<小型バイクでツーリング>東海道沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>東海道沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>東海道沿岸ツーリング記

110ccの小型バイク「クロスカブ」で日本一周!を目的に、毎年ひとりで「沿岸ツーリング」をする40代♀の管理人。今年は茨城・鹿島港から房総半島・伊豆半島・東海道そして紀伊半島をまわり大阪・神戸までの約2400キロを走りました。宿場町の風情残る街道や半島の入り江風景を堪能♪
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紀伊半島の絶景&訪れておきたいスポット

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日本最大の半島が紀伊半島。
東の付け根には名古屋市が、そして西側には大阪があり、三重県・奈良県・和歌山県を含みます。

山の多い地形で、内陸部には高野山、熊野三山などがあり、多くの参拝者・巡礼者を集めていますが、海沿いも見どころ満載です。


私は伊勢・志摩・鳥羽以外は訪れたことがなくほとんどの場所が初訪問。
何人ものバイクつながりの方から「紀伊半島は最高」と聞いていたのでとても楽しみだったのですが、実際は期待以上でした。


お伊勢まいり

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東側から紀伊半島に入った場合、まずは「伊勢神宮」でしょう。
少し離れた場所に「外宮」と「内宮」がありますが、まず外宮を参拝してから内宮へ。そしてそれぞれの中では「御正宮」を参拝してから「別宮」という順序だそうです。

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伊勢で泊ったおはらい町通り路地裏の「宿屋五十鈴」では、夜に希望する宿泊者を対象としたお伊勢参りのガイドがありました。参拝の順序やそれぞれの建物の意味、名前の由来、そしてもちろん神様や三種の神器のお話など、とても勉強になり、翌日早朝の内宮参拝にも大いに役立ちました。

宿から内宮までは徒歩数分の場所だったので、少し早起きしての参拝。

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早朝5時半に開店する赤福本店も、がらがらの中で赤福をいただくことができます。


伊勢・鳥羽・志摩、そして南三重のリアス式海岸

地図で見てもよくわかりますが、このエリアは非常に入り組んだリアス式海岸で、多数の入り江に集落が点在しています。その海沿いの道が最高のツーリングコース。

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展望台もありますが・・・

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走りながら左手に広がる風景のほうがはるかに感動的です。
個人的にはパールラインの先のほうが、車もバイクも少なく、のどかな風景をのんびり楽しむことができよかったです。


南三重の梶賀集落で伝統製法「あぶり」をいただく

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志摩から先は、無料で配布されている三重県南部のツーリングガイドを参考に走りました。この中で紹介されていたのが、金曜土曜の11時から16時までしか営業しない古民家レストラン「梶賀 網元ノ家」。

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「あぶり」と呼ばれる、燻製にした魚を使った料理をいただくことができます。この時食べたぶりのあぶりは、ツーリング中に食べた料理の中でトップ3に入ります。


紀伊半島東側の「奇岩風景」いろいろ

海岸線では、自然が作り出した造形を楽しめる場所が何か所もあります。
ひとつ目が「楯が崎」。ただここは、駐車場から徒歩50分かかるという情報を得ずに歩きだしてしまい、のちのち大後悔しました。

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汗だくで辿り着いた柱状節理の風景がこれ。

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さらに「鬼が城」。ここは世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成要素のひとつです。

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少し先には「獅子巌」。動物や人の顔に似ている岩は全国各地にありますが、これはなかなか精密といえるのではないでしょうか。まるで彫ったかのようです。


日本一短い川「ぶつぶつ川」

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どちらかというと「話のネタに」という感じではありますが、経験として面白いのが全長13.5mの日本一短い川。

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源流から河口までを歩ける体験なんて他ではまずないと思いますので。


本州最南端の潮岬

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紀伊半島の最南端はイコール本州最南端です。
潮岬観光タワーでは、入場料を払うと「本州最南端訪問証明書」がもらえます。


リゾート地・南紀白浜の円月島でサンセット

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紀伊半島の西側には、巨大リゾートホテルが立ち並ぶ温泉地・南紀白浜があります。ここの円月島のサンセットが本当に見事!!!実は地元の紀伊株主(カブオーナーのグループ)の方々に案内してもらったのですが、日没時はこの円月島の真ん中に太陽が沈むポイントに大勢の観光客が集まっていました。

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三段壁に。

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その名の通り真っ白な白浜ビーチ。

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日帰り利用できる温泉も多数ありますが、岬の露天風呂「崎の湯」はまるで海岸の岩場をそのまま湯船にした、他にはない温泉です。内湯も洗い場もありませんが、おすすめです。

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南紀白浜の市街地から少し北に行ったところにある「とれとれ市場」は、海産物を購入し、そのまま外のバーベキュー場で焼いて食べることもできる巨大施設。外国人観光客でにぎわっていました。


石灰岩でできた白い岩場が広がる「白崎海岸」

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最後に白崎海岸。
紀伊半島の通常観光だと省略されてしまうことも多いかもしれませんが、沿岸ツーリングでは必訪の場所。

岬全体が白い石灰岩でできていて、異世界のような風景が広がる中に、コテージありキャンプ場あり、ダイビングショップありと、なんとも不思議な空間です。こんなところでの野営は楽しそうです。


+ + +


紀伊半島は結局4日間をかけてまわりましたが、それでも時間が足りず、立ち寄りたいのにパスした場所がたくさんあります。沿岸はもちろんのこと、内陸部に入ればさらに素敵な場所がたくさんあるようなので、今度はここだけを目的地にしてやってきて、さらに時間をかけてまわりたいと思います。


【11日目】早朝の伊勢参り~鳥羽・南伊勢のリアス式海岸を走る
【12日目】南三重ツーリングガイドは役立つ!郷土料理「あぶり」に奇岩地形
【13日目】クジラの太地町に本州最南端、そして格好よすぎるカブの方々と円月島サンセット
【14日目】南紀白浜の白砂ビーチに温泉、まるで異世界の白崎海岸