房総半島素掘りトンネルナビ
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房総半島に数多く残る「素掘りトンネル」。林道にひっそり佇むトンネルはまるで別世界へといざなう入り口のよう。素朴なトンネルの内壁には美しい地層も浮かび上がり、ツーリング目的地としても人気です。主要な素掘りトンネルへの行き方やおススメルートなどをご紹介します。

[茂原] 小山(おやま)トンネル

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ゴルフ場「ムーンレイクゴルフクラブ 茂原コース」の一角にあり、クラブハウスに向かう道の途中の下をくぐる形で存在する。なので入り口がちょっとわかりにくいかもしれない。「もばら風土記」によると1906年(明治39年)発行の地図にはすでにトンネル記号が掲載されているそうで、茂原の素掘りトンネル群の中でもかなり古いもの。戦後トンネルの床面を掘り下げて天井を高くしたとの記述もある。断面は四角く天井も比較的平らになっている。トンネルを抜けた先の道の脇は竹林になっており、少し上のほうをゴルフ場クラブハウスに向かう新しい道が走っている。

概要

住所千葉県茂原市長尾
全長37.8メートル
建設時期明治時代
駐車場
トイレ
マップコード130 739 461*45

アクセス

詳細は下記リンクよりGoogleマップを開き確認のこと。

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動画

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訪問レポート

<訪問日:2020年2月14日>

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押日地区の北側、点在する野池を飲み込むように広がるゴルフ場「ムーンレイクゴルフクラブ 茂原コース」の一角にある素掘りトンネル。

ここも最初ちょっと見つけにくい。
というのも、場所的にはゴルフ場のクラブハウスに行く途中にあるのだが、いくら探しても見つからない。

それもそのはずで、クラブハウスに行く途中の道の下にあったからだ。どういうことかはGoogleマップを見ていただけたら。

●Googleマップ

上の写真の道の突き当りがトンネルで、その上の竹林の間を、ゴルフ場クラブハウスに向かう道が走っている。

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これがトンネル。
上の道が作られる時によく潰されなかったなあと。

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手前両側は苔むした壁。
左右対称でかなり高さもあるトンネルだ。

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開口部もなだらかな曲面できれい。

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そして一歩中に入ってびっくり。
天井も平らで、両側の壁も垂直にたっており、かっちり四角い断面が最後まで続くトンネルだ。

建設は明治時代とあるが、戦後トンネルの床面を掘り下げて天井を高くしたとの記述も「もばら風土記」にあるので、その際にこのような形になったのかもしれない。

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西側の出口に近づくにつれ、泥も堆積。

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そしてトンネルを抜けた先は、落ち葉も堆積した竹林の中の道。
この道は、少し上のほうにあるクラブハウスに向かう私有道路から下を見下ろした時に見えていたものだ。

私有道路は上の写真の右手のほうにある。

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外から見たトンネル西側の出口。
トンネルの上には新しい道路が走っている。

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今はもうほとんど使われていない旧道なのだろう。
落ち葉もたくさん積もり、木も倒れ掛かっていた。

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さらに先に進むと、右上に先ほど走ったゴルフ場の道路が見えてくる。

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竹林。

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