房総半島素掘りトンネルナビ
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房総半島に数多く残る「素掘りトンネル」。林道にひっそり佇むトンネルはまるで別世界へといざなう入り口のよう。素朴なトンネルの内壁には美しい地層も浮かび上がり、ツーリング目的地としても人気です。主要な素掘りトンネルへの行き方やおススメルートなどをご紹介します。

そそり立つ迫力の壁面に圧倒される

燈籠坂大師の切り通しトンネル

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房総半島の素掘りトンネルの多くは、養老渓谷周辺など内陸部にあるが、この「燈籠坂大師の切通しトンネル」は内房、つまり東京湾側にある。「内房なぎさライン」こと国道127号沿いで、車や大型バイクでも行きやすく、房総半島ドライブ&ツーリングの立ち寄りスポットとしても非常に人気の場所だ。

国道沿いに南下すると、左手に赤い門が現れる。入ってすぐ右手に駐車場があり車を停めることができるようになっている。そのすぐ先にトンネルがあり、くぐって右側に折れると切通しトンネルが現れる。斜めに伸びる地層と高い天井、そして苔が張り付いた内壁には荒々しさも感じる。

トンネルを抜けると左側に鳥居があり、燈籠坂大師堂に至る階段がある。右手には公衆トイレがあり、バイクを停められるスペースも。

富津市サイトによると、トンネルと切通し部分で100メートルほど、高さは約10メートル。明治から大正にかけて掘られたトンネルが、昭和初期に鋸山の石切の技法を用いて切り下げ工事が行われ現在の形になったのだろうとのこと。

概要

住所千葉県富津市萩生
全長100メートルほど
建設時期明治から大正にかけて(昭和初期に切り下げ工事)
駐車場あり(普通車5~6台/バイクも駐輪可)
トイレあり

アクセス

<車・バイクの場合>

国道127号線沿い/東京湾フェリー金谷港から5キロ(約8分)

<公共交通機関の場合>

JR竹岡駅から徒歩20分(1.6キロ)

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動画

▼燈籠坂大師の切通しトンネル─徒歩(1分39秒)

訪問レポート

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北から国道127号を下りてきた時には左側(内陸側)に赤い大きな門がある。東京湾フェリーの金谷港から北上してきた時にはトンネルを出てすぐの右側。少し奥まったところにあるので、見落とさないよう注意が必要だ。

写真にも写っているが、門をくぐってすぐ右手に駐車場があり車を停めることができる。バイクならさらに進んでしかって大丈夫。

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まずは駐車場の先のトンネルをくぐって・・・

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右を見るとすぐに登場する。手前が切通しで奥がトンネル。岩肌もあらわで、なかなかの迫力だ。

上部が四角く、その下が少し膨らみを帯びた縦長の形状。もともと明治から大正にかけて作られたトンネルを、昭和初期に切り下げ工事をして今のような天井が高く、半分が切通しのトンネルになったとのこと。上部の四角い部分が切り下げ工事前の部分なのかもしれない。

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ここは房総半島ツーリングの途中で立ち寄る人が多く、週末だったこともあり、トンネル入り口に順番にバイクを置いて記念撮影している人達でいっぱいだった。自分も真似してバイクと一緒に記念撮影。

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何度も訪れているという人もいて、トンネル手前に自分のバイクを配置しては、いろいろな角度で撮影をしている。この時はまだ素掘りトンネル写真撮影に全く慣れていなかったのだが、もっとローアングルで撮影したほうがトンネルの高さが伝わる写真になったのかもしれない。

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これは同じ日の別の時間帯に訪れた友人が撮影したもの。
地層がくっきりと見え、それとはまた別に掘った時の跡と思われるラインも浮かび上がっている。

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内壁はこんな感じ。硬い岩盤というよりは、砂の壁のようにも見える

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トンネルを抜けると鳥居があり階段がトンネル上部へと続いている。

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燈籠坂大師。
富津市のサイトによると、弘法大師が行脚中にそこで腰を休めたという口碑をもつ、東善寺の飛地境内地とのこと。

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この素掘りトンネル目当てで多くの人がやってくるようになったからなのか、仮設トイレも設置されていた。好天の週末だったこともあり、規模の大きなツーリンググループが何組か来ていた。

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何度も来て撮影していると語っていた方。

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房総半島の海沿いのツーリング・ドライブの途中にも寄りやすい燈籠坂大師の切り通し。内陸部にある他の素掘りトンネルと比べても非常にアクセスのいい場所なので、まずは一か所どこか素掘りトンネルを見てみたいという場合におススメのスポットだ。