<小型バイクでツーリング>四国・瀬戸内海沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>四国・瀬戸内海沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>四国・瀬戸内海沿岸ツーリング記

110ccの小型バイク「クロスカブ」で海沿いの道をただひたすら走る「沿岸ツーリング」を続け、気付けば5年目&5回目。今回は四国一周そして瀬戸内の北側・山陽地方の海岸ルートをぐるり走ります!
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【0日目】東京港フェリーターミナルから四国・九州行き東九フェリーに乗船!

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5年目・5回目の沿岸ツーリングは・・・

「四国・瀬戸内海沿岸ツーリング」

東京から徳島までフェリーで行き時計回りに四国一周した後、徳島から和歌山にフェリーで渡って、和歌山から下関まで瀬戸内海北側の沿岸を走って、北九州から再びフェリーで東京に戻る予定だ。

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そんなわけで出発は有明にある東京港フェリーターミナル。

日本列島を縦断した巨大台風24号のせいで3日間も運休となってしまった東九フェリー。出発前日までハラハラさせられたが、ちょうど予約していた10月1日夜の便から運航再開したのは本当にラッキーだった。

前々回の九州一周沿岸ツーリングの時は、諸事情でバイクだけ船に乗せ、本体(私)は飛行機で北九州に飛んだ。フェリーターミナルの駐車場に荷物満載のクロスカブを一人(一台)残して去る時にはとても不安な思いになったものだが、今回は一緒なので安心。

ちなみに東京→徳島までの運賃は・・・

乗船料(二等洋室)11,500円
原動機付自転車5,800円
合計17,300円
          

●オーシャン東九フェリー「料金・運賃」

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通常1時間前に乗船開始となるのだが、休航明けでトレーラーなど多かったのかもしれない。19時半出航の1時間半前には乗船が始まった。

毎回ちょっとどきどきするフェリー乗船だが、5年前の第一回沿岸ツーリングで大洗から苫小牧行フェリーに乗った時の緊張MAXに比べれば慣れたもの。カーブする登りスロープもスムーズに走れ、我ながら・・・

「5年乗り続けると流石に自然になるものだな」

と改めて。

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今回の船は「フェリーりつりん」。
香川県・高松市の名所「栗林公園」にちなんだ名前で、船体側面のカラーリングはオリーブグリーンなのだそう。

2016年9月に就航したばかりの新しい船で、実は去年の東海道沿岸ツーリングの帰途に徳島港から乗ったのがこれだった。偶然!

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二等洋室はこんな感じで、二段ベッドになっている。
上段でも階段なので上り下りは楽ちん&安全。

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カプセルホテルのような感じで、カーテンを閉めてしまえば中は小さな個室状態で、睡眠時・着替え時などのプライバシーは十分保たれる。

特に希望を出したわけでもないのだが、女性専用室になっていた。これは前回もそうだったので、女性一人だけの乗客の場合、空きがあれば女性専用室なのだろう。ベッド数は8個あったと思うが、女性ひとり客が少ないのか自分ともうひとりだけだった。

  • マットレス
  • 敷きパッド
  • 掛け布団
  • 毛布
  • シーツ2枚
  • 枕カバー

が用意されているので、ゲストハウスなど同様、まずシーツ2枚を広げ、その上に掛け布団を敷き、上のシーツを掛布団襟部分にを折ってかぶせて、シーツ2枚の間に人が寝るというスタイル。

マットレスも程よい硬さで寝心地いい。

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途中でコンビニに寄ってくるのを忘れてしまったので、エントランスホールの自動販売機で冷凍食品を買った。これはあんかけカニ炒飯(550円)。
電子レンジもずらり並んでいる。

早くに食事をした理由は、「巨大台風通過後」だったから。
東京湾から外洋に出たら、うねりによる揺れは避けられないだろう。船内アナウンスでもそう言っていた。

船酔い体質ではなく、荒天で船内が一斉にカエルの大合唱となった波照間島行きの定期船でも大丈夫だったので今回も問題はないと思いつつ、念のため酔い止めをに乗船後に飲んだ。東京湾を抜けるのにかなり時間もかかるのでちょうどいいはずだ。

今回用意したのは「アネロン ニスキャップ」。
周囲で「本当に効く乗り物酔い止め」とイチ押しの薬だ。


【指定第2類医薬品】アネロン「ニスキャップ」 9カプセル 
エスエス製薬

価格:¥772

Amazonでも売上1位になっていた。

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ゲートブリッジの上に多数点在する飛行機の灯火を眺めながら、カウンターでディナー。


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結局──。

確かに多少揺れたが、流石、大きくて最新の船は違う。
船酔いするほどの揺れではなく、周囲を見ても気持ち悪くなっているような人はいなかった(飲酒原因でふらついている人は見かけたが)。

九州在住の年配女性が「5回乗ったけどあれほど揺れたのは初めて」と言っていたので揺れたことは揺れたが、リバースするほどではなかったようだ。

朝は見事な青空が広がっていた。

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そして既に紀伊半島の東岸に達していたが、波も穏やか。

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ちなみに、レストランもないシンプルフェリーだが、小さなゲームセンターがある。

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エントランスホールの壁際には自動販売機ずらり。
冷凍食品の種類も非常に多く、そばやうどんなども食べられる。あと缶ビールやチューハイ、おつまみにアイスなども。値段も発泡酒500ml缶で200円など特別高いわけでもない。

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二等洋室の中には、こんな風に両側にベッドが並ぶ大きな部屋もあった。

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エントランスホールの他、こちらのリラクゼーションスペースでもテレビを見ることができる。
あと船首方向に正面がガラス張りになったフォワードロビーもある。

●オーシャン東九フェリー「シンプルフェリー」

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今回、家を出る前にシャワーを浴びてきたので省略したが、大浴場もある。
この日は台風の影響で揺れたため深夜0時までだったが、通常は24時間利用可能。

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水平線から顔を表す太陽を眺めながらの日の出入浴なんてのも気持ちいいに違いない。

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中はこんな感じ。
揺れると津波が発生する。

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トイレ・洗面所もきれい。

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売店にあった船長ユニフォームを借りて記念撮影。
よく見たら、ボード右上にいるのは、本場さぬきうどん協同組合公認の"ツルきゃら"「うどん脳」だ。

●うどん脳

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船内アナウンスで窓の外を見ると、兄弟船「フェリーびざん」。
2年前の九州一周沿岸ツーリングの際、バイクだけを乗せたのがびざんだった。

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そして徳島港に到着!

1年前の東海道沿岸ツーリングの帰途にフェリー乗船した場所だ。
あの時は逆に、台風がすぐ近くまで迫っていて、その次の便から運休が決まっていた。毎回ラッキーだなあ。

●【19日目】遂に最終日!阿波おどり会館、徳島ラーメン、そして東九フェリー「りつりん」乗船

東京出航が19:30で、徳島港到着が13:20。
乗船時間は約18時間。うち起きていたのが10時間ほど。地図を見ながらツーリングの行程を再検討したり、沿岸近くて携帯電波も入ったので、メール返信などをしていた他、ひとりで乗っていた乗客の方とお話ししたりなども。

同じく原付二種で四国・しまなみ海道を目指すという男性ともお話した。
皆やはり心配しているのは早速発生してしまった次の大型台風25号の進路とその影響だ。

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前回の終点から今回スタートする。
これ、実は沿岸ツーリングでは初めてのことだ。

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いよいよ始まります!!!

>1日目「徳島港を出発!日本一低い(自然の)山に四国最東端「蒲生田岬」、南阿波サンラインを走り竹ヶ島へ」に続く