房総半島素掘りトンネルナビ
房総半島素掘りトンネルナビ

房総半島に数多く残る「素掘りトンネル」。林道にひっそり佇むトンネルはまるで別世界へといざなう入り口のよう。素朴なトンネルの内壁には美しい地層も浮かび上がり、ツーリング目的地としても人気です。主要な素掘りトンネルへの行き方やおススメルートなどをご紹介します。

小草畑の素掘りトンネル群

写真写真写真写真

養老渓谷から北に17キロほど、市川市の長南町・大多喜町寄りの場所で、高滝湖の東側のゴルフ場がいくつも広がるエリアにある素掘りトンネル群。

一部、生活道路上で現役のものもあるが、ほとんどは既に使われていない未舗装の林の中の道にある。


概要

住所千葉県市原市平蔵
全長
建設時期
駐車場
トイレ
マップコード130 279 176*70

アクセス

<車・バイクの場合>

市原鶴舞ICから国道297号にでて南下、平三簡易郵便局の少し先を右折(西方向)して650メートルほど、あるいは平三簡易郵便局からさらに400メートル程進んだところを右折し800メートルほど進んだところ。車の場合、小草畑第一隧道より南にある道沿いに停車すると、複数の素掘りトンネルに徒歩で行くことができる。

<公共交通機関の場合>

牛久駅と大多喜車庫を結ぶ小湊鐡道バスの路線「牛5」「牛6」のバス停「阿集戸入口」から歩けるが、朝と夕方1便ずつのみなので難しい/高速バスを「市原鶴舞バスターミナル」で降りると約5キロ・徒歩1時間少々


関連記事リンク


訪問レポート

■小草畑第一隧道

写真

小草畑第一隧道を突き抜ける道は、車で訪れた場合は路肩に停車できるところがないので、それより南側にあるゴルフ場に至るより広い道の路肩が広い場所に停めて歩いていったほうがいいと思う。路肩停車時は、落ち葉に埋もれた側溝に注意。

写真

このトンネルは市原市が管理しており、定期的に点検・補修を行っており、内壁はもちろん開口部も固められていた。

写真

左右対称の整った形。

写真

北側の開口部。

写真

白いラインはひび割れを埋めた跡?

写真
写真

他の素掘りトンネルでは見たことがなかったが、中におそらくチューブ状のものが入ったゴムもしくはビニールのようなものが何本も張られていた。
水が染み出ている個所から側溝に水を流すための導水樋かも。

■城山隧道

写真

小草畑第一隧道から歩いてすぐの場所にあり、分岐点には「この先行き止まり」の看板。そこから開口部が見えている。

写真

こちらも舗装道路上にある素掘りトンネル。

写真

かなり縦長だけど、トンネル上はすぐ地面。

写真

道の下には排水溝も作られている。

写真

ごつごつ。

写真

北側の開口部。
こちらは少し形が違う。

写真

■小草畑第二隧道

写真

ゴルフ場の前の道から脇に入っていったところにある。
ここ、一応道になっているんだけど、車で通るとちょっと見落としてしまうかもしれない。側溝が途切れ、少しだけ広い場所になっているところがその道の入り口。

写真

ところどころ路肩が広くなっているので、明るい時間帯で短時間なら車でも停めておけると思うが、落ち葉がかなり溜まっているので側溝に注意が必要。

写真

公道から見えるところに小草畑第二隧道の開口部がある。
木がかなり倒れているので、バイクで入るのはちょっと厳しい気がする。

写真

一瞬、トンネルというより洞穴に見えた。
その理由は、開口部の手前に崩れた土や岩が少し堆積しているからだと思う。

写真

近付くと反対側の光が見えた。
トンネル内の地面は少し低い位置にあり、かなり荒々しい内壁。

写真

荒々しくて格好いい。

写真

写真

ちなみに訪れたのは2026年1月1日の朝で、年始挨拶に使うための記念写真も撮影してみた。元旦から何をしているのかと突っ込まれそうだけど、この後、養老渓谷近くの大福山トレッキングの予定を入れており、前泊したホテルの近くにこの素掘りトンネル群があったので立ち寄ったという経緯。

写真

ヘッドライトで照らしてみた。
大きな岩がごろごろ転がっている。天井から崩落している可能性もある。

写真

両脇の壁と地面の間にも、剥がれ落ちたと思われる土が堆積していた。

写真

外の緑がトンネル開口部の形に切り取られたこの景色、久々に見るけどやっぱりとてもいいなあと思う。

写真

反対側の開口部はもっと美しい半円型だった。こちらも土が少し堆積してこんもりしている。

写真

ちょっとだけ埋もれかけた素掘りトンネルだ。


■小草畑第三隧道

写真

小草畑第二隧道からさらに進んでいく。
道を落ち葉がびっしりと埋め尽くしている。

写真

見えてきた・・・

写真

なにやら廃墟感のある廃トンネル。
他の方のレポートによるときのこ栽培が行われていたというが、確認はしていない。

写真

写真

パイプを縦横に組んでビニールで覆っていたようだが、びりびりに破れてしまっている。外から電線を引っ張ってきていたようだ。

写真

中はこんな感じ。
勇気をだして一歩入ってみた。

写真

地面は泥で、そこにびっしりと動物の足跡。
これだけの数があるということは、単に「動物が通った」というのではなく、この奥が住処になっている可能性もある気がする。

写真

天井から蛍光灯が等間隔でぶら下がっていた。
もともとは天井に固定されていたものがとれ、電線だけでつり下がった状態になっているのだろうか。

奥の開口部は見えず、かなり長さもあるようだが、水が溜まっていたのでこれ以上は入れなかった。

写真

以上。