小型バイクで走る日本一周沿岸ツーリング

小型バイク「HONDA クロスカブ」

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「カブ」というと、「郵便・新聞配達のバイク」を思い浮かべる人が多いでしょう。2018年で生誕60周年。高い耐久性と燃費の良さで、日本だけでなく世界各国で愛され、シリーズ販売台数は世界最多。その数1億台超というからびっくりです。

●ホンダ公式サイト「スーパーカブ60周年アニバーサリーサイト」

私が2014年3月に購入した「クロスカブ」もその中の1台。
同シリーズではもっとも新しく、2013年6月に「赤」「黄色」の2色で発売開始となり、その後グレーも登場。さらに2018年2月には新モデルが誕生し110㏄に加え50㏄モデルも誕生しました。

クロスカブは、ビジネスモデルとして取り回しやすさや経済性などで定評を得ている「スーパーカブ110」をベースに、アウトドアイメージのスタイリングと装備を施した新感覚のレジャーモデルです。開発にあたっては、"THE CROSSOVER A LIFE AND PLAY"をキーワードに、日常での使い勝手と遊び心の融合を図っています。 (Honda | アウトドアスタイルの「クロスカブ」を発売
総排気量109cc
エンジン空冷4ストロークOHC単気筒
変速機常時噛合式4段リターン(停車時はロータリー式)
燃料タンク容量4.3L
燃費62.5km
シート高784mm
車両重量105kg

●ホンダ公式サイト「クロスカブ」~遊びゴコロをのせて走ろう

私は2013年にバイク免許を取ったばかりで、このクロスカブが人生で最初のバイク。
免許は普通二輪なので400㏄まで乗車可能ですが、40代過ぎてからの遅いバイク乗りなこともあり、体型・体力にあったバイクをということで、小型を選びました。

●突然ですが・・・普通自動二輪車免許とりました\(^o^)/
●クロスカブ買いました!!!!!



沿岸ツーリングにも最適な「クロスカブ」

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きっとバイクに乗っている人なら誰もがそうであるように、私も自分が選んだバイクに強い愛着を抱いており、とりわけ沿岸ツーリングの時には強く

「クロスカブにしてよかった!」

と感じます。

北海道や九州にまでソロツーリングする話をすると「だったら高速も走れる中型か大型のバイクのほうがいいのでは」と言われますが、小型ならではのメリットがありますし、さらにはカブならではの良さもたくさんあります。それらは自分にとって「高速や自動車道を走れない不便さ」を上回るものなのです。

ま、正直なところ他のバイクを体験したことがないので比較もできないのですが、クロスカブでの沿岸ツーリングで気に入っている点をあげるとこんな感じです。



風景を楽しみながらのんびり走行

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110ccのクロスカブは原付二種(51~125㏄)という分類になり、高速道路はもちろん有料道路も多くは通行不可です。

ただ長時間、周辺の景色も楽しみながらのんびり走るのに向いているかなと思います。

高速で走り続けるのはしんどいですが、逆に低速でのんびりとことこ走るのは、カブのような小型バイクのほうが適しています。

大型バイクと違い、自転車感覚で気軽に停まったりまた走り出したりということができるのも小型ならでは。気になる風景が視界に飛び込んでくればすぐ手頃な場所を探して停車し、カメラだけ持ってバイクを降りれる身軽さがあります。

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カブは、スクーター同様シートにまっすぐ腰掛けて運転する乗車姿勢。走りながら周囲の風景を楽しむのも、前傾姿勢がきついバイクよりは楽かなと思います。まあこのあたりは、自分自身が前傾乗車するバイクを教習所でしか体験していないので比較はできません。実際に乗っている人に聞くと、「慣れの問題かも」ということです。



小回りがきくので細い路地にも躊躇なく

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写真は「細い路地」どころか完全に草むらでどん詰まっていますが、かなり細い道や行き止まりになりそうな道でも、あまり躊躇なく入っていけてしまうのが小型バイクのいいところ。

当然ですが、大型バイクよりUターンは簡単。
幅がない道でも走行したままUターンすることができ、最後いざとなれば力技で前輪持ち上げての方向転換も可能です(バイク重量は100キロ以上なので女性の自分だと簡単ではないですが、センタースタンドを使って回転させることもできる)。

沿岸ツーリングでは、入り江の小さな集落などもよく通ります。細い急坂で先が見通せない道も多く、行き止まりのリスクを考えるとUターンが面倒で諦めてしまう可能性も高いもの。でも小型バイクなら好奇心だけで突っ込んでいくこともできます。ローギア仕様のクロスカブなら、多少の坂道もそれほど難なく上れます。

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タイヤは17インチとスーパーカブより大きく、シート高もやや高い784㎜。いつかオフロード体験もしてみたいなと思い、最近、平らな砂地や砂利道などは走るようになりました。沿岸ツーリング中は荷物が少々重たいのでバランス崩しがちになりますが、多少粗い道でも問題なく走ることができます。

クロスカブで山中にわけいり、釣りを楽しんでいる人もたくさんいます。オフロード車ではないのでもちろん限度はありますが、いろいろな場所に入り込んでいけるアクティブなバイクです。



カブならではのたっぷり積載量

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「荷物がいっぱい積める」
これは、長年にわたって配達バイクとして活躍してきたカブの大きな強みのひとつでしょう。
頑丈なキャリアに箱を装着すれば、テントや寝袋などのキャンプ道具、また長期のツーリングの荷物も余裕で積み込むことができます。

沿岸ツーリングでは、基本安いビジネスホテルや民宿などに泊まっていますが、天気がよく快適なキャンプ場があれば数日に一回はテント泊をしています。宿泊場所は直前あるいは当日に予約するのが常ですが(どこまで走れるか見えないため)、8月の繁忙期でもテントがあれば、最悪なんとかなり安心です。

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東北と北海道では、約30Lのアイリスオーヤマの箱だけでしたが、九州からは両脇にサイドバッグを装着し、容量アップを図りました。重たくしすぎるのは危険ですが、積載容量に余裕があると荷造りが楽です。

ちなみに過去のツーリング中に何度か「凄いツーリングカブ」に出会ったことがあります。後ろだけでなく前にもキャリアを装着し、驚愕するほどのキャンプ道具を山盛りに積みあげて走っている人たちです。

「カブ 積載量」などで画像検索すると見つかりますので、興味ある方は見てみてください。きっとびっくりするはずです。



ガソリン3Lで一日走れる!?60km/Lの好燃費

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ツーリング中によく「カブだと燃費いいんでしょ?」と聞かれます。
過去の沿岸ツーリングでの走行距離と燃費はこんな感じでした。

ツーリング走行距離燃費(L)
東北太平洋側沿岸(2014年)1,281km65.32km
北海道一周沿岸(2015年)3,055km59.45km
九州一周沿岸(2016年)3,281km64.63km
東海道沿岸(2017年)2,692km58.04km

毎回ばらつきがあり、少々飛ばしてしまった北海道や、東京・大阪など都市部も走行した東海道沿岸ツーリングでは60km/Lを切ってしまいましたが、やはり全体的にはいい燃費だと思います。

東海道沿岸ツーリングでかかったガソリン代は、20日間・2,692キロで5,985円にすぎません。

ガソリンタンクは4.3Lと小さめで、毎回の給油量は3~3.5L程。
長距離ツーリングではもう少し容量欲しいところですが、一回給油すれば200キロくらい走るので、丸一日ガソリンスタンドに立ち寄らなくても余裕。ガソリン携行缶をお守り替わりに持参していますが、使ったことはほとんどありません。



カブ用パーツいろいろ/カブ乗りコミュニティも

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カブシリーズは乗車人口が非常に多いバイクなため、専用のカスタムパーツもたくさん出ています。さらに自作パーツなども取り付け、オリジナリティたっぷりのカブに仕上げているカブ乗りが世の中にはたくさんいるようです。

私自身は最小限のオプションしかつけていませんが、おかげで長距離のツーリングもかなり楽になりました。詳細は別記事「クロスカブをプチカスタム」を読んでいただければと思いますが、例えば上の写真はハンドル下に取り付けたメッシュインナーラック。ここにお財布やカメラなど入れたウエストポーチやポシェットを入れておけば、コンビニ店内にもさっと入っていくことができます。もちろん地図や飲料ペットボトルも。

カブ愛好者のコミュニティが存在することもカブを選ぶ大きな理由のひとつとなります。
Facebookには、カブに乗っている人たちのグループがあり、日々様々な情報交換が行われています。クロスカブ専用のグループも存在します。

各地域にカブ乗りのグループもありツーリングなど一緒に行っているようです。私も紀伊半島で、「紀州カブ主」の方々とお会いし、一緒に走らせてもらい、また四国では愛媛カブオーナーのイベントに偶然遭遇し、一緒にしまなみ海道を走る機会に恵まれました。

●<東海道>クジラの太地町に本州最南端、そして格好よすぎるカブの方々と円月島サンセット
●<四国・瀬戸内海>コンビニでの偶然の出会いから「愛媛カブ主ミーティング」に飛び込み参加~尾道の高台からの夜景

また「カフェカブミーティング」というカブ愛好者の集まりも各地で定期開催されています。東京では毎年秋にHONDA青山本社前で。いろいろなツーリングを楽しんでいる人たちがカスタムしまくった愛車と一緒に集結するこのイベント。バイク持参での参加は事前申し込みが必要ですが、それ以外の人も自由に会場内に並べられたカブを見ることができます。興味ある方はぜひ覗いてみてください。

●20周年目の「カフェカブミーティング青山」に参加
 
 
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私の愛車自慢は以上。
これからもまだまだ、クロスカブと一緒に、新しい世界を体験していけたらと思っています。

●ホンダ公式サイト「クロスカブ」~遊びゴコロをのせて走ろう

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