<小型バイクでツーリング>九州一周沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>九州一周沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>九州一周沿岸ツーリング記

バイク歴2年半の初心者ライダー(♀46歳)が、赤いクロスカブ(110㏄)に乗って九州へ!総距離3,000キロ以上。2016年4月の大震災&豪雨で被害を受けた熊本・南阿蘇へも足を伸ばし、海岸線を時計回りにぐるり一周してきました。
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走行距離1万キロ達成!野間岬〜川内原発展示館

他に宿泊客がおらず、夜何度も物音で目覚めてしまった海辺のキャンプ場。
それでも気付けば朝になっており、決して十分な睡眠はとれていなかったものの、気温の急上昇で目覚めた。また暑い一日が始まる!

九州南部は至る所にパームツリーがひょんと伸びていて、まさに南国。
それはそうと、朝からそわそわしていたことがある。

バイク免許をとったのが2013年1月。
そして赤いクロスカブを購入したのが2014年3月。

バイク歴2年半だが、年一度のツーリング以外は近所のコンビニか郵便局に行くのにたまに乗るくらいなので、なかなか伸びなかった走行距離が、ついに1万キロ突破する日だからだ。せっかくならと直前からのカウントダウン。いやカウントアップ。

9がずらり並んだ瞬間。

その9が一斉に上にあがって姿を消し・・・

祝・1万キロ!!!

何がうれしいって、地元の路上とかでなく、鹿児島のこんな美しい入り江風景の中でこの記念すべき瞬間を迎えられたこと。ちなみに5000キロは北海道ツーリング開始数日後に迎えた。

その後の風景も感動ものだった。
崖ぎりぎりまで行ける場所があったので、記念撮影など。

薩摩半島の西側のでっぱっているところ、野間岬に行く途中の山道を登っていった途中に「杜氏の里笠沙」という建物があったので立ち寄ってみた。施設駐車場についてびっくり。朝早い時間帯にもかかわらず車が何台も停められており、さらに一升瓶を何本も抱えた人たちが次々でてきて車に積み込んでいる。

なんでも、ここで昔ながらの製法で作られる芋焼酎が大人気で、今は抽選制で月に一回だけ販売しているとのこと。この日はその抽選で当たった人が購入できる日だったのだ。地元の人がほとんどとのことだが、こんな山の中まで車で買いに来るのだから本当に美味しいのだろう。

焼酎造りの歴史や製法、道具など。

知らなかったのだが、日本の焼酎造りの原点がここにあるそうで、黒瀬杜氏と呼ばれるこのあたり出身のプロフェッショナルたちが、九州各地に招致されて焼酎造りを行ったのだとか。

そんな黒瀬杜氏の技を伝承し歴史と文化を伝えるためのこの施設では、昔ながらの製法で今も芋焼酎を作り続けているのだという。仕込み時期は9月から11月がピークで、その時期に来れば実際に焼酎造りをしている様子も見学できるそう。

そしていよいよ野間岬。
あの細長い半島の嶺沿いに道があるらしい。どこまで走れるだろうか。

風力発電の施設があるところまでは舗装されていたが、その先は未舗装の道になり・・・

流石にこれ以上進むと転回ができなくなるなと諦めたのがここ。

野間岬、先端までは行けず。

キャンプでの寝不足がたたり、途中で眠眠打破を投入。
無理して走って事故を起こしてもいけないので、予定していた水俣まではいかず、手前で宿をとることにした。

その前に一か所だけ立ち寄り。
2015年に最初の再稼働となった川内原発だ。

この日はたまたまなんだけど、再稼働1年目の日で、午前中は原発反対の人たちが正門前に集まり集会を開いたそう。

左側が1号機、右側が2号機で、それぞれ出力89万キロワット。

すぐ隣にはPR施設もある。

福島第一原発の事故の経緯などの展示も。

肥薩オレンジ鉄道の阿久根駅には、ライダーが泊まれる寝台車の車両があるとツーリングマップにあったが、ネットで調べると今は営業していないとのこと。念のため立ち寄ってみたらやはり今はもう泊まれない。

そして当日予約した、出水市のビジネスホテル。
疲弊ピークだ。

汗だくのまま2日間来たTシャツなどもすべて洗濯してすっきり。
最近はフロントにいうと、こんなものまで貸出してくれるのね。知らなかった。

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