茂原市内の素掘りトンネル巡りをするなら、まず最初に訪れるべきは「茂原市役所」です。
ここの9階フロアの「生涯学習課」で、「写真で見るもばら風土記シリーズ17 トンネルのはなし」が販売されているからです。
在庫がなくなる場合もあると思うので、心配な方は事前に問い合わせしてから訪れたほうがいいかもしれません。私はなかったら図書館で閲覧しようと思っていたので特に連絡もせずに行きましたが、すぐに売ってくれました。
お値段は300円。
茂原市教育委員会が平成10年に発行したものです。
36ページで、昔の貴重な写真もふんだんに掲載されており読み応えあります。
「いったいこの素掘りトンネル、どんな人たちがなぜ掘ったんだろう」
素掘りトンネル好きの方なら、林道の奥深くに埋もれたトンネルの開口部と対峙しながら、一度ならずそう思ったことがあるはず。そんな疑問に答えてくれる一冊です。開通記念の写真の誇らしげな顔を見れるだけでも買う価値ありです。
これだけを頼りにまわるのはちょっと難しいかもしれませんが、等高線入りの地図にトンネルの場所がマッピングされていますので、それを手掛かりに探すことも可能です。残念ながら、この冊子が発行された時点ではすでに切通となってしまっているトンネルの情報もたくさん掲載されています。
読みながら素掘りトンネル巡りすることで、トンネルが掘られていた当時、あるいはその道を通って小学生たちが学校に通っていた時代の風景を脳裏に思い浮かべることもできます。
茂原の素掘りトンネル巡りの一番最初に入手することをおススメします。