房総半島素掘りトンネルナビ
房総半島素掘りトンネルナビ

房総半島に数多く残る「素掘りトンネル」。林道にひっそり佇むトンネルはまるで別世界へといざなう入り口のよう。素朴なトンネルの内壁には美しい地層も浮かび上がり、ツーリング目的地としても人気です。主要な素掘りトンネルへの行き方やおススメルートなどをご紹介します。

横抗の先には湖のほとりにたたずむ小さな祠が

梅ノ木台1号・2号隧道/<仮名>三島ダムL字素掘りトンネル

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三島ダム(三島湖)の北側、湖岸の公園のような一角から始まる2連のトンネル。他の素掘りトンネルとも大きく異なる特長がいくつもあり訪れる価値あり。

手前のトンネルは素掘りトンネルの中でもかなり長め、かつ内部で直角に曲がっており、そのためかなり真っ暗な中を進むことになる。照明も最小限となっているため、徒歩で入る場合には懐中電灯が必須(動画参照のこと)。壁面にはトンネルの掘り跡も残っている。

さらなるサプライズは歩いて通れる「横抗」の存在だ。2本目のトンネルに入り半ば程、右手に突如現れる横坑はかがんだりせず人が歩いて入れるサイズ。最後は数段の階段となり、外にでるとそこは湖のほとり。白色の絶壁沿いに設置された階段を下りてゆくとそこにきれいな祠が。Googleマップには「八雲神社」と記されている。

内壁には堀跡も残り、ごつごつした壁面は暗さとも相まってなかなか雰囲気がある。トンネルの先の道には小さな集落があるが道はそこで行き止まりとなる。秋には美しい紅葉も観ることができる。

概要

住所千葉県君津市正木
全長85.0メートル/85.5メートル
建設時期未確認
駐車場近隣に駐車場あり
トイレ近隣にトイレあり

アクセス

<車・バイクの場合>

国道465号(房総半島南部を横断する道)と国道410号(房総半島中央部を南北に縦断)が交わる場所からすぐ/周辺に駐車場あり

<公共交通機関の場合>

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動画

▼梅ノ木台1号・2号隧道(三島ダムL字素掘りトンネル)─バイク(2分35秒)/YouTubeで見る

▼梅ノ木台1号・2号隧道(三島ダムL字素掘りトンネル)─徒歩(3分44秒)/YouTubeで見る

訪問レポート

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三島ダムの北側は、整備されちょっとした公園のようになっていて、駐車場付きの公衆トイレなども設置されています。トンネルの入り口はそんなところに。

入り口はコンクリで補強されており、「この先行き止まりにつき通り抜け出来ません」と書かれていること、さらに中が真っ暗で出口がまったく見えないことから、ここを目的地にきたのでなければ間違いなく入らず引き返しただろうと思います。

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中に入ってみるとこのトンネル、中でかくっと折れ曲がっていました。そりゃ出口が見えないはずだ。照明はかなり数も絞られているため暗いのですが、流石にこのL字部分は明るく照らされていました。

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トンネル内壁はでこぼこで、木彫りの彫刻の表面のような感じ。これはトンネルを掘った時の堀跡なのでしょうか。

そして出口。訪れた時動画をメインに撮ってしまっていたんので写真がないのですが、1つ目のトンネルを出ると、右手に湖が現れ、さらにその先にもうひとつのトンネル入り口が待ち構えています。

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その2つ目のトンネルの中から下界を見たのがこの写真。紅葉のシーズンで、湖畔にも紅葉が広がっていました。暗い世界からアーチ型に切り取られた秋景色はなかなか美しい物があります。

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・・・「落石注意」看板さえなければ。

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そして2つ目のトンネルの途中に突如あらわれる横坑(写真は横坑の出口からトンネル本道を写したもの)。人がかがんだりすることもなく普通に歩いて行ける高さです。車はちょっと無理、バイクも入っていってはいけません。

詳しくは動画で見てもらえればと思うのですが、横坑の出口が階段になっているからです。そして目の前に広がるのは・・・

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湖!と紅葉!初めて訪れると結構感動する瞬間です。

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横坑出口からの階段は右に折れ、下りきった先には小さな祠。白い奇岩ともいえる崖の合間に放り込まれたかのような建物は、地図で確認すると「八雲神社」とありました。あの横坑は、地元の方がここに参拝するために作られたものだったのですね。

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ちなみにここへは、2018年12月初旬に房総半島紅葉ツーリングとして5人でやってきました(私の目的は紅葉よりこっちだったのですが)。

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2つ目のトンネルの先の出口はこんな感じ。さらに進むと小さな集落があり道は行き止まりになるそうです。

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再び2つのトンネルを通って、湖の脇の公園的なところまで戻ってきました。神社はこの位置からは全くその姿を見ることはできませんでした。