<小型バイクでツーリング>日本海沿岸ツーリング

<小型バイクでツーリング>日本海沿岸ツーリング

<小型バイクでツーリング>日本海沿岸ツーリング

沿岸ツーリングもこれがラストステージ!小型バイク「クロスカブ」に乗って山口県下関市を出発し、日本海側の沿岸を東進北上し青森県八戸市まで23日間で3,714キロを走りました。
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【19日目】津軽半島の竜泊ラインの絶景~竜飛岬で台風をやりすごす

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つがる地球村で朝日と共に目覚める。
そりゃそうだ、今日は台風との戦いが待っているのだから。

宿は既に竜飛岬のホテルを予約してあり、そこまで辿り着ければ台風はホテルに籠って見送る予定。そんなわけでいつもより早い出発。

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かなり内陸部に入ってきていたので、まずは西に向かって走る。
空が真っ青! 本当に台風来てるのか!?

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そして日本海近くまで来たらそこから津軽半島を北上。
鯵ヶ沢までは海沿いに幹線道路が作られていたが、津軽半島の西側は湿地帯が多く、道は少し内陸部に入ったところを走っている。

半島とはいえ開けた風景で、気分はなにやら北海道ツーリング。

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ベンセ湿原というところに来てみた。
遊歩道を歩いて湿原の自然を探索できるようだが、時間的にというか心理的に余裕がなかったのでそこはパス。

バイクで走れる範囲だけみていこうと思ったんだけど・・・

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向こうから車が来たらバイクでも除けるスペースがないような狭い砂利道。

しかも朝一番に通ったのが私なのだろう。
クモの巣だらけでヘルメットが大変なことに・・・。

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重たく実った稲穂の海。
その向こうに池のようなものが見える。

ベンセ湿原には小さな池なのか沼なのかわからない水場がいっぱいあった。

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津軽半島にもじわじわエリア拡大している「風力発電施設」。ここでは、これから風車を建てる現場をあちこちでみかけた。

畑の真ん中に、こんな感じの太い金属の柱や羽になると思われるものがごろんと横たわっているのだ。きっと次に来たらこのあたりも、秋田の沿岸のような風車ロードになっているはず。

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こちらは少々こぶりな風車。

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バイク走行に支障がでるほどではないが、風はじわじわと強まり、十三湖の湖面はかなり波立っていた。

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美しい三角形の形をした靄山(もややま)。

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その靄山を通過したあたりから海岸沿いの道が始まり、津軽半島のツーリングロードが始まる。

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竜泊ラインだ。
小泊から竜飛岬までの国道339号線で、冬季は閉鎖となるそう。

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ここは本当に最高!

前の日、暗くなってもいいから無理して竜飛岬まで走っちゃおうかと少し思っていたのだが、やらなくてよかった。夜間走行でこの風景を見逃すなんてもったいない。

(そもそも暗い中で走ったらやばかった・・・)

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どこか北海道の海岸線にも似ている。

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おそらく少し霞んでみる大地は北海道だ。

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・・・と思うと突然こんな砂浜も。

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さらに不思議な形をした岩場も。
風景が次々変わるので飽きずにいられる。

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そして途中から、突如ぐいぐいと上っていく山の中の道に。
津軽半島の北端あたりは、日本海側に道がなく、山を越えてゆくルートとなる。

このつづら折りの道を見れば、どのくらいの傾斜かわかるだろう。
登り切ったところにはぐるり360度みわたせる展望台。

北海道も見える!

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台風近づいているのにこのあたりをうろうろ走っている人も少ないのだろう。
自分以外誰もいないので遠慮なく記念写真♪

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そして展望台から再び下ってきた先には本日のゴール、竜飛岬。
なんとか台風の影響が出始めるより先に到着できた。

写真は竜飛岬の西の先端のほうから南側を写したもの。
こりゃ道がないはずだと納得。

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バイクに乗るようになってから、何度か話を聞いた「車でもバイクでも走れない国道がある」という階段国道。なぜだか国道339号の一部だけが階段になっているのだ。

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ボタンを押すと曲が流れるモニュメント。

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曲はもちろん・・・

津軽海峡冬景色。
誰か観光客が来るたび押して流れるので、しばらくこの曲のさび部分が頭の中にはりついてはなれなくなったよ。

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ホテル竜飛。
お盆中ということもあるのか、なかなかどうしていいお値段ではあったが、台風が迫っているので背に腹変えられず。

竜飛岬は、どの観光スポットも歩いて行けるほどの距離なので、台風が近づいて雨が降り始めるまでの間、もう少し観光することにした。

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訪れたのは青函トンネル記念館。
青函トンネルは、1961年に建設が始まり、複雑な海底の地盤ゆえ工事は難航し、何度もの異常出水で殉職者もでている。

そんな青函トンネル建設の歴史や使われた道具、設計図などが展示されている。

かなり感動しながら、実際にトンネルに潜るツアーが始まるので展示室から出てきたところで驚きの出会いがあった。

「わださんですか?」

かなり色濃く焼けたイケメンのおにいさんにいきなり声をかけられたのだ。
何が起こったのかまったく理解せず「は、はい・・・」と答えたまま絶句していたら、なんと今年に入ってから加入したバイク乗りのボランティア団体「千葉レスキューサポートバイク(千葉RB)」のメンバーの友人で、別地区のRBに参加しているバイク乗りの方だった。

青森に入った後、「赤いBMでそのあたりをツーリングしている友人がいる」というFacebookコメントをもらっていたんだけど、お盆中でツーリングしているバイクだらけの中、「赤いBMWで見つかるはずがないだろ」と思っていた。

実は相手にも「赤いクロスカブで走っている人がいる」とメッセージがいっていて、たまたま駐車場で赤いクロスカブを見かけたので、記念館の入り口からそれっぽい人がいないか見ていたとのこと。

なんたる偶然!!!

というか、ヘルメット持って歩いていたわけでもないのによく私がそのクロスカブのオーナーだとわかったよなあ。それが一番スゴイ。

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そんなわけで一緒に青函トンネルの坑道体験ツアーに参加。

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ケーブルカーで地下・・・いや海底深くへ。

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体験坑道駅。

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青函トンネルが開通するまでの試練の連続の展示をみたばかりなので、この坑道も非常に重たいものがある。

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死傷者も多数だ。

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いやー、実際に潜ってきてみてよかった!

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その後、その方は津軽半島を南下してつがる市方面に戻るということでわかれ、私は少し竜飛岬周辺を散策。

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かわいいタコなど歩き食い。

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上空に怪しい色をした雲が広がり始めた段階でホテルに戻った。

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こんなに早い時間にバイク走行を終える事なんてあまりないので、駐車場の一角でチェーン清掃も。

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その後雨がぽつぽつ降り始めたので、ホテル内に入り、チェックイン開始時間までロビーでパソコン作業。
ここのすぐ下を青函トンネルが走っているということで、新幹線が走る時間になると天井のライトが次々と色を変え、録音テープだとは思うけどトンネル走行音が響くという演出。

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午後にはもう雨となった。

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そんなわけでこの日は半日ホテルの部屋で、撮りためた写真の整理。
今回はどうにもこうにも宿で写真整理する時間が取れず、それだけがずっと憂鬱だった。

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ホテル代が予算オーバーだったので夕食朝食なしにして、食料は途中のコンビニで買い込んできた。買い込み過ぎた気がしないでもないが。

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温泉も♪