柿木台第一トンネルと永昌寺トンネルの間にあり、その2つが将棋の駒のような形の「観音掘り」で作られているのに対し、これは他の素掘りトンネルと比べても非常に美しい円形をしている。トンネル手前部分の壁も同様の曲線を描いていて、見ていると吸い込まれそうな印象も。道は南側の永昌寺方面から行く場合も北側の柿木台第一トンネル側から行く場合も、舗装された比較的まっすぐできれいな道で、途中、小湊鉄道の線路がすぐ真横を併走する箇所もある。
概要
住所 | 千葉県市原市柿木台 |
全長 | 47.8m |
建設時期 | 1900年(明治33年) |
駐車場 | ─ |
トイレ | ─ |
マップコード | 130 182 730*68 |
アクセス
<車・バイクの場合>
県道160号が小湊鉄道と交差する地点の少し西側から柿木台に向かって南下する細い道に入る/養老渓谷方面から来る場合は月崎駅から県道172号を東に進んだ場所左手にある永昌寺トンネルをくぐりそのまま道沿いに北進
<公共交通機関の場合>
小湊鉄道月崎駅から徒歩16分(1.2km)/飯給駅から徒歩24分(1.6km)
関連記事リンク
- 道にあるちょっと古いもの「柿木台第二隧道」・・・千葉中心にトンネルや橋、廃道や三角点などの詳細をレポートしている濃いブログ。写真もたくさん。
- Webでも考える人「第7章 世にも奇妙な素掘りトンネル」・・・非常に読み応えあるコラム。「トンネルを掘った人たちはどこへ行ったのか」など読み物として楽しい。
- フォートラベル「房総の素掘りトンネルと小湊鐵道の里山風景 2017冬(千葉)」・・・月崎駅からスタートし、線路に電車、そして素掘りトンネル、里山風景などを追いながらの散策レポート。コースも参考になる。
動画
▼柿木台第二トンネル─バイク(1分55秒)
訪問レポート
開口部が美しい円形になっているトンネル。
よく見るとその手前の壁も曲線を描いている。
中に入ると実は思っていたより長さがあってびっくり。ただ照明はない。
反対側の出口はちょっと上から押しつぶされたような円形に。
こちらが南側の出口。
どこか切り通しのような状態で、実はここも元々はトンネルで天井崩壊したのではなどと思ったりもする。
トンネルを出た後、少し下り坂になっている。
永昌寺トンネルと柿木台第二トンネルの間にはとてものどかな風景が広がり、途中短い区間だが、すぐ横を小湊鉄道の線路が併走する場所もある。