北海道一周ツーリング<まっすぐな道編>
北海道には、ライダーが憧れるまっすぐな「直線道路」があちこちにあります。
明治時代、北海道開拓において幹線道路建設はまさに国家プロジェクト。政治犯を中心とした囚人が大量動員され膨大な犠牲者をだしての工事が厳しい冬季にも続けられたそうですが、そんな中で工期・工費にも無駄がない「まっすぐな道」が誕生したという話も聞きました。
まあその時代に作らなくても、特に障害物がない場所なら道はまっすぐというのが合理的なのでしょうが。
沿岸ツーリングで出会う直線道路の代表のひとつが、ここサロベツ原野の中を通る道道106号線。天塩町から稚内市の南側までの約70キロにわたり、まっすぐな道が続きます。
天気がよければ利尻島も見えるとか(つまり私は見ること叶わず・・・涙)
●<7日目・前編>初山別村→稚内~感動!サロベツ原野の真ん中で地平線に向かって走る道道106号線
稚内・宗谷岬を越えて知床半島に向かう途中には「エヌサカ線」という道があります。
道道106号線に比べるとはるかに短い8キロほどの道ですが、こちらも両脇は見渡す限りの草原。球体である地球の表面を自分が走っていることを実感することができます。
●<9日目>稚内→雄武町~最北端・宗谷岬で給油、直線エサヌカ線ではすごいライダーを目撃
一番の感動体験だったのは、斜里町はずれにある、高台から海まで続く直線道路。
実際には途中で交通量も多い道道につながってしまうのですが、高台から道道との交流地点まではひたすら下り坂。正面に絶景を見下ろしながらの走行はたまらなく気持ちのいいものです(思わず2回走っちゃいました)。よかったらぜひ動画で見てみてください。
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