【8日目】丹後半島で海水浴!伊根の舟屋に天橋立~軍港・舞鶴
城崎温泉を出発すると、すぐ兵庫と京都の県府境となる。
海寄りの道はつながっていないので内陸部の道を走り、まるで湖のような久美浜湾に出たところではたと困った。
久美浜湾の北側をまわるルートが通行止め。
となると、さらに内陸側に入り込んで進むしかなくなる。
立ち寄りたかった展望台に小天橋もあるのだが仕方がない。
南下するしかない。
ただおかげで貴重な風景も見ることができた。
ほとんど閉ざされた湾とはいえ、道のすぐ脇まで海水が寄せている府道11号。なかなか新鮮な風景だ。ちなみに右側は小学校の体育館。
そしてこの京都府久美浜町も、自分は無知で名前も知らなかったのだが、ゆっくり街歩きしたらとても面白そうなところ。
重要文化財も多い街だそう。
そしてずっと道のすぐ脇が海。
道路左側の家はどこも、「海の上」という感じだ。潮の満ち引きはそれほど影響しないところなのだろうか。
やっとちゃんとした日本海側に出て五色浜。
ダイビング器材を車に積んで車で来ている人もいた。
城崎温泉を出発し、京都の日本海側、京丹後へ。五色浜では一人ダイビング器材を背負って海に入っていく男性が。海中写真を撮っているそう(アワビと勘違いしてすみません)。静御前生誕地は普通の民家ぽい。#沿岸ツーリング #日本海沿岸ツーリング #カブ #カブツーリング #クロスカブ #京丹後 pic.twitter.com/dTOYmxL8RY
— 和田@小型バイクで沿岸ツーリング (@engantouring) August 5, 2019
京丹後市ではひとつ大事な用事があった。
隠岐諸島に行くよりずっと前にAmazonで注文していた、キャンプ用のエアーマットの受け取りだ。
思いの他早くついてしまい、受取り期限ぎりぎりになってしまったが、これで夜間の寝心地が向上するはず!
琴引浜は、駐車場入るだけでお金かかるので手前で写真撮って終わり。
大勢がきて賑わっていた。
京都市内からもたくさん泳ぎに来ているのだろう。
どこまでも美しい海が続く日本海。
相変わらず雲ひとつない天気が続いていたこともあり、なおさら海の透明度は高い。
正面に見えるのは丹後半島だ。
遠くから見ると鯨のようにも見える巨大な立岩。
走っていて海の色にどきっとさせられるところも。
トンネル手前で停まれなかったんだけど、後でヘルメットに取り付けたGoPRO撮影写真を見たらちゃんと映っていた。
あたり一帯は、平成22年に山陰海岸ジオパークとしてユネスコにも認定されている。
通ってきた鳥取県の鳥取砂丘に鳥取から兵庫にかけてのリアス式海岸、そして丹後半島の西側だ。
子供のころ大好きだった葉祥明の絵を思いだす風景。
見えてきたのが、Facebookコメント欄で知人が推薦してくれた丹後松島の浜。
白い砂浜が輝いて見える。
岩場も楽しそう。
ツーリング中は、着替えるのもシャワーするのも面倒なので海に入ったりはしないんだけど・・・
ここだけは例外にすることにした。
水着はもってきてなかったので、タンクトップと寝巻用の短パンに着替えて海に入っちゃいました。
気持ちよかった!
丹後半島は海ギリギリを走れる道が多く、こんな風景が次々に展開する中をワクワクしながら走ることができる。
小さな漁港もたくさんあり、道の左側には真っ白なイカも干されている。
ちょうど開いたイカを干している最中の男性がいたので、許可をもらって撮らせてもらった。
真っ青な空を背景に白く輝くイカ。
美し・・・いや、美味しそう。
経ケ岬。
駐車場から灯台まで散策路を歩いていく予定だったんだけど、あまりの階段の多さと暑さに耐えかねて途中の展望台でUターン。
経ケ岬から先は丹後半島の東側になるのだが、ここは海岸線ギリギリまで山なのでトンネルも多くくねくね山道。ただ交通量は少なく気持ちよく走れる。
蒲入水産漁港めしでランチにしようと思ったのだが、残念ながら定休日。
こうして何度もお昼食べそびれているんだよなあ。
そして丹後半島の見所といえばここ。
伝統的建造物群保存地区である
「伊根の舟屋群」
伊根湾を囲むように、一階部分が船の格納庫になった「舟屋」が立ち並ぶ。
驚いたことに外国人も多数訪れていた。
現存約230軒、今も現役だ。
観光客向けのお洒落なレストランやカフェなども、その一角に作られている。風景はもちろんのこと、でてきたドリンクやデザートもびしばしスマホで撮影する若い人たち。
ここも「インスタ映え」スポットというやつなのだろう。
食べそびれたランチをここで・・・とも考えたんだけど、海水浴場で泳いでしまったこともあり時間が押していた。そんなわけで空腹を紛らわすための塩アイスだけ。
一度はどこだかわからず通過してしまった天橋立。
戻って一番近そうなところまで来てみたものの、どこからどう見たらいいのかよくわからず戸惑うなど。
時間があれば歩きたかったんだけど、丹後半島に時間をかけ過ぎたので仕方ない。
南側の付け根にもやってきたが、
ここでも、どこでどう見たらいいのかがわからず・・・。
天橋立はまた別途、バイクじゃない時にゆっくり散策したいと思う。
そこから海沿いの道を東に進み・・・
舞鶴に到着!
軍港として栄えた街で、今も自衛隊の基地がかなりの面積を占める。
まずは港全体を見ようということで高いところまであがってきた。
五老スカイタワーだ。
Yの字型に海が陸地に切り込んだ舞鶴の全景がここから見渡せる。
記念撮影も。
ただこの後が大変だった。
日没も近付いているし、疲労も半端ないし、なによりお腹もすいて少しふらふらしてきたので、ここで宿をとることにしたのだが、市内のホテルから郊外のゲストハウスまで、電話しまくっても空きが全然ない!!!
今回のツーリングで一番焦った。
キャンプ場も近くにはない。
とりあえず日没前にこの高台からは下りよう。
夕暮れの海に浮かぶ自衛隊艦船。
今夜の宿も決まっていないのにこんな写真撮っている場合じゃないんだけどね。
その後ここで再びネット検索したり電話した結果、さらに1時間ほど走って隣の小浜市まで行くことにした。そこならゲストハウスに空きがあったので。
本当はもっとじっくり、美しい地名を持つこの舞鶴で観光したかったんだけど仕方ない。天橋立とセットでまたこよう。
今回の沿岸ツーリングでは「日没までに宿に入る」をマイルールの一つに設定してたのだが、8日目にして破ってしまった・・・。
そして舞鶴から小浜で、幹線道路とはいえ暗い道を走ること50分。
途中で空腹のためファミリーマートに入ってファミチキを買ったりも。
考えたら朝におはぎを2個食べ、昼にアイスを食べただけ。
それで短時間とは言え海にも入ったし、岬の展望台まで階段を上り下りしたんだから、自分自身がバッテリー切れするのは当然だ。自分の予備燃料も備えておかなくては。ナッツとか。
そして小浜市に新しくできたばかりのゲストハウスに。
ここが空いていてよかった!
●Guesthouse OBAMA21:00 小浜弐拾壱時・Hostel・福井若狭ゲストハウス
女性のドミトリーは別棟。
とにかくきれいだった。
そして母屋の共有スペースはこんな感じ。
キッチン。
ここ、21時から缶ビール一本もしくは地元のお酒を一杯無料で進呈するという時間が設けられていた。宿泊者たちの交流を促進するためなんだとか。この時は他の宿泊者が外にでかけてしまっていていなかったが、オーナーさんといろいろお話をすることができた。
ちなみに私がいただいたのは、地元名産の梅を使った梅酒。しかも無糖。38度と20度のものがあり美味しかった。