充実の施設「ソーシャルレジデンス花小金井」

当サイトで主に紹介している大型シェアハウスのうち、私が最初に入居して1年程生活した「ソーシャルレジデンス花小金井」。シアタールームにスタディルームなど、共有施設が非常に充実した物件です。少し以前の情報ですが、ご紹介します。

写真

これは2015年に私が初めて入居したシェアハウスです。それまで千葉で両親と暮らしていましたが、夏の間、諸事情で東京にでてくる回数が増えるため、ホテル替りにシェアハウスを借りることにした。

契約したのはシェアハウスで有名なオークハウスが同年オープンしたばかりの「ソーシャルレジデンス花小金井」

「ソーシャルレジデンスって何?」

という方はこちらを見てください。

賃貸住宅の一形態であったシェアハウスをコミュニティ重視の”ソーシャルな場”として再定義したものです。 ソーシャルアプリRと呼ばれる様々な特技やスキルを持った入居者が主導するワークショップ、イベント、セミナーなどが定期的に開催され、ただ住むだけではなく、入居者同士が学び、成長する機会を相互に提供する場として注目されています。 物件内にはヨガ・フィットネスが出来るマルチスタジオ、楽器演奏が可能な防音室、24時間利用可能でWi-Fi完備のオフィススペース(ソーシャルオフィスR)などが備わっています。 職住一体型の利便性から起業を目指す若者、就職活動中の学生、フリーランスで活動しているクリエイターが集まり、ソーシャルアプリを主催する入居者の中には提供するサービスから収入を得る程活躍している方もいらっしゃいます。

入居前と入居時に写真を撮影し、個人ブログにレポートを掲載しました。
そのコンテンツを一部加筆修正して転載したいと思います。

このレポート上の写真・情報はどれも2015年時点のもので、現在は変わっている可能性もありますので、その点ご了承ください。

写真

ナンバー入力方式のセキュリティかかった玄関を入ると広い共有スペース。

写真

ここは確かミーティングルームという名前になっていたと思います。
無線LANも利用でき、日中は居住者もほとんど出払っていて不在だったので、フリーランスの自分にとっては「無料で利用できるコワーキングスペース独占状態」に近いものがありました。部屋での仕事に煮詰まるとここにノートパソコンを持ち込んで作業したり。

写真

静かで涼しく、とても快適な作業スペースでした。
居住者と一緒なら外部の人の入室も可なので、それこそ仕事の打ち合わせなどもできます。

写真

一角にはこんなカウンターも。
珈琲用のドリッパーがあり、奥の棚にはワイングラスなども並んでいました。

写真

その奥に木の扉がふたつ。
右側には「サロン」、左側には「スタディルーム」と。

右側はまだ当時作り中で、この後マッサージチェアなどが入れ、マッサージ等の施術サービスも受けられる場所を作る予定とスタッフの方が話していました。施術をする側も居住者。

ソーシャルレジデンスの特徴のひとつがこれで、例えばネイルができる人が居住者向けに有料でネイルサービスを提供したり、あるいは英会話レッスン・プログラムング講座など、有料&無料のサービスや講座が内部で行うことも許可されていました。

そのためのスペースも用意されているというわけです。

写真

スタディルームは細長い部屋に長テーブルと椅子がずらり。ミニセミナーなども開催できそうな空間です。

写真

そしてこちらが共有リビング、奥にキッチン。
本当に広くてびっくり。

自分にとってはここが最初のシェアハウスでしたが、それまで抱いていたシェアハウスイメージががらり変わりました。

写真

リビングの一角には大型テレビが設置されています。

写真

自由に使っていい居住者用のマッサージ器。
居住者にもとても人気で、平日夜や週末など、気持ちよさそうな顔で横たわっている人をたびたび見かけました。自分で買おうと思ったら高額だけど、こうして皆で共用できるのはいいですよね。お風呂上りとかに使うと本当に気持ちいいものです。

写真

リビングの奥にも、カウンターと丸テーブルが並ぶ空間。机の上には電源タップが置かれていて、パソコン作業をここでやっている人も多かったです。

写真

窓際にはソファが2セット。

写真

そして料理好きな人なら気になるのはやはりここ。
キッチンです。

一般的なシェアハウスだと「キッチンを他人と共有する」ことが料理好きな人にとってはネックになりますが、ここは設備もかなり充実しているので、むしろここが使いたくて入居する人もいそうです。

写真

シンクと各3箇所使える電磁調理器のセットが4セット。

写真

もちろん夜は利用する人も多いので、タイミング悪いと順番待ちになったりもしますが、若い居住者など、仲良くなった人達で共同で料理をしたりすることも結構あるようです。レシピ見ながら、ちょっと凝った料理に挑戦しているグループなども見かけました。

一人分の料理を作るというのは結構ムダが多いし、単調になりがち。一人暮らしの20代の人などはこういう場所で暮らしたほうが栄養バランスもよくなりそうです。夜もわいわい楽しそうだし。

写真

調理家電も充実しています。
お皿やコップも共用のものがたくさん。

もちろん自分専用の食器じゃないと・・・という人もいると思いますが、その場合でも最小限必要なものを数枚用意すれば、あとは足りなければ共用のものが使えます。私も、ご飯茶碗とおかず用の大きめの皿、サラダ用の皿1枚ずつ、お味噌汁やスープなど用のカップ、あとお箸にスプーン・フォークなどだけ自前で用意しました。

写真

ウォーターオーブン「ヘルシオ」が2台。
これがあると、ローストビーフから焼売・小籠包などの蒸し物まで、本当にびっくりするほど美味しく作れます。しかもパネルで料理名を検索してセットすればいいだけなので本当に簡単です。

写真

電子レンジやトースター、炊飯器も。
グラスやご飯茶碗もなんでも揃っています。

ちなみにお皿も鍋も、使った人がきれいに洗って拭いて戻しておくルール。

写真

もちろん一部だらしない人もいて、汚れたままのシンクを見かけることもありましたが、気付いた人やマネージャーさんが掃除したり、あと週に4日清掃の人が入って全館掃除しているそうで、昼には大体いつもきれいになっていました。

写真

調理台の引き出しにはフォークやお箸、フライ返しや野菜の皮むきなど。
実際に暮らしていて、料理もいろいろしましたが、足りないと感じるものはありませんでした。

写真

鍋やフライパンもひととおり。

写真

自室も含め全館禁煙。
唯一吸っていいのがキッチン裏にある喫煙専用ルーム。

写真

その向かいには「フードストレージ」の部屋もあります。

写真

ここには各部屋毎の部屋番号が着いたボックスがあり、砂糖や醤油、小麦粉といった調味料・食材をストックしておくことができます。

冷蔵庫は各部屋に中位のサイズのものがあるので、それを利用します。なので冷蔵庫内の食材の行方を巡ってバトルが起こるなんてトラブルもありません。

写真

共有スペースはこれだけではありません。
地下に降りていくと・・・

写真

なんとスタジオ!

写真

それほど広くはないですが、5~6人でストレッチしたりヨガしたりするには十分。ちょっときつくてもよければもっと入るはず。

体を動かしたい人、ダンスの練習などに使えそう。

写真

さらにこちら。
なんと「シアタールーム」も。

写真

中は打ちっぱなしの壁に巨大スクリーンとプロジェクター。スピーカーシステムも整っていました。

こちらも自由に使ってよく、私はほとんどの人が出払った日中も滞在していることが多かったので、観たい映画のDVDを借りてきて、ここでゆったり見たりしていました。もちろん何人か誘い合わせて一緒に映画鑑賞なんてこともできます。

写真

地下には大浴場が1つと、シャワールームが多数。
大浴場は週替りで「男性用」「女性用」がスイッチします。

もともと社員寮だった時のものなのでしょう、かなり広くてゆったりしています。

その隣には女性専用のシャワールーム。
どちらも男性は男性の、女性は女性の専用暗証番号を入力して入る仕組みになっています。

写真

女性専用シャワールームには2台の洗濯機にドレッサーも。

写真

シャワールーム。

写真

手前に洋服を脱ぐためのスペースがあり、奥がシャワースペース。この入口の扉が内側から鍵かかるようになっています。

写真

女性専用シャワールームは2部屋だけですが、奥に男女共用の大きなシャワールームもあります。

写真

中の作りは一緒です。

写真

ここからは居住者の個人の部屋について見ていきたいと思います。
建物は5階建で、女性専用フロアが最上階。

写真

廊下両側にシングルルームがずらり。

写真

これがシングルルームの中。
10.45m2(約6.4畳)の部屋で、

  • ベッド
  • クローゼット
  • 冷蔵庫
  • エアコン

が付いています。
この写真を撮影した時はまだオープンして時間も経っていなかったため、どの設備も新品みたいにきれいでした。

ただこのままの配置だとウナギの寝床的でもあるので・・・

写真

入居して一番最初にやったことはベッド配置の変更。
ベッドを窓際にくっつけることで、手前スペースが正方形に近いスペースになり、使い勝手もよくなり、空間も少し広く使えます。

写真

ベッドから入り口方向を見ると、クローゼットと冷蔵庫が並んでいます。これは入居二日目風景でまだモノも少なかったので、マグネットフックを使って、扉にお風呂セットをひっかけ、臨時のゴミ箱を作っていました。

写真

クローゼットの下部に引き出しが2つ。

写真

あとベッドの下も引き出し式の収納スペースになっています。

賃貸アパートやマンション暮らしだった人がその荷物を全部運び込もうとしたら大変なことになってしまいますが、キッチン用品も不要だし、掃除道具も自分の部屋だけやればいいので最小限でOK。

必要な物だけに絞って持参すれば、この収納で十分かなと思います。
もちろん自前で収納家具を買ったり、衣装ケースを積み上げて使うこともできます。

写真

洗濯物はベランダに。
干している時間ない人なら有料の乾燥機も用意されています。

写真

鳩害防止でしょうか、ネットが設置されていました。
なかなかいい眺め!

写真

洗面所は各フロア毎にあります。

写真

洗面台の向かいには洗濯機2台と乾燥機1台。
この建物内で、有料なのは自動販売機とこの乾燥機だけ。

写真

トイレは各階に1箇所ずつある。
5階は女性専用フロアなのでトイレも女性専用。

写真

個室が並んでいる向かい側には、男性小用便器を取り外した跡もありました。

もともと社員寮だった建物だとのことなので、男性社員がメインの社員寮だったのかもしれません。

写真

玄関にはロック付き郵便受け。

写真

さらに宅配荷物を不在時に受け取るためのロッカーも。
ネットショッピング頻度が非常に高い自分としては、これがあると非常に助かります。

写真

入居後、洗面所や共有ラウンジで他の入居者に会うたび挨拶をしていったのですが、Facebookでつながったら共通知り合いが何人もいる人がいたり、いろいろ不思議なご縁も。フランス人や韓国人など、語学学校に通っている外国籍の居住者もいました。

最初から数か月だけの生活とわかっていたこともあり、私はそれほど積極的な交流などしていませんが、シェアハウス内でのイベントなども頻繁に開催されていて、和気あいあいとした雰囲気でした。公式サイトによると、今は7割が外国人居住者となっているようです。

一定の供託金を預ける「スマート会員」制度を利用すると割引もあり、当時の私は通常の賃料で65,000円のところ、2万円割引を適用してもらい月45,000円払っていました。 賃貸料などは変わる場合もありますので、最新の情報については公式サイトにてご確認ください。

●ソーシャルレジデンス花小金井