九州のグルメ
九州一周ツーリング22日間は、あまりの暑さにばてそうにもなりましたが、食が細るということはなく、各地の美味しい物を貪欲に食べ続けていました。関アジ、宮崎のチキン南蛮、鹿児島では盛りだくさんの海鮮丼をいただき、天草と長崎のちゃんぽんに博多ラーメン。国道沿いの人気ジェラート店にも立ち寄り。
いくつかピックアップすると・・・
ご当地グルメ「中津唐揚げ」
九州上陸し、北九州市のフェリーターミナルから走り始め最初に向かったのが中津。
ここのご当地グルメが「唐揚げ」だった。
幹線道路沿いに人気店がいくつも点在する中で向かったのは、2016年第七回からあげグランプリの西日本しょうゆダレ部門で最高金賞を受賞した「からあげの鳥しん」。一日十食限定と言うお弁当を購入し、気温35度以上のめちゃ熱い屋上のイートインでいただいた。
唐揚げはどこか生肉にも近い触感でジューシー。美味しかった。けど暑かった・・・
10,000円以上の宿が7,000円引きになるという大盤振るいすぎる復興支援クーポンを使って予約した別府温泉のお宿。
いやー、まさか3,000円で貸切温泉も利用できるこんな素敵な宿に泊まれるとはと、たっぷり湯に浸かりほくほくの顔で部屋に戻ったら、なんと食事は部屋食。
これだけで3,000円しちゃうよなという豪華な内容。
ちなみに朝食も部屋食。
ツーリング22日間通してもっとも贅沢な宿体験だったかも。
関の一本釣り関あじ
関さば・関あじで有名な「佐賀関」。左手に海が広がるのどかな風景を走り、佐賀関漁港に隣接したお店で「関あじ定食」を食べた。本当は一番安い「関あじ焼定食」を指さして注文したんだけど、口頭ではどうも「関あじ定食」と言ってしまっていたらしく。
こりっと身もしまり美味。予算オーバーだったけど(2,300円)一期一会ということで。
●大分なのに愛媛街道・佐賀関?~入り江連なる日豊リアスラインを走る
宮崎市内で食べたチキン南蛮
宮崎市では、大学卒業以来の同期Kくんと飲み会。
焼酎を飲みながら食べるものすべてが美味しく、特に忘れられなかったのがチキン南蛮(楽しすぎて写真撮り忘れた)。
ふっくらチキンに衣はカリっと。
そしてタルタルソースは驚くほどの卵たっぷりで、今まで食べた中で最高の味。
食べてびっくりな「魚うどん」
さっぱりとした普通のうどんにしか見えないと思うがこれ、小麦粉を使わずうどんを再現した「魚(ぎょ)うどん」。原材料は魚のすり身で食感は蒲鉾にも近いのだが、そうと知らなかったら気付かないほどにうどん。あっさりスープともマッチして、癖になる味。
ちなみに「チキン南蛮」は宮崎のご当地グルメなのだが、2日目に食べたものはタルタルソースはなく甘酢かけ。いろいろなバリエーションがあるんだなあ。そして宮崎駅前の居酒屋で食べたのと同じくらい美味しかった。
もりもりな海鮮丼「時海丼」
佐多岬からも近い人気のお食事処「時海(ときみ)」。
営業時間が終わるギリギリに訪れたため、一度は断られたものの、残念な笑みで店を後にし駐車場に向かっていたら、奥さんが後ろから追いかけてきてくれて一食用意してくれることに。ありがたや。
さらに魚ちょっと多めにしときましたと言われたものの、多すぎてどれがサービス分なのかもわからず。帰りには「おやつ替わりにどうぞ」とふかしたさつまいもの新芋までもらってしまった。ほんといろいろありがたかった。
鹿児島市内で美味しい豚肉の蒸籠蒸しランチ
鹿児島市内在住の知人2人と合流し、黒豚しゃぶしゃぶの名店「いちにいさん」に。
ランチタイムメニューの豚肉の蒸籠蒸しは、濃厚な味わいの豚肉。
盛り上げ上手な楽しいマスターのいる店で天草ちゃんぽん
天草ちゃんぽん発祥の店という「EAT730」。
陽気で話し上手なマスターがひとりで切り盛りしており、注文してから野菜も炒め始めるらしく思いの他待たされたが、予想外の美味しさ。しっかり炒められたもやしに野菜も美味しく、「ちゃんぽん」イメージが変わった。ちょっと遠いけど行く価値あり。
熊本市内のお洒落なスペインバル
・・・しかし名前を忘れてしまった。
熊本市内在住の10年来の友人夫妻に連れてきてもらったスペイン料理のお店。有明のタコにキノコのアヒージョ。ワインも進んで飲み過ぎてしまった。
こってり熊本ラーメンは「こむらさき」で
熊本と言えば熊本ラーメン。
名店・人気店いろいろあるので、どこで食べるか悩むところだが、スペイン料理店のカウンターで隣り合わせた女性がおススメの「こむらさき上通り中央店」でいただいた。こってりスープに、食感が新鮮な麺がよくからみお腹も満腹に♪
ボランティア参加兼ねて訪れた南阿蘇では、着いたその日にボランティア拠点の人たちに連れられて地鶏焼の「田楽」に。店内には囲炉裏がずらり並び、地元の地鶏を網焼きでいただく。バイクだったので残念ながら諦めたけど・・・飲みたかったなあ。
水郷・柳川でいただくうな重
川の両脇で大きな柳の木がうっそうと葉を垂らす風情ある水郷の街・柳川。
観光客も大勢来て賑わっていた。ここの名物といえばうなぎ。ご飯もたれで炊き込んであり、うなぎもふっくら。お値段もなかなかいいので一番小さなものを選んだけど、ちょっと足りないくらいがいいの(と負け惜しみ)。
"生"ジェラートを食べにカフェ立ち寄り
ツーリングマップるには様々なグルメ情報が書き込んであるんだけど、主に男性が利用者なせいか、スイーツ情報はそれほど多くない。逆に書き込まれていると非常に気になり立ち寄ってしまう。
長崎県西海市の「いわした製菓」というカフェ併設の洋菓子店では生ジェラートをいただいた。生ってなんだろう?
九州上陸後、コンビニやスーパーでちょいちょい目にしたビニール袋入りかき氷。一個48円。ドラッグストアで買ってみたら、氷自体が砂糖水で作られているようでかなりの甘さ。でも猛暑の中を一日走り疲弊しきった身体にはなによりのご馳走。
生月島の岬のカフェレストラン
平戸から橋を渡って生月島へ。
そしてひたすら北上して塩俵の断崖を見た後に飛び込んだ近くのカフェレストラン「カフェ・パヤラ」。
正直、駐車場もがら空きだし、中の様子もわからずどこか寂れた感じもあり入るの躊躇したが、空腹に負けた。
ミュージシャンのマスターが一人で切り盛りするお店は、奥にライブスペースもあった。そしてにんにくが良くきいたパスタは、丁寧に作られたことがわかるやさしくて上品な味。外観で判断しちゃいかんな。
呼子朝市のいかしゅうまいに銀山温泉の湯上り定食
呼子朝市で食べたいかしゅうまい。
こちらは唐津市内からも近い日帰り温泉施設「銀山温泉」の湯上り定食。1080円でこれにさらに茶わん蒸しとデザートまでついてくる豪華さ。
博多ラーメンは人気店ShinShinで
バイク旅のいいところは、駅からの距離などに関係なく自由に動き回れること。博多市内に着いたのがお昼ちょっと前だったので、混み合いそうな天神エリアなどは外し、少し離れたShinShinのお店にやってきたところ、待たずに・・・というか、自分ともう1組しかいない中で注文ができた。
細いしゃきっとした食感の麺にやさしい気持ちになれるスープ。
何日か滞在していたなら、毎食これでもいいとおもえてしまうほど。
小倉駅近くでいただいた肉汁たっぷり「揚子江の豚まん」
粗く刻んだ玉ねぎはとろとろ。そして肉汁たっぷり。
人気な理由も納得。
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以上、九州ツーリングで食べた美味しい物でした。
もっともっと美味しいものもあったのですが、ひとりだと正直入りにくい店もあり、また22日間という長期間ツーリングなこともあり贅沢三昧はできなかったという事情もあります。それでも豚に鶏、そして熊本と博多のラーメン、天草と長崎のちゃんぽんと、ご当地グルメをたくさんいただくことができました。満足♪