横須賀から片瀬江ノ島まで
月初でやらないといけないことがちょっと溜まっていたので、11時までホテルで作業。予定では170キロほど走って、伊豆半島南部の稲取温泉まで行く予定だったが、無理せず走れる距離まででいいかなと。
チェックアウト後、歩いて近くのどぶ板通りへ。
流石に午前中はお店もほぼ閉まっていて人もおらず。
「ドルが使える街」
アイリッシュパブも。
テレビにもよく登場する「TSUNAMI」。
以前来た時、ここでかなり高額のハンバーガーを食べた。
汐入駅前のファミマは、看板の上にハトがずらり。
これだけいたら、塾帰りに店の前の段差に座ってだべったりなんてこともできないだろう。契約で雇われているハトに違いない。
バイクで出発し、三笠公園へ。
こちらも以前軍港めぐりクルーズに乗りに来た時、乗船した。軍艦はどれもそうだが、艦内は階段などもかなり狭く作られていて、ここで長期間大勢の男性が生活をすることを考えたらストレスだなあと。
一瞬首を傾げてしまいました、「さかみ?」と。
東郷平八郎像も。
それにしても風の強さたるや!!!
小笠原あたりを通過した台風15号の影響らしい。
突風に身体が持っていかれそうになり、ふらつく。
後続の車から見てもきっとハラハラする風景になっていたことだろう。
大型トラックなどが走っていた時はその影に入ったりしていたのだが、それすらも走っていない状況になると体力消耗しまくりの状況に。
「これは無理しちゃいけないな」
ということで、横須賀市内のちょっと東、沿岸を走る国道16号沿いにある横須賀温泉湯楽の里へ。
国道を超えたらすぐ海という立地のこのスーパー銭湯。
二階が男女浴室になっているのだが、そこからの眺めもまさにこんな感じ。
女性の露天風呂エリアには、特殊フィルムを張ったアクリル板が設置されていて、少し風景はグレイがかるものの、、目の前の国道や海、さらには湾の奥にある横浜みなとみらいから川崎の工業地帯にかけてが一望できる。
立ち上がれば肩から上はそのアクリル板より上にでるので、直接見ることも。背が高い人があまり背伸びしすぎると道路から裸体が見えてしまう危険性もあるが、女性の露天風呂はだいたい高い壁で覆ってしまい外が見えなくなっている中、この作りはいいなあと。
それにしても強風はんぱない。
ヤシの木が折れそうなほどにぐらぐら揺れ、湯船すら波立っていた。
「いつもこんななんですか?」
と話しかけた相手は同じく遠方から来た方だそうで、「まさか旅行中にこんな天気になっちゃうとは」と苦笑いしていた。
お食事処で取り出したのは、昨日ラゾーナ川崎で予約しておいたのを受け取ったばかりのヤマハの新しい楽器「ヴェノーヴァ」。
本当は夜、宿で開梱しようと思ったのだが、強風で煽られないためにも少しでも荷物の積み上げを減らしたく、この段ボールを解体することにした。
これが本体。
見ても全くどんな運指なのか想像もつかず。
・・・ツーリング終わる頃までに簡単な曲吹けたらいいなあ。
空になった段ボールは細切れにしてリアボックスの中に。
そしてヴェノーヴァは背負うことにした。
歩いているだけで飛ばされそうな強風だが、一昨年体験した風速20メートル越えの襟裳岬の悪夢と比べればずっとましなはず!
●<15日目>襟裳岬→様似~瞬間風速30メートルの襟裳岬でクロスカブ動けず・・・
そこから観音崎京急ホテルのSPASSOの外観写真を撮影しに立ち寄り・・・
(現在「神奈川温泉」というミニサイトを構築中なため)
観音崎公園へ。
どうも観音崎灯台がきれいに撮影できるスポットがないため、トンネル抜けて南側の海沿いまででたところ・・・
完全に隠れてしまった・・・残念。
ペリーが来航した浦賀は、入り江が深く食い込んだ場所だった。
ただし海沿いは高い塀や柵で囲われていて入れないところがほとんど。
2003年に閉鎖された浦賀ドックだ。
さらに走ると、横須賀火力発電所がある久里浜が見えてきた。
海沿いに建つ巨大なマンション、さらには船も停泊している。
おととい千葉県の金谷フェリーターミナルで見送った東京湾フェリーだろうか。
近付いてみると正解。
車はこれから乗船するところだったようで、まだ口は空いていない。
雨が降り始めたので、ここでレインスーツなど雨装備の準備をしながら出航を見送った。
金田湾。
横須賀をでた直後ほどではなかったが、まだ風も強く波も高い。
そんな中でもウィンドサーフィンしている人がいた!!!
この強風をあのマストで受けて倒れずにいる不思議。
もちろんスピードも半端ない。
倒れてしまったら、立ち上げるのも半端なく大変だろうに・・・
幹線道路をちょっとはずれ、三浦半島の東の端にある劔埼灯台にも向かってみた。斜面に畑が広がっているのだが、どの畑もこれから何か作付けしようかという耕地状態。
このあたりは一体何を作っているんだろう。
道を間違ったようで、下り続けた最後は行き止まり。
灯台も見えず。
でもなかなか面白い風景の道だったのでよしとする。
ヤマハのボート関連のイベントで何回か訪れたことがある三崎港。
正面の建物が「うらり産直センター」だ。
さすがに夕方なのでもう人もおらず、店じまいの真っ最中だった。
海中を覗ける遊覧船も。
まぐろを食べさせてくれるお店もたくさん。
ただ夏休みが終わったばかりの9月1日なせいか、天気のせいか、夕方はいつもこんな感じなのか、閑散としていた。
湾というよりまるで湖のような油壷マリーナ。
三浦半島からいわゆる湘南エリアへ出ると、噂には聞いていたがものすごい渋滞。大きくカーブした湾なので先のほうまで見通せるのだが、延々続く赤い光。
普段は一切すり抜けをしない自分だが、流石にここで車の間にいたらいつまでたっても目的地につけないなと思いやむなく・・・。
ここでもまた、神奈川温泉ミニサイト用の写真撮影で稲村ケ崎温泉へ。
夜の稲村ケ崎。
江ノ島のえのすぱにも立ち寄った(外観撮影だけ)。
今晩の宿は、片瀬江ノ島エリアにある築1年というゲストハウス。
一階には共有スペースもあり、キッチンも自由に使える。
ゲストハウスといっても、個室もあり。
スタッフも非常に感じよく、これで3,500円なら大満足だ。
歩いてすぐのスーパーのお総菜はどれも半額になっていた。悩んだ末いろいろと。
部屋で、ヴェノーヴァの音を出してみようかと思ったが、取扱説明書を見ながらマウスピースを加え吹いて一瞬で悟った。
これは、壁の薄いゲストハウスの部屋で音を出しちゃ絶対いけないタイプの楽器だ。どこか天気のいい日、早朝に海岸でやみ練しよう。
最初だけ強風にやられたものの、雨はさほど降らず、なかなか気持ちよく走れた一日だった。伊豆・稲取温泉よりはるか手前までになってしまったけど、無理せずのんびりいこう。