2019年秋の台風による倒木・崖崩れで、素掘りトンネルに至る林道のいくつかが通行できなくなっています。小田代地区の素掘りトンネルもそのひとつ。ただトンネルなので出口は2つ。片側の道が通行できなくても道はもうひとつあるんです。
ということで、2020年8月時点での小田代地区の素掘りトンネルへの行き方を解説します。
まずは地図で。
小田代地区の素掘りトンネルは、養老渓谷の向山トンネル(通称:二階建てトンネル)を通過してさらに前進し、奥養老バンガロー村に向かうトンネル少し手前を左折したところにあります。
ただその道は2019年秋の台風による倒木・崖崩れで、2020年8月時点でも通行できない状況です。徒歩でなら倒木の山を乗り越えていけなくはないと思いますが、一年前より状況は悪化しており、崖崩れが進んでいる可能性もあります。
ちなみにこれが、途中で通行止めとなっている道の入り口です。少し進むと・・・
立ち入り禁止となっています。
折り重なるように大木が積みあがっています。
これらは道両脇の木ではなく、道路右手の切り立った崖上から落ちたと思われ、斜面には土砂崩れの跡があります。
「無理せず引き返しましょう」
養老渓谷と奥養老バンガロー村をつなぐ道まで戻り、トンネルをくぐります。
そして奥養老バンガロー村駐車場という看板がでているところまで来ます。
左折して、看板右側の道を入っていきます。
ここからの道は、下のYouTube動画を参考にしてください。
前半は未舗装のあぜ道のようなところ、途中で一度左折。
その後はさらに草が生い茂った道となり、それが突然終わり舗装道路が登場します。
ただその道もかなり荒れています。
最後、なだらかな坂を上ると、開口部がちょっとグロテスクでワイルドな素掘りトンネルとの対面です。
久しぶりに訪れた小田代地区の素掘りトンネル。
本当に味わいのある開口部です。
一年近く経ってもまだ道が復旧していなかったのでショックを受けましたが、反対側から来れて本当によかったです。
片側が通行止めで、この道も使われなくなっているはずですが、意外にもトンネル内は落ち葉ひとつなくきれいでした。
平衡感覚が狂いそうな斜めの地層。
どの角度から見ても素晴らしく、飽きることがないです。
問題は東側の開口部。
トンネル東側開口部の少し先にはかなり長い木が道に沿って倒れ横たわっています。
右側を見ると根っこごとごろり。
左側にも木やあと崖崩れで落ちてきたと思われる岩など。この先に通行止め個所があります。
外から見た東側の開口部。
ここも車・バイクで乗り越えるのは難しい状態です。
倒木の撤去ボランティアなどあれば参加したいところなのですが、おそらくここの場合、倒木よりも崖崩れが大きな課題となって復旧着手ができていないのかなと思います。
小田代地区の素掘りトンネルに向かう方は、この地図を参考にしていただけたらと思います。
道の状況については、こちらのYouTube動画を参考にしてください。
前半未舗装の道で、舗装されている道も落ち葉がかなり堆積していますので、特に路面がぬれている時などは十分にご注意ください。