<小型バイクでツーリング>四国・瀬戸内海沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>四国・瀬戸内海沿岸ツーリング記

<小型バイクでツーリング>四国・瀬戸内海沿岸ツーリング記

110ccの小型バイク「クロスカブ」で海沿いの道をただひたすら走る「沿岸ツーリング」を続け、気付けば5年目&5回目。今回は四国一周そして瀬戸内の北側・山陽地方の海岸ルートをぐるり走ります!
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【8日目】大阪の湾岸ツーリング~白鶴酒造~明石海峡大橋

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実を言うと、一筆書きの沿岸ツーリングの中で、和歌山→明石間は昨年の東海道沿岸ツーリングでも走っているので重複している。

ただ前回は大阪あたりは、びゅんびゅん飛ばす湾岸の道を走っているうちに通過してしまったので、今回はそうならないよう訪れる場所をあらかじめ決めていた。

そのひとつが「旧堺燈台」。

▼四国・瀬戸内海沿岸ツーリング8日目動画(6分30秒)

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そして上の地図キャプチャを見てもらえれば想像つくだろう。

「なんか行きにくそうな場所だな」と。

原付二種なので高速湾岸線はもちろん走れず、その下道を走っていたのだが、どうにも燈台がある場所に辿り着けない。

諦めて公園の駐車場にバイクを停め、歩き始めたらすぐにわかった。

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バイクや車では絶対にいけない場所だったのだと。
歩道橋をわたって海沿いの道にでないといけなかった。

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明治10年に建てられた貴重な木製の燈台。
六角形で白く塗られている。石組の台座も曲線を描いており美しい。

もともとはちゃんと海に面していたのだろうが、今は高架の道路が迫る運河の奥まったところにひっそりとたたずむ。

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窓もかわいらしい。
NHKの朝の連ドラに登場しそうな建造物だ。

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公園から大通りに出る交差点は感応式。昔何度か見落として、延々信号が変わるのを待ち続けたこともある。今はもちろんそんなことはない。

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四国最終日あたりから、ガタガタ道でリアボックスがちょっと弾む音がして気になっていたのだが、公園の駐車場でチェックしたらリアボックスを荷台に停めていたボルトの2本のナットが外れていた。

出発前にサイドバックを装着するために一度外したのだが、その際、ネジ止めのための接着剤がなかったので、四国に上陸した後すぐに買ったのだが、すっかり締めなおすのを忘れていた。

ナットの予備はあったものの、ドーナツ型の大きなワッシャーがないと止められなかったのでコーナンに。

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開店したばかりの堺高須店。
ぴかぴかの店内はきれいで、新しい香りがした。

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ここで荷物を全部だして作業していたら、「香取ってどこですか?」と話しかけてくれたご夫婦が。千葉からフェリーで来て沿岸ツーリング中という話をしたら驚いていたが、「頑張ってね」「どうかお気をつけて」という言葉ももらった。

こんなちょっとした交流もほっこりする。
まああまりに暑かったので、日影がある場所で作業すべきだったなと途中で後悔したけど。

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ちなみにこれがステンレス丸ワッシャー。
今回はこれも予備を買った。

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次の目的地は「舞洲」。
地図で見ると、埋立地の先端のほうなんだけど緑地になっていてキャンプ場もある。

東京でいうところの若洲海浜公園的なところかなと興味を持ち行ってみることにした。

そこまでのルートがなかなか面白かった。

上の写真は千本松大橋。
ぐるぐるとループの道をまわって橋まであがる。

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大阪の運河は大きな船も入ってくるのだろう。
東京と比べてもとても高い場所に橋がかけられている。

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もうひとつ、知らずに走ってビックリ仰天したのが・・・

「なみはや大橋」

写真ではなかなか伝わらないが、この橋はすごい。

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かなりの傾斜を延々と登り続け、一番高いところまで来たなと思ったら後はひたすら下ってゆく山形の橋。高さもかなりある大きな橋なのだが、片側一車線ずつの細い橋なので余計に高さとスリルを感じる。

▼なみはや大橋動画(30秒)

●大阪にもある"ベタ踏み坂"「なみはや大橋」でスリルと眺望を満喫 | 大阪府 | LINEトラベルjp 旅行ガイド

上の記事によると最高点は高さ45メートル。
高所恐怖症ではない自分も、下を覗き込んだら結構ぞわっときた。

まるでアトラクション。
またいつか大阪をバイクで走る機会があったらここ通りたい。

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そして・・・

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辿り着いた舞洲は、突如現れた別世界。
かなりお値段するのだろうラグジュアリーなコテージが立ち並ぶベイサイドリゾートだった。

焼き物体験ができる施設のカフェでランチをいただき、再び走り始めたが・・・

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あまりに暑くてびっくり。

10月っていつもこんなだったっけ?

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湾岸の幹線道路を一度外れ、前回は素通りしてしまった白鶴酒造資料館にも立ち寄った。

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白鶴酒造は、日本を代表する酒造メーカーのひとつ。
今はもちろん、最新の製造設備で大量生産しているが、ここではひと昔前までの伝統的な酒造りの方法と様々な道具を展示している。

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創業は1743年。
商標の変遷も面白い。

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記念撮影スポットもあった。
ちゃんとスマホやカメラを置く台が用意されており、誰かにシャッター切るのを頼まなくても自撮りや集合写真が撮れる。

それにしてもロングツーリングをしていると、日焼けもあって雄々しくなるもんだなあ。

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あとガソリンスタンドに空気入れがあったのでタイヤの空気入れようと思ったものの、使い方が今一つよくわからずまごまごしていたらやってくれた。少し抜けていた模様。

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再びの神戸、メリケンパーク。

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またしてもほんまちゃん撮り。
少しずつ慣れてきた気がする。

ちなみにこの時、私は真剣に考えていたことがある。
クロスカブの総走行距離がまもなく「22,222.2」キロになる。

先日ジャスト2万キロは奥多摩で迎えたが、今回はどこか。
路肩停車ができない幹線道路は避け、なるべく他の車が走っていない静かな場所がいい。

ちょうどいい距離の場所を周辺で散策した結果、ここがヒットした。

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なんだよ「八時間労働発祥之地」って。

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そして計算通り、ここで見事ゾロ目を迎えた。
これだけは逃したくなかったんだよね。

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記念ツーショット。
結局、「八時間労働発祥之地」のモニュメントとかは見つけられなかったけど、どうやらGoogleマップのナビのミスのようで、本当の発祥の地は運河渡った対岸の公園にあったらしい。

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夕焼けを背景に明石海峡大橋。

去年もここで写真撮ったが、夕焼けのシルエットは美しい。

ああ、この橋をクロスカブで走れたら・・・(去年に続き二度目)。

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本当は姫路まで行きたかったんだけど、そこまで行きつくことはできず、途中の加古川で泊まることに。コンビニ駐車場でホテルを探して予約し・・・

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ビジネスホテルに転がり込む。
セブンイレブン隣接で便利なホテルだ。

予約時に「和室になりますがいいですか?」と聞かれたんだけど・・・

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なかなか珍しい和室。
和室にする意味あるんだろうかと思ったが、寝る時以外は畳の上にべたっと座りたいニーズがあるのかもしれない。

>9日目「外国人だらけの姫路城~雨のはりまシーサイドロード、国道2号で倉敷到着」に続く

▼四国・瀬戸内海沿岸ツーリング8日目動画(6分30秒)