房総半島素掘りトンネルナビ
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房総半島に数多く残る「素掘りトンネル」。林道にひっそり佇むトンネルはまるで別世界へといざなう入り口のよう。素朴なトンネルの内壁には美しい地層も浮かび上がり、ツーリング目的地としても人気です。主要な素掘りトンネルへの行き方やおススメルートなどをご紹介します。

[茂原] 長谷(ながや)トンネル

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素掘りトンネル密集地帯である押日地区からはやや南、長谷地区の長照寺と内長谷地区の妙照寺の間にあるトンネル。「もばら風土記」によると1882年に内長谷地区児童の薫風小学校通学路として掘られたそう。長照寺の脇の坂道を徒歩で登っていくと小さな墓地がありそのすぐ先がトンネル入り口。トンネル手前には落ち葉がたっぷり堆積していた。妙照寺側のトンネル開口部から先の道は倒木も多く、徒歩でも進むのが少々困難な状態で、現在はほぼ使われていないトンネルと思われる。崩落個所も多い内壁は荒々しく、途中でややカーブしており、妙照寺側のトンネル開口部はややゆがんだ楕円形になっている。

概要

住所千葉県茂原市長谷
全長38メートル
建設時期1882年(明治15年)
駐車場
トイレ
マップコード130 647 683*35

アクセス

詳細は下記リンクよりGoogleマップを開き確認のこと。

妙照寺と長照寺の間にあり、南の長照寺から向かう。長照寺は、公道から見ると普通の民家のようなので見落としがち。地図で場所をしっかり確認して向かったほうがいいだろう。その西側(左側)の未舗装の道を奥に進むと緩やかな坂の先に小さな墓地がありその奥にトンネル開口部がある。北側の開口部の先は竹やぶで歩行は難しい状態だった。

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動画

準備中

訪問レポート

<訪問日:2020年2月13日>

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長照寺の南側の道。
GoogleマップではT字路だが、実際には未舗装の道がある(写真右側)。

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その未舗装の砂利道がこれ。
右手にある赤い屋根の建物が長照寺らしい。

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お寺を通過した後は緩やかな坂道になる。
つながれた犬がいてかなり吠えられた。ここが私道かどうかを確認せずに入ってしまっていたので、お寺の人に怒られないかちょっとどきどきしながら。

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坂道を登り切ったあたりのところにトンネルの黒い開口部が見えてきた。

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道の上に斜めにかかった倒木があり、坂右手にも短く切りそろえた杉の木がたくさん積み上げられていた。このあたりも2019年の台風被害を受けているのでその時のものかもしれない。

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茂原市役所で購入したばかりの「もばら風土記」には、地図と写真が掲載されている。それによると、1882年に内長谷地区児童の薫風小学校通学路として掘られたそう。

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入り口には落ち葉が堆積し、トンネル上からも木の根っこが蔓状につるさがりうっそうとした雰囲気。中で少しカーブをしているらしく、反対側の開口部はわずかに見えるだけだった。

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トンネル入ってすぐ右側の壁に何か大きなくぼみのようなものが作られている?横坑?

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・・・と思ったがそうではなく、これはもしかすると壁が崩落した個所なのかもしれない。天井も壁も平らに作られている。

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ただし北側の開口部まで行くと、そこはやや斜めになった楕円形。
壁が緑色に苔むし、その先の緑もまぶしい。

たまたまそうなっただけだと思うが、倒木が逆三角形を作っていて不思議な感じ。

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北側にも道は続いているが、倒木が多く歩いていくのはちょっと大変そう。
実は最初、北側の妙照寺に行き、そこでトンネルへの道を探したのだが見つけることができなかった。

おそらくこの道もトンネルも今は地元の人の往来には使われておらず、墓地があるトンネルの南側までだけが通行できるよう管理されているのかもしれない。

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北側の開口部。

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北側から見たトンネル内部。

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南側の開口部。

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トンネルから南側の長照寺に向かう道。

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これはトンネル北側にある妙照寺。
位置関係的に、おそらくこの道を右手に進んだお寺の建物の奥に林道があったのかもしれないが、許可もなく勝手に入っていい場所ではないと思うので、やはり南側からのアクセスがいいだろう。