サーフィンで知られる一宮町の内陸部にある素掘りトンネル。町道環状8号線上にあり内壁はモルタル吹付による補強もされているが、トンネル天井部からは水が染み出て内壁一部にはオレンジ色などの線も。東側開口部手前には倒壊した金属製の階段があり、トンネル上部には建物が見える。
概要
住所 | 千葉県長生郡一宮町一宮 |
全長 | ─ |
建設時期 | ─ |
駐車場 | ─ |
トイレ | ─ |
マップコード | 130 417 372*10 |
アクセス
圏央道・茂原長南ICから約13キロ/JR外房線上総一ノ宮駅から徒歩30分(2.3キロ)
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訪問レポート
後日作成します
千葉・一宮といえば、サーファーで賑わうビーチのイメージだが、素掘りトンネルがあるのはかなり内陸部に入ったところ。こんもりと木々が茂る低い山が伸び、その合間に水田や畑が広がるエリアだ。
上総一ノ宮駅方面から来る場合には、「町道環状八号線」をずっと南下してくるとトンネルに出る。途中には「洞底湖・高藤山」という標識があり、「高藤山」が指し示す道だ。高藤山は、その昔お城もあった小高い山とのこと。
きれいに舗装された道を進んでいくと、突然前方がうっすら暗くなっている場所に辿り着く。ここがトンネルだ。
漂う廃墟感。
トンネル手前に、朽ち果てた金属製の階段が倒れている。この階段はいったい?
トンネルの上を見上げると、木々の間に建物が見えた。
地図から見ても、あの建物につながる道はなく、おそらくこの階段はあの建物にあがるためのものだったのだろう。
建物が無人になり、階段も朽ち果てたのか。
Googleストリートビューで確認したところ、2014年3月時点ではまだ、階段は倒壊状態ではなかったようだ。
トンネルは、ポータル部分も内壁もモルタル吹付補強されている。
割と広くて照明も設置されていた。
一宮町の発注予定工事一覧の中に「トンネル点検業務委託」「トンネル長寿命化修繕計画策定業務委託」という項目もあり指名競争入札も行われるようなので、おそらくその二か所のトンネルのうち1つがここなのだろう。
道の脇には排水溝も掘られている。
壁面。
東側の開口部はちょっといびつな形になっている。
染み出た地下水などの影響なのか、紫っぽいグレーや鮮やかなオレンジ色のラインも入っている。
東側の出口の先の道はカーブを描いており、竹林が広がる。
外から見た東側開口部。
上はそれほどの厚みがなく、やはり竹林。
今までトンネル上部に登りたいと思ったことはそれほどないのだが、ここは階段の残骸があったせいか、登れないと思うと無性に登ってみたくなった。あの竹林から下を見下ろすとどんな風景なのだろう・・・
トンネル手前の切り通し部分の壁面。
これは自然のままのものなのか、人工の壁なのか、どっちなんだ???
廃墟感も楽しめるトンネルでした。
また通ることがあったら、トンネル上にあがるルートがないか、ちょっと調べてみよう。