房総半島素掘りトンネルナビ
房総半島素掘りトンネルナビ

房総半島に数多く残る「素掘りトンネル」。林道にひっそり佇むトンネルはまるで別世界へといざなう入り口のよう。素朴なトンネルの内壁には美しい地層も浮かび上がり、ツーリング目的地としても人気です。主要な素掘りトンネルへの行き方やおススメルートなどをご紹介します。

菩薩の素掘りのぞき穴(チバニアン隣/川廻しのトンネル)

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チバニアン(地磁気逆転期地層)の地層からすぐ、養老川のすぐ脇にある川廻しのトンネル。チバニアン観光の人のための駐車場に車・バイクを停め、徒歩で養老川まで下りてくると、途中に看板がある。トンネル自体はそれほど大きくなく、川も浅いので、長靴などを履いていれば入り口あたりまで入って中を見ることもできそう。くぐりぬけると田淵不動滝にでるとのこと。

小湊鐡道の月崎駅からは徒歩30分くらいの距離にあり、月崎トンネルや永昌寺トンネルを始めとする素掘りトンネル群からも近い。

概要

住所千葉県市原市田淵
全長
建設時期
駐車場
トイレ
マップコード130 123 870*74

アクセス

養老川と交差しあいながら南北に延びる県道81号を南下してくると、途中でチバニアンの標識が現れるのでそれに従ってビジターセンターがある駐車場に。駐車場からは少々歩く。チバニアンの少し手前に「菩薩の素掘りのぞき穴(国本層)」という案内がある。

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動画

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訪問レポート

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房総半島ツーリング途中、県道81号を南下していたところ「チバニアン」の看板を見かけ急遽お立ち寄り。ビジターセンターがある駐車場にバイクをとめたが、実はバイクならもっとチバニアン近くまで行ってしまってもよかった模様。

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仮設のガイダンス施設で、見学者に地磁気逆転の仕組みなどをわかりやすく解説する展示や映像があるそうなんだけど、残念ながらこの日は休館。

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周辺観光ガイドマップを見た後・・・

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かなり長い道を延々と下っていった。
こんなに土地も余っているんだから、もうちょい近くに駐車場作れなかったんだろうかと思うけど、それやると今度道の拡張が必要になってしまったのだろうな。

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そして蛇行する養老川のほとりまで辿り着くとここにあります、「菩薩の素掘りのぞき穴」が。
細い階段を下りていくと、養老川に合流する細い小川があり、すぐ右に・・・

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ぽっかりと穴が。

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大きさは、近くにいる人(今回ツーリングご一緒した野間さん)のサイズと比べてみてほしい。

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反対側までつながっている。
水の量も少ないので、長靴があればちょっとかがんでトンネル内を歩けなくはなさそうだけど、滑りやすそうではあり注意必要。

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堀跡くっきり!

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もう一度階段を上って、少し歩き、もうひとつの階段を下りて養老川へ。

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養老川、こんなに幅広い個所を見るのは初めてかも。

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12月で黄葉も。

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養老川が削り取った崖面に、丸い穴が無数に空いている。
ここがチバニアンという時代区分命名のきっかけになった「地磁気逆転」期の地層があるところなんだけど、詳しいことは全く分からず。そして当然だけど見てもわからず。

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「うーん、よくわからないけどチバニアンおめでとう」と言っていた人がいて、同感。

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もうひとつ大きな穴があったけど、作業している人もいて近付くことは控えたので、次回訪れた時にまた覗いてみたい。