<小型バイクでツーリング>四国・瀬戸内海沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>四国・瀬戸内海沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>四国・瀬戸内海沿岸ツーリング記

110ccの小型バイク「クロスカブ」で海沿いの道をただひたすら走る「沿岸ツーリング」を続け、気付けば5年目&5回目。今回は四国一周そして瀬戸内の北側・山陽地方の海岸ルートをぐるり走ります!
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【6日目】無数の島が浮かぶ穏やかな瀬戸内海を眺め快走

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朝からプチトラブル。
バイクの鍵が見つからなくなってしまったのだ(スペアキーは持参している)。

昨夜コンビニまで往復した道をバイク押しながら何度も歩いたり、交番に遺失物届けしたりで貴重な時間を浪費してしまったが、幸い、お土産企画の商品を発送するための封筒内で発見。糊付け前でよかった!

▼四国・瀬戸内海沿岸ツーリング6日目動画(9分49秒)

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この日は三連休の真ん中で、松山市内はお祭り一色。

市内&郊外至る所でお神輿を担ぐ人達の集団を見かけた。なるべくぶつからないようにしていたのだが、路地に入ったらうっかりど真ん中に突入してしまい、エンジンを切って押して通過するなんてことも。

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松山市内を抜ければ、瀬戸内海を右に臨む国道196号。
松山までの国道378号同様、まっすぐ伸びる走りやすい道だ。

対岸にはもう広島県も見え、その手前には島が点々と。
一週間後にはあっち側を逆向きに走っているんだよなあと思うと、

なんとも不思議な気分。

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途中で見かけたこのため池のような場所。
片側に人がびっしり並んでいるので何かと思ったらこれ、打ちっぱなし。池の中には輪っか状のものが浮かんでいて、どうやらそこ目掛けてスイングしている模様。

手前を見ると、藻で緑色になった水面にぷかぷかと無数のゴルフボールが浮かんでいた。ボールの回収も比較的楽なのかもしれない。

しかしネットもなく、国道側に打ち込んじゃう人とかいないんだろうか。

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四国西側の出っ張っているところと言えば、しまなみ海道の四国側の入り口・今治だ。ちょうどお昼時だったので、B-1グランプリでも受賞したという新しい今治名物「焼豚玉子飯」を食べようと、元祖の重松飯店を訪れてびっくり。

こんなに小さなお店なのに、遠方から車で次々お客さんが来るため、駐車スペースで誘導するスタッフもいるほど。

それでも幸い、15分くらいお店の外で待っていたら名前を呼ばれた。

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半熟の2連の目玉焼きの下には焼き豚。
バラ肉とモモ肉の2種類を使っているそうで、甘みも強めの濃厚なタレ。その下にご飯。

レンゲを使って豪快に食べることが推奨されている。

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そしてすぐ出てきた。
自分は焼豚玉子飯オンリーにしたけど、これにラーメン・サラダをつけても750円(単品で確か650円)。男性などはセットにしている人が多かった。

美味しいし満腹。

しかし一軒の店で考案したまかない料理がヒットして、そこそこの規模の街の名物になってしまうというのもすごいことだなあ。

●注目度上昇中!ご当地グルメ「今治焼豚玉子飯」とは? - 暮らしニスタ

●今治 焼豚玉子飯 世界普及委員会 公式サイト | 愛媛 今治 B級ご当地グルメ

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このお店もひっきりなしに人がやってきて、私が店を出るころには10人以上が外で待っていた。

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ドンドビ交差点。

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どんな字を書くのかと思ったら「呑吐樋」で、海水を呑んだり吐いたりする樋門とのこと。

●(1) ぷらっと(今治市まちなか活性化サロン) - 投稿

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今治を越えると、西条市・新居浜市と、瀬戸内海沿いは埋立した工業地帯になるため、海沿いの道というのは走りにくくなり、必然的に内陸を走ることに。

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西条市でやってきたのは、名水100選にも選ばれているという「うちぬき」。

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豊富な地下水が湧き出す場所だそうで、こんな水くみ場が何か所もあるのだとか。実際私がいる間も、自転車や車でやってきた男性が、ポリタンクやペットボトルに大量の水を汲んでいた。料理にも使うのだろうなという量だ。

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私もいただく。
冷たくすっきり目も覚める。

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工業地帯に突入してみると、今治造船の巨大なドック。

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新居浜市に入って、さらに霊泉「つづら淵」。

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ここは、その後出会った新居浜の人に話しても知らないという人ばかりだったので、それほど有名ではないのかもしれない。ひっそりとした場所だ。

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あと地下水なので自己判断でと。

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冬には「若水取りの神事」が行われるそう。

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コンビナートエリアを抜ければ再びのどかな海岸線風景も。

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この絶景が見れるのは、新居浜から四国中央市に入ってまもなく、仏崎あたり。それにしても「四国中央市」というネーミング、平成の市町村合併で生まれたんだろうけど、すごい名前だなあ。四国中の市町村に「おい」「いつから中央になったんだよ」と突っ込まれそうな。

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反対側の景色はさらにすごかった。

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一度通り過ぎた後、ふたたびUターンして登ってきたほどだ。

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もう一か所立ち寄ったのが「関川河川敷」。
愛媛の秋の風物詩「いもたき」会場にもなっているとのことで、3連休だからもしかしたら見れるのではと思って訪れたのだが、誰一人いなかった。

時期がもう少し後なのかも。

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そして四国最後の県、香川県・観音寺市に。

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ここで驚いたのが、この広い砂浜の海。
ちょうど日没時で暗くなり始めていたので最初よくわからなかったんだけど、次々車が駐車場に吸い込まれていくのでなんだろうと思ってよく見てびっくり。

広い砂浜には人・人・人!!!

「これから花火大会でもあるの?」と聞きたくなるほどの人なのだ。

●香川・三豊:「すごい!」インスタ映え、絶景砂浜が人気 - 毎日新聞

どうやら夕陽スポットとして有名らしく、最近になって「インスタ映え」する絶景ポイントとして人が殺到するようになったらしい。それにしても多かったなあ。

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私はさらにそこから北上した、荘内半島まで走って夕陽タイム。

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波ひとつない穏やかな瀬戸内海の海面。

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沈みゆく黄金の太陽がまっすぐ光の道を伸ばし、瀬戸内海に浮かぶ島々のシルエットが赤い空に浮かび上がる。

いつまでも眺めていたくなる風景だ。

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今回のマイテーマでもある「自撮り」も。
今回プレーンで無色透明のバブルシールドをつけてきてしまったため、日中日差しが強いと目の周りがちりちりと焼かれる熱さになるため、途中で購入した白い養生テープを上部に貼ってみた。

悪くない。
ちょっと格好悪いのは確かだが。

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ヘルメットないバージョンも。

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あとで写真整理していて見つけたんだけど、構図を狙って撮った写真より、ヘルメットに取り付けたGoPROが勝手に撮ってくれた写真のほうがよかったりすることも。

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日没タイム終わり。
問題はこの後。半島外周のくねくね道を、真っ暗になる前に走り抜けなくてはいけない。

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走れメロス!状態。

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この日のお宿は丸亀のビジネスホテル「アルファイン丸亀」。

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せっかく駅前のビジネスホテルに宿泊するのだから、外に食べに行こうかと思ったんだけど、すでにうどん店はどこも締まっており、駅前の一鶴にきたら大行列。

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他に、ホテルスタッフおすすめのお店は満席で、結局串かつの店に。飲むつもりはなかったんだけど、飲むしかない。鶏のたたきはなかなか美味しかった。

風もなく、いい一日でした♪

明日からも天気が続きますように。

というか、何が何でも11時の和歌山行フェリーに乗らなくちゃ!

>7日目「四国沿岸一周を終え、再建60年の和歌山城でカブミーティングに参加」に続く

▼四国・瀬戸内海沿岸ツーリング6日目動画(9分49秒)